目次
ユキヤナギの葉の特徴を写真で徹底チェック

前回の記事では、
「ユキヤナギは庭に植えてはいけない?」
というテーマで、意外な注意点を紹介しました。
→ユキヤナギは庭に植えてはいけない?知らないと後悔する5つの理由
でも実は、ユキヤナギの葉に注目してみると・・・
これがまた魅力的なんです。

たとえば、細長くてシュッとした形。
それに、枝に交互についている
規則的な並び方(互生といいます)も印象的です。
写真で見比べてみると、
「えっ、こんなに特徴あったんだ!」と
驚いたかもしれません。
なかでも注目したいのが、
「狭披針形(きょうひしんけい)」
と呼ばれる葉のフォルム。
縁には小さな鋸歯(きょし)が並び、先端はキュッととがっています。

鋸歯というのは上記画像のように葉の縁のギザギザのことです。
上記画像はタチアオイの葉っぱですが、
気になった方はこちらの記事を参考にしてください。
→タチアオイと似た花一覧

話を元に戻します。
ユキヤナギの葉っぱは、
秋には紅葉してから落葉していくのですが、
その姿も美しく、
見どころ満載なんですよね。
というわけで今回は、ユキヤナギの葉にフォーカス!
まずは写真を交えながら、
以下の3つのポイントをわかりやすく解説していきます。
・葉のサイズや形といった基本データ
・枝に交互につく「互生」構造と葉柄の短さ
・ギザギザした縁と鋭くとがった先端の特徴
このあたりを押さえておくと、園芸や観察がもっと楽しくなるはずです!
葉の基本データ(サイズ・形状・鋸歯)

ユキヤナギの葉って、
じつは見た目以上にしっかり個性を持ってるんです。
一見シンプルなんですけど、
数字で見てもその特徴がハッキリしてます。

長さはだいたい2〜5cm。
幅は0.5〜1.2cmくらいの細身タイプ。

このサイズ感、街路樹や公園の植栽でも
ひときわ繊細な印象を与えますよね。

形は「狭披針形」。
狭披針形とは、
先に向かってシュッと細くなる葉の形のことです。
しかも縁には細かいギザギザ(鋸歯)がついていて、
写真で見るとそのディテールがよくわかります。
このあたりを押さえておけば、
「あ、これ雪柳(ユキヤナギ)だな」
ってすぐ気づけるようになりますよ。
長さ2〜5cm、幅0.5〜1.2cmの狭披針形
ユキヤナギの葉は、長さ2〜5cm、幅は0.5〜1.2cm程度。
全体として、かなりスリムな印象のある葉っぱです。
細長くて、ピンとした形をしているので、
他のバラ科の低木とはちょっと雰囲気が違いますよね。

この形が、花が終わったあとでも
植物としての美しさを引き立ててくれるんです。
園芸や公園で見かけたときに
「あれ、何の樹木かな?」と迷ったら、
まずこのサイズ感をチェックしてみてください。
案外、この長さと形だけで
ユキヤナギかどうかがわかることもあるんですよ。
互生(交互に生える)構造と葉柄の短さ

ユキヤナギの葉は、
枝に対して交互に並ぶ「互生」タイプ。

互生って何?って気になった方は
こちらで解説してますので、ご覧ください。
→互生とは?【葉の付き方分類】
話を元に戻しますが、
互生かどうかってユキヤナギかどうか、
見分けるときの重要なポイントです。
しかも葉柄がとても短いので、
葉が枝にピタッとくっついて見えるんですよね。
全体的に、密に生えているような印象を受けるはずです。

葉柄って何?って気になった方はこちらで解説しています。
→葉柄とはどの部分なのか?画像を使ってわかりやすく解説
話を戻します。
植栽されたユキヤナギを遠目で見たとき、
葉の配置がリズミカルに感じるのは
ユキヤナギの葉の付き方が
互生のおかげなんです。
樹木としてのバランスも美しく見える
理由のひとつになっています。
ユキヤナギの葉っぱの特徴を知っていると、
他の植物と見分けやすくなりますよ。
先端は鋭く、縁に小さな鋸歯が特徴

ユキヤナギの葉、先端がキュッと尖ってるんです。
そして葉のふちには、
小さなギザギザ模様=鋸歯がしっかり入ってます。
「ギザギザなんてあったかな?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、よく見るとちゃんとあります。
画像や写真で拡大してみると、
むしろそこがいちばんユキヤナギっぽさの
出る部分だったりします。

