この記事ではハマボウの葉の特徴について解説します。
ハマボウはアオイ科の植物です。
アオイ科の植物は他に
スイフヨウがあります。
⇒スイフヨウ育て方3つのポイント
ハマボウの葉の特徴について
葉の主な部分のことを葉身(ようしん)といいますが
ハマボウの葉身は長さが約4~5㎝で、幅が約4~5㎝です。
コチラの画像に赤枠内がハマボウの葉身です。
ハマボウの葉身は長さが約4~5㎝で、幅が約4~5㎝なので、
場合によっては長さ(縦幅)より幅(横幅)の方が広くなることがあるのが
葉の特徴の一つになっています。
それから葉身と茎をつなぐ部分を葉柄(ようへい)といいますが、
ハマボウの葉柄は1~2㎝くらいです。
こちらの画像の赤矢印の範囲がハマボウの葉柄です。
それからこちらの画像の赤線部分はハマボウの基部といいます。
葉の基部には形状から
・無柄(むへい)
・楔形(くさびがた)
・楯形(たてがた・じゅんけい)
・耳形(みみがた)
・箭形(せんけい)
・切形(せっけい)
・つきぬき形(つきぬきがた)
・矛形(ほこがた)
・心臓形(しんぞうけい)(ハート形とも)
・
などがありますが、
ハマボウの葉の基部は心臓形です。
ハマボウの葉脈の特徴
次に葉脈の特徴ですが、
上記画像をよく見ていてくださいね。
以下の赤線部分がハマボウの葉脈です。
葉脈というのは人間の体で例えたら血管のことです。
葉脈には
・網状脈
・平行脈
があり、
網状脈はさらに
・羽状脈
・三行脈
・掌状脈
に分けることができます。
葉身基部付近の1つから3本以上の葉脈が出ているものを三行脈といい
4本以上の葉脈が
放射線状に出ているものを掌状脈といいます。
で、ハマボウの葉脈は掌状脈です。
ハマボウの場合7本の掌状脈が出ると言われています。
葉の先は尖っています。
それから葉の縁にあるギザギザを鋸歯(きょし)といいます。
こちらの画像の部分が鋸歯の部分です。
植物の種類によって鋸歯があるものとないものがありますが
ハマボウの葉には鋸歯があります。
が鋸歯の役割にはいろいろあると言われています。
役割の一つとして光合成の効率をあげるために鋸歯があるのではないか、
と考えられています。
ちなみに鋸歯がないものを全縁(ぜんえん)といいます。
全縁の例としてヤマボウシを挙げることができます。
⇒ヤマボウシの画像と特徴について
ヤマボウシの葉はこちらです。
上記画像のようにヤマボウシの葉は全縁なので縁がツルツルしていますね。
ハマボウみたいに鋸歯ではありませんからね。
それからハマボウは互生です。
互生とは互い違いに葉が枝につくことをいいます。
互生の樹木は他にモミジバフウがあります。
⇒モミジバフウの画像集|カエデとの違いは?
クスノキも互生です。
⇒クスノキの特徴は?
ネジキの葉も互生です。
⇒ネジキという樹木の特徴は?画像とともに解説
それからハマボウの葉は他の落葉樹と比べて厚いのが特徴です。
それからハマボウの葉の両面には灰白色の星状毛があります。
特徴としてハマボウの場合、特に裏面に
星状毛が密生しています。
以上がハマボウの葉の特徴です。
参考にしていただけたらうれしく思います。