この記事ではムラサキツメクサの特徴を5つ挙げていきます。
目次
ムラサキツメクサ5つの特徴とは?
特徴(1)切ない由来の花言葉がある
ムラサキツメクサの花言葉は、
アイヌの伝説に由来しているのではないか?という説があります。
ではどんな伝説なのでしょう?
愛し合う青年と娘がいました。
ここまではどこにでもある話ですね。
でもここからが違います。
青年が乗っていた船が転覆してしまい
亡くなってしまったのです。
それって2023年時点の民法だったら特別失踪の論点になりますね。
民法30条2項です。
以下Wikipediaより引用
第30条
1.不在者の生死が7年間明らかでないときは、家庭裁判所は、利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。2.戦地に臨んだ者、沈没した船舶の中に在った者その他死亡の原因となるべき危難に遭遇した者の生死が、それぞれ、戦争が止んだ後、船舶が沈没した後又はその他の危難が去った後1年間明らかでないときも、前項と同様とする。
1年間、生死不明だったら危難が去った時点で死亡したものとみなされます。
なので現代だったら、ややこしい手続きが必要だったでしょう。
あ、どうでもいい話をしてしまいました。
すみません(苦笑)。
話を元に戻します。
彼女は青年の遺体を川で見つけ深い悲嘆に取り憑かれました。
なので1年間生死不明でもなかったようですね。
銅でもいい話ですが。
彼女は二人の絆を強めるために
自ら命を捧げる覚悟で身を投げ入れてしまったのです。
翌年から、彼女が身を投げ入れてしまった付近の
岸辺にはたくさんのムラサキツメクサが咲くようになったのです。
そんな切ない由来がムラサキツメクサの花言葉にはあるようです。
ムラサキツメクサの花言葉についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ムラサキツメクサの花言葉と由来
特徴(2)ハーブとして利用される
私は獣医師として犬猫にハーブを処方することがあります。
なのでハーブにはちょっと詳しいです。
⇒当ブログ管理人のプロフィール
ムラサキツメクサは世界中でハーブとしてよく使われています。
特に更年期の女性が感じる不快な症状を和らげたり、
痛みを軽くしたりするといわれています。
Trifolium pratense ムラサキツメクサ、レッド・クローバー アカツメクサの別名でも呼ばれる。ヨーロッパ 西アジア 北西アフリカ一帯を原産地とし、日本には牧草としてシロツメクサなどと一緒に明治以降に持ち込まれた。ハーブとしても利用され、女性の更年期症状を抑えるなどと言われる。 pic.twitter.com/AketzSOYEX
— 草木のこと (@herecomethewar1) December 25, 2018
どうしてそんな作用があるのでしょう?
理由としてはムラサキツメクサには、マメ科の植物に特有の
イソフラボンという成分が含まれていて
女性ホルモンのような働きがあるからです。
【レッドクローバー1】
マメ科/ムラサキツメクサ/アカツメクサ/多年草
イソフラボンを含み、主に女性のホルモンバランスを整えてくれるハーブ、レッドクローバー。更年期障害や生理痛の緩和に使えます。ただ、妊娠中の方、子供は避けたほうが良いと言われていますので気を付けましょう。 pic.twitter.com/Ju0xfgW0TL— ハーブティーいろは (@harb_iroha) February 20, 2019
イソフラボンはマメ科植物に良く含まれています。
有名どころは大豆です。
欧米の国では、大豆をあまり食べないようです。
そんなこともあってムラサキツメクサ(別名レッドクローバー)を
イソフラボンの重要な供給源として食べていたりするようです。
#アカツメクサ ・赤詰草。
薄紅の丸くて可愛らしい花。最近あまり見かけません。欧米では #レッドクローバー と呼ばれるハーブの一種で、お浸しにして食べるのだとか。葉だけでなく、花も食べるそうです(’-’*)♪あまり食べようと思わないけど、どんな味だろう…?【 #花言葉 】勤勉・実直 #花好き pic.twitter.com/9ZslBrgz1p
— じゅちょまる🐾 (@junko_maple) April 6, 2018
特徴(3)ピンク色で丸い形の花が咲く
ピンク色で丸い形の花を咲かせるというのは
ムラサキツメクサの花の特徴になります。
竹安が絵日記に書いてたGoogleレンズ❗️😄
良いなぁ~と思って調べてみたら、私のスマホでも使えた‼️😆
昨日の散歩で撮った、ピンクの丸いのはムラサキツメクサ、小さいのはユウゲショウ😊— ゆきzy (@szkykj84) May 5, 2020
中々こんな形の花ってないですよね。
たとえばシュロの木なんて黄色くて細かい花が咲きます。
上記画像の黄色い所の細かい1つ1つが花です。
ムラサキツメクサの花とはまったく形や大きさが違いますよね。
他にもマツバウンランだって花の色は薄い紫色ですし
形も丸っこくありませんね。
ネジバナにいたっては花の色はピンク色でも
ねじれながら花が咲いていますから
まったくムラサキツメクサとは違いますよね。
ただ、丸っこく見えているのは小花の集合体なのです。
小花が100個くらい集まって丸い花っぽく見えています。
今日の誕生花はアカツメクサ(別名ムラサキツメクサ)、花言葉は勤勉。マメ科多年草。ヨーロッパ原産。日本には明治初めに牧草や緑肥として渡来。花期は長く5~10月にかけて。赤紫色の花は小花が100前後も集まって形作られています。 pic.twitter.com/pis7vdJ5Xc
— 森寿康@森の長城1千km (@toshi_sumisyun) April 17, 2013
特徴(4)花期
ムラサキツメクサの花期(花が咲く時期)は5月から8月です。
結構長い期間、花が咲きますね。
🚴💨 🏡➡️👁️🏥#シロバナアカツメクサ
(#白花赤詰草)
多年草
ムラサキツメクサの白花品種。別名 #セッカツメクサ #雪華詰草 。花期は5〜8月#ムラサキツメクサ pic.twitter.com/Mg3pBbeBZi— 矢沢曖( 小満 蚕起食桑 5/21 – 5/25 ) (@yazawaai52th) July 12, 2019
特徴(5)葉っぱ
ムラサキツメクサの葉っぱが3つに分かれています。
それを「三つ葉」と呼びます。
そして3つの葉っぱを合わせると直径が15-30mmくらいになるんですけど、
1つの葉っぱの幅だけで考えると10㎜前後くらいです。
ムラサキツメクサ(三つ葉)、
バイカウツギ(白色の花) pic.twitter.com/MGmigBiiFm— せきさん (@sekiyama33) May 22, 2021
それからここがムラサキツメクサの葉っぱの特徴だと思うのですが、
それぞれの葉っぱの真ん中くらいに三日月形の
白い模様があります。
最後に
ムラサキツメクサは日本全国、どこでも見れる植物です。
南は沖縄、北は北海道まで
暑い場所でも寒い場所でも育つということ。
ということは丈夫で育てやすい植物だといえます。
どこでも見れる植物ですけど、
丸っこくてかわいらしいので
今度見つけたら、じっくり観察してみてくださいね。