マキバブラッシノキはオーストラリアが原産地の
フトモモ科に属する植物です。
フトモモ科の植物はほかに
メラレウカレボリューションゴールドやブラシノキなどがあります。
⇒メラレウカレボリューションゴールドの育て方は?
⇒ブラシノキの葉の特徴とは?
この記事ではマキバブラッシノキの特徴を
画像付きで解説していきたいと思います。
マキバブラッシノキ|葉の特徴
マキバブラッシノキの葉は緑色で
他の植物の葉と比べて堅いです。
葉の形は狭披針形(きょうひしんけい)です。
狭披針形というのは先が尖っているような感じで
全体的に狭い(長細い)ような形のことです。
まさに上記画像をご覧になっていただければ
「これが狭披針形なんだ」
とわかっていただけると思います。
それから葉のつき方は互生です。
互生とは互い違いに葉が枝につくことをいいます。
互生に属するものとして
マキバブラッシノキ以外にハマボウやモミジバフウ
などがあります。
⇒ハマボウの葉の特徴
⇒モミジバフウの画像集|カエデとの違いは?
それからマキバブラッシノキをモミモミもむと
独特の香りを感じます。
マキバブラッシノキ|木の特徴
常緑低木。
マキバブラッシノキは
オーストラリア原産の常緑小高木です。
それからマキバブラッシノキの樹皮は
縦に細長く剥離するのも特徴です。
ブラシノキの仲間なのですが、
マキバブラッシノキと違うところがあります。
ブラシノキは金宝樹ともいい、
雄しべの先に金色の小ちゃな玉が
くっついているように見えるのが特徴です。
ですが、マキバブラッシノキには
雄しべの先に金色のちっちゃな玉が
ありません。
これでマキバブラッシノキとブラシノキと
見分けがつきます。
⇒ブラシノキの葉の特徴とは?
マキバブラッシノキ|花と実の特徴
マキバブラッシノキの花が咲く時期は
5から6月です。
実がなる時期は10月頃です。
マキバブラッシノキの花は
て茎 、枝 に配列しているのが特徴です。
茎から見た花のつき方を花序といいます。
花序は無限花序と有限花序に分けられるます。
無限花序は下から上に向かって花が咲き進み
ラストに頂端の花 (頂花といいます ) が咲くものをいいます。
それから有限花序は頂花(茎の先端についている花)から咲きはじめ
上から下に向かって咲き進むものをいいます。
マキバブラッシノキは無限花序に属します。
無限花序はさらにいろいろ分かれていくのですが
マキバブラッシノキは穂状花序に属します。
穂状花序とは複数の花が稲穂のように咲き
柄はなくて花序軸にほぼ均等につくもののことです。
ここまでまとめるとマキバブラッシノキは
無限花序の穂状花序をつけます。
この姿がブラシの形に似ているので
ブラッシノキという名称がついています。
それから実は、木みたいに硬くて
楕円形です。
実を取って乾燥させると
パカっと開いて小さな種子が出てきます。
マキバブラッシノキ|育て方・増やし方
マキバブラッシノキは日当たりがよくて
水はけのよい土地を好みます。
乾燥には強いですが湿気には弱いです。
マキバブラッシノキを増やすとしたら
挿し木か種を植える方法が考えられます。
種から増やすなら
幹から球果をもぎとって乾燥させ、
種子をとり出しましょう。
土で覆わずに鉢に種をまきつけてください。