この特徴のおかげで、
たとえば似たような白い花を咲かせる
コデマリなんかとも簡単に見分けがつくんです。
項目 | ユキヤナギ(雪柳) | コデマリ(小手毬) |
---|---|---|
分類 | バラ科・落葉低木 | バラ科・落葉低木 |
葉の形 | 狭披針形(細長くて先が尖る) | 広楕円形または卵形 |
葉のサイズ | 長さ2〜5cm・幅0.5〜1.2cm | 長さ2〜6cm・幅1〜3cm程度 |
葉の縁 | 細かい鋸歯あり | 鈍い鋸歯または全縁 |
葉の並び方 | 互生(交互に生える) | 互生(交互に生える) |
葉の質感 | やや硬めで表面に光沢あり | やわらかくマットな質感 |
花の時期 | 3〜4月に白い花が咲く | 4〜5月に白い花が咲く |
観察するときは、
ぜひ葉の縁と先端を注目してみてくださいね。
季節ごとの葉の変化と写真解説
ユキヤナギの葉って、
季節によって表情がガラッと変わるんです。
春・夏・秋・冬、
それぞれに違った魅力があるってご存じでしたか?
というのも、ユキヤナギは落葉性の低木。
季節の移ろいにあわせて、新芽から紅葉、
そして落葉へと葉の姿が変わっていきます。
見た目の変化だけじゃなく、
園芸や剪定のタイミングを知るうえでも
この流れは超重要なんですよね。
ここでは、春の新芽から冬の落葉まで、
以下の4つを詳しく解説していきます。
・春(新芽〜展葉期)の特徴と色味
・夏(深緑期):葉色・葉姿の見どころ
・秋(紅葉・黄葉)の傾向と美しさ
・冬(落葉後)の様子と翌年への準備
季節ごとの葉の変化、
しっかりチェックしておきましょう!
春(新芽〜展葉期)の特徴と色味

春のユキヤナギは、ほんとうに可憐。
葉が芽吹きはじめる頃、
やわらかな黄緑色がぱっと広がるんです。
葉のかたちは狭披針形。
長さは2〜5cmくらいで、
細くてスッとしたフォルムが印象的。
ちょうどこの時期に白い花も咲くので、
花と葉が一緒に楽しめるのもポイントなんですよね。
新芽の頃の写真を見ると、
葉の鋸歯や葉柄の短さもはっきり確認できます。
「これが雪柳(ユキヤナギ)なんだ…」と、
あらためて感じる方もいるかもしれませんね。
夏(深緑期):葉色・葉姿の見どころ

夏になると、ユキヤナギの葉はグッと色が濃くなります。
深い緑に変わって、見た目もしっかりしてきます。
公園や植栽された場所では、
この深緑の存在感が映えるんですよね。
葉脈もくっきりしてきて、
葉の構造がより分かりやすくなります。
とくに黄金葉やフジノピンキーといった品種は、
この時期に違いが出やすいんです。
→ユキヤナギ(雪柳) フジノピンキー(ピンク) 苗木 樹高70cm
観察や写真撮影にもぴったりの季節なので、
画像で記録しておくと面白いですよ。
秋(紅葉・黄葉)の傾向と美しさ

秋になると、ユキヤナギの葉がぐっと色づきます。
紅葉や黄葉のグラデーションが枝いっぱいに広がって、
まさに見ごろです。
白い花で印象づけられることが多いユキヤナギですが、
実はこの紅葉シーズンも見逃せません。
品種によっては、
黄金葉が深みを増して
別の樹木のように見えることも。
公園で見かけたら、
ぜひ近づいて観察してみてください。
紅葉前の色づき始めも、
写真映えしておすすめです!
冬(落葉後)の様子と翌年への準備

冬には、ユキヤナギは
すっかり葉を落として落葉樹の姿に。
ちょっと寂しげですが、
この時期にこそやっておきたいのが剪定です。
枝ぶりがよく見えるので、
剪定にはまさにベストタイミング。
余分な枝を切って風通しをよくしておけば、
春の開花や葉の展開がグッとよくなるんです。
「冬って何もすることなさそう…」と
思っている方もいるかもしれませんが、
実は、来年のユキヤナギのための
準備期間なんですよ。
写真で見るユキヤナギ葉の病害虫サイン

ユキヤナギの葉って、
実は病害虫の被害を受けやすいんです。
葉っぱの様子をじっくり観察すれば、
そのサインが見えてきますよ。
というのも、ユキヤナギはバラ科の落葉低木。
虫や病気に弱いタイミングがあって、
放っておくと紅葉が汚れたり、
葉がポロポロ落ちちゃうこともあるんです。
そこでここでは、よくある「3つのトラブル」
について紹介していきますね。
・アブラムシによる葉の縮れや黄変
・カイガラムシやワタフキタイプの発生とその対処法
・白い粉や黒カビが出る病気(うどんこ病など)の見分け方
どれも早めに気づけば、対処はできます。
アブラムシ被害の実例と症状(縮れ・黄変)
ユキヤナギの葉が縮れたり黄色っぽくなってたら、
アブラムシの仕業かもしれません。
ユキヤナギアブラムシの産仔(BGM付)。
アブラムシはミジンコと同様に子供を産みます。
そして、共に親子愛といったものは無いようにみえます…。
動画の中でお母さんアブラムシは、産み落とす場所にまったくの無頓着です。(^^;
その子供も、まったく気にしていない様子。素晴らしい(笑)。 pic.twitter.com/Cbzi3gv948— ごうぎ しげる🔬 (@sgougi) June 7, 2018
とくに春〜初夏にかけては要注意です。
この虫、小さくて緑色っぽい体で
葉の裏にびっしりついてることが多いんですよね…。
吸汁されると葉がチリチリに縮んで、
早ければ落葉することもあります。
「なんか葉の縁がくるんとしてる…」なんてときは、
裏を見てみてください。
対策としては、
見つけたら早めに取り除くのが大事です。
軽い症状なら手で落とすだけでもOK。
放置すると繁殖しやすいので、
園芸用の殺虫剤を使うのもアリですよ。
カイガラムシ・ワタフキタイプの発生と対策
葉や枝に、白い綿みたいなのがついてたら要注意。
それ、ワタフキカイガラムシかもしれません。
何だこりゃ。湖畔のユキヤナギの一本にびっしりと。カイガラムシですかねえ…? pic.twitter.com/HLIpP9qhnb
— 飯島明子 💉×9😷 (@a_iijimaa1) May 30, 2021
この害虫、見た目はふわふわしてて
可愛く見えるんですが、
実はかなり厄介なんです。
放っておくと葉が黄変したり、
樹木全体が元気をなくすこともあります。
「白い粉っぽいものがついてるけど…まあいっか」
と思ってたら大間違い。
対策としては、まず歯ブラシや
綿棒などでこすり取ってみてください。
それでも残るようなら、
アルコールや園芸用スプレーの出番です。
広がる前に動く。それが肝心です。
うどんこ病・褐点病・すすかび病の見分け方
ユキヤナギの葉に白い粉…これ、
うどんこ病のサインかもしれません。
ユキヤナギ、うどんこ病とやらにかかってしまって、母上に引っこ抜いてほしいといわれたが可哀想だと思ったので、散髪して、これから薬塗る。
散髪下手でごめんね。 pic.twitter.com/k5e9Un4gGF
— きたろう(27)/M:tG/ボドゲ/日暮里&水道橋 (@wizard_of_tokyo) July 21, 2020
見たことありませんか?
まるで薄く粉砂糖をふったような見た目のやつです。
うどんこ病は、
湿気が多かったり風通しが悪いと出やすいんです。
放っておくと葉が変色して、
最悪落葉してしまうことも。
一方、褐点病は
葉に茶色いシミのような斑点ができ、
すすかび病は黒ずんだカビのような汚れが特徴です。
これらの病気は、
見た目が違うので写真で見分けるのがいちばん。
発見したら、
まずはその葉を取り除いて焼却。
剪定で風通しを良くしたり、
殺菌剤を使うと予防にもなります。
品種別に比べるユキヤナギの葉の違い

ユキヤナギといっても、
じつは品種によって葉の印象がけっこう違うんです。
葉の色味や形にはそれぞれ個性があって、
見分けられるようになると
園芸もグッと楽しくなりますよ。
とくに「本種」「黄金葉(Ougon)」「フジノピンキー」
などの品種は、葉の特徴がわかりやすく現れています。
日当たりや気温、季節によっても
微妙に色や様子が変化するので、
観察するだけでも新しい発見があるかもしれません。
以下で、それぞれの品種の葉の違いを
具体的に解説していきますね。
本種の葉:スタンダードな色・形

一般的なユキヤナギの葉は、
細長くてすっきりしたフォルム。
長さは2〜5cmほどで、
幅は約0.5〜1.2cmの狭披針形という形なんです。
縁には小さなギザギザ(鋸歯)があり、
先端はきゅっと尖っています。
春の開花時期はもちろん、
夏の深緑期や秋の紅葉も楽しめる定番タイプです。
「まずは基本を押さえたい」という方には、
本種の植栽が一番おすすめかもしれませんね。
黄金葉(Ougonなど):黄色→緑への色変化
黄金葉系のユキヤナギは、
その名のとおり黄色い葉が魅力なんです。
夕日に映える黄金葉ユキヤナギ pic.twitter.com/sZrn3792WM
— エリー (@ellie_witch) March 25, 2018
新芽の時期は明るい黄金色で、
日陰の場所でもぱっと映える存在になります。
成長とともに葉色は徐々に緑がかっていきますが、
そのグラデーションがまたきれい。
紅葉の時期にはさらに別の色味が出てくるので、
1年中、葉だけでも見ごたえがありますよ。
「花より葉の変化を楽しみたい」なんて方には、
この品種がぴったりかもしれません。
フジノピンキー系の葉と花のバランス
フジノピンキーは、
ピンク色の花とセットで注目されがちですが、
実は葉も特徴的なんです。
買ってきたユキヤナギ フジノピンキー咲いてた(・ω・) pic.twitter.com/1N5CeveS
— かず (@_x_kazk_x_) January 11, 2012
やや幅が広めで、色味も他の品種より濃く、
花とのコントラストが映えるんですよね。
白い花が定番のユキヤナギの中で、
ピンク系の花としっかり調和する葉のバランスは貴重です。
公園の花壇などで植栽されていることもあり、
「ちょっと変わったユキヤナギが見たい」
という方にもおすすめです。
品種ごとに葉の違いを楽しめるのは、
園芸植物ならではの魅力かもしれませんね。
葉から読み解くユキヤナギの生態・分類

ユキヤナギの“葉”をじっくり観察していくと、
その生態や分類の手がかりが見えてきます。
ただの低木だと思っていたのに、細部を知ると、
意外と奥が深い植物なんです。
どうしてそんな特徴があるのか?
それは、ユキヤナギが生きてきた環境や
進化の歴史が葉に刻まれているから。
葉のつき方や毛の有無、
落葉性など…意外と「学術的」なポイントも多いんですよね。
以下では、そんな葉の特徴から読み取れる
ユキヤナギの「生態」と「分類」の視点を紹介します。
・互生と葉脈・毛(トリコーム)の有無
・落葉する性質と下枝形成の関係
・学名由来とシーボルト・ツンベルクとの関係
互生と葉脈・毛(トリコーム)の有無

ユキヤナギの葉は「互生」と呼ばれる配置で、
枝に交互に並んでいます。
この並び方、パッと見では気づかないけど、
じつは分類上かなり重要なんです。
さらに注目したいのが、葉の表面。
よく見ると、葉脈がはっきり浮き出ていたり、
細かい毛(トリコーム)が生えていたりします。
これが、バラ科の植物としての共通点なんですよね。
園芸や観察をしていて
「ん?この葉ちょっと違うかも…」と思ったとき。
互生や毛の有無を見れば、
似たような他の植物と見分けがつくはずです。
落葉する性質と下枝形成の関係

ユキヤナギは落葉性の低木で、秋には紅葉して葉を落とします。
この性質、じつは枝の生え方とも関係が深いんです。
葉を落とすことで、
下枝にしっかり光が当たるようになるんですね。
その結果、地際の枝にも葉や芽がつきやすくなり、
株全体がこんもりと育ちます。
いわば「自然な剪定」みたいな働きがあるんですよ。
だからこそ、公園や道路沿いの植栽でも、
バランスよく美しく見えるわけです。
落葉のサイクルが、
ユキヤナギの樹形美を作っているとも言えますね。
学名由来とシーボルト・ツンベルクとの関係

ユキヤナギの学名は Spiraea thunbergii。
この「ツンベルギー」は、
スウェーデンの植物学者・ツンベルクにちなんでいます。
実はこの植物、江戸時代に来日したツンベルクや、
その後のシーボルトらによってヨーロッパに紹介されました。
西洋から見た雪のような白い花の美しさが、
学術的な注目を集めたんですね。
学名って、ただのラテン語じゃないんです。
ユキヤナギが「どんな人に見出されたか」
というストーリーも含まれているんですよ。
初心者向け!葉を守る育て方と注意点

ユキヤナギの葉を健康に保つには、日頃のケアが鍵になります。
剪定・水やり・肥料・害虫対策などを意識するだけで、
病害が減り落葉の不安も軽減できますよ。
なぜなら、ユキヤナギは落葉性低木でありながら、
密生すると病害虫が付きやすく、
開花や紅葉にも影響しやすいからです。
つまり、剪定で風通しを良くしたり、
水や肥料のタイミングを押さえたりするだけで、
葉の状態がグンと安定するんです。
以下では、
・剪定で風通しを保ち、病気予防
・水やり・肥料のタイミングによる葉の健全化
・葉枯れ・葉縁巻きダニ類の診断&対処法
について詳しく解説します。
以下で詳しく解説します。
剪定で風通しを保ち、病気予防
結論からいうと、花後すぐの剪定が
ユキヤナギの葉を守る近道です。
本日は休園日!
先日、お花が終わったユキヤナギの剪定を行いました!
池の周辺ですので、透かすように花ガラを摘んでおります。 pic.twitter.com/houw0axLWl
— 大仙公園日本庭園 (@daisenteien) April 28, 2025
剪定せずに枝が密集すると、
風通しが悪くなってうどんこ病や
アブラムシが発生しやすくなります。
特にバラ科らしい白い花が散ったあと、
5月の剪定で古枝を落とすのは効果的です。
実際、公園や植栽管理では花の後すぐ剪定していることが多く、
そのおかげで花付きも葉の状態も良好です。
剪定後は風通しも日当たりもUPして、
「次の落葉→開花→葉展開」につながりやすくなりますよ。
つまり剪定は見た目だけでなく、
葉の健康を守る大事なプロセスです。
水やり・肥料のタイミングによる葉の健全化
ユキヤナギの葉を健やかに育てるには、
正しい水やりと肥料がポイントです。
🏠
ニット着て外出したら暑すぎてあわあわなってた;´-д-)ノ。∵☀水やり中のユキヤナギ❁⃘とっても綺麗なのでお写真撮らせていただきました( •̤ᴗ•̤ ) pic.twitter.com/vIxEoVawfu
— Yoshimi (͒ ᴖ ·̫ ᴖ⸝⸝ )͒ (@csfykmp39_happy) March 22, 2023
植え付け後に根が張るまでは
乾かさないようにたっぷり水を与え、
以降は極端に乾燥する夏以外は
自然の降雨に任せても大丈夫。
肥料成分は、1~2月の寒肥、
5月の花後お礼肥に緩効性化成肥料や有機肥を施すと、
葉も花も元気になります。
「水やり多いかも…」と思う方もいるかもしれませんが、
そのタイミングさえ守れば葉の黄変や落葉を予防できます。
定期的なケアが樹木の自然な健全サイクルを後押ししてくれますよ。
葉枯れ・葉縁巻きダニ類(フシダニなど)の診断&対処法
ユキヤナギの葉に異常なカールや
縁巻きが出ているときは、
ダニ類の影響かもしれません。
フシダニ(葉縁巻きダニ)が寄生すると、
葉の縁が巻いて黄色く変色することがあります。
またハダニは光合成を妨げ、
葉色が霞んでしまうこともあります。
軽度であれば、葉裏に水をかけたり、
セロハンテープで取り除いたりする方法が効果的です。
重度の場合はダニ用薬剤
(例:コロマイト乳剤や別の微生物由来殺ダニ剤)
を参考にしてください
早めの対処が、葉枯れや落葉を防ぐカギなんです。
まとめ:ユキヤナギ 葉の特徴を写真で理解しよう

ユキヤナギの葉は、
形・大きさ・色の変化から病害虫・品種・生態
まで深く読み取れるんです。
最初は「ただの白い花をつける低木」
かもしれませんが、写真付きで観察すると、
その奥深さに驚く方もきっといるでしょう。
というのも、葉の長さや形(狭披針形)、
互生の並び方、紅葉や黄葉、落葉といった季節変化は、
公園植栽や自生場所でも重要な識別ポイントだからです。
さらに剪定のタイミングや病害虫対応まで含めて、
葉の状態を理解することで、
園芸の失敗が減り、品種(黄金葉・フジノピンキー)
選びにも自信が持てます。
本記事では以下をじっくり紹介してきました。
・葉の基本データ(cmや形、鋸歯など)
・春〜冬までの色や姿の変化
・病害虫サインの見分け方や初心者向けケア
・品種別・生態的分類の視点を含めた解説
画像を活用しながらこれらを把握することで、
あなたのユキヤナギ観察や園芸はもっと楽しく、
効果的になるはずです。
ぜひ「写真で見る」というポイントを軸に、
葉の一枚一枚に注目してみてくださいね。