ブナ科

シラカシ7つの特徴

シラカシ




今回の記事ではシラカシの特徴を7つご紹介します。

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シラカシの特徴(1)名前の由来

シラカシ

シラカシという名前の由来ですが、シラカシを漢字で書くと『白樫』となります。
白色の樫(カシ)ということです。

「ということはシラカシは白色の葉っぱなのかな?」
と思う方もいるかもしれませんが、違います。
しかも樹皮も黒いです。

「じゃ、どこが白いの?」
って思った方もいるかもしれませんね。

シラカシで白いのは材木です。
加工して材木にすると白色をしているのでシラカシといいます。
逆に樹皮の部分は黒いためクロカシという別名もあります。

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シラカシの特徴(2)葉や花

シラカシの葉の特徴

シラカシ

まずシラカシの葉っぱの特徴は常緑樹だってことです。
常緑樹というのは冬になっても葉っぱが枯れて落ちないし
秋になっても紅葉しないしといった感じで一年中、緑色の葉っぱが
木の枝にしっかりと存在している樹木のことです。

常緑樹と反対の概念が落葉樹です。
落葉樹はたいてい冬になったら葉っぱが枯れて落葉する樹木のことです。
なので落葉樹だと冬になったら葉っぱがない枝だけの樹木になるのが特徴です。

ハナミズキ

ちなみに落葉樹の代表例がハナミズキです。

で、シラカシは常緑樹なので
一年中緑色の葉っぱを見ることができます。

またシラカシは冬になっても葉っぱが落ちないため
葉っぱの掃除をする必要がありません。
そのため自宅の庭でシラカシを育てる方も多いですね。
それこそ生垣になったり家の中を見られないように目隠しになるのに
落ち葉の掃除が必要ないということでシラカシはメリットの多い樹木だといえます。

シラカシ

それから

シラカシの葉っぱは

・細長い
・光沢がある
・硬い
・先端は尖っている
・長さは10㎝前後
・幅は3cm~4cmくらい

という特徴があります。

アジサイ

たとえばアジサイの葉っぱはシラカシの葉っぱと比べたら幅広いですし
光沢はありません。

朧月(おぼろ月)

朧月(おぼろ月)なんて肉厚で白っぽい色の葉っぱで
シラカシの葉っぱとはまったく違いますね。

ムラサキカタバミ

あとはムラサキカタバミの葉っぱを見ると
シラカシの葉っぱよりも柔らかそうですよね。

アメリカンブルー

それからアメリカンブルーの葉っぱの先端はシラカシの葉っぱよりも
丸っこいと思います。

シラカシ

こうやってみていくとシラカシの葉っぱっていかに細長くて光沢があるか
また硬そうか先端が尖っているかよくわかると思います。

ウバメガシウバメガシ

また同じ樫の仲間にウバメガシがいますが、
ウバメガシってシラカシと比べて葉っぱの数が多いし
楕円形の形をしているし丸みがあるし、
長さも5㎝前後で小さいため
簡単に見分けがつきます。

シラカシの花の特徴

シラカシも花は咲きます。
雌雄同株でかつ、雌雄異花(単性花)です。

雌雄同株ってどういう意味でしょう?

花には

・両性花
・単性花(雌雄異花とも)

の2種類があります。

アジサイ(額咲き)

両性花(りょうせいばな)というのは『1つの花の中に雄しべと雌しべの両方が存在しているタイプ』の花のことです。
代表例としてはアジサイがあります。

アネモネのがく片と雄しべと雌しべの画像

他にもアネモネも両性花です。

これに対して単性花(たんせいばな)とは
1つの花の中に雄しべしかない、あるいは雌しべしかない
タイプの花のことをいいます。

単性花と両性花の違い

・両性花は1つの花の中に雄しべも雌しべもある
・単性花は1つの花の中に雄しべしかない、あるいは雌しべしかない

です。

で、シラカシの花は単性花なので
1つの花の中に雄しべしかないか、あるいは雌しべしかないか
どちらかしか存在しないという特徴があります。

そしてシラカシは雌雄同株なのですが、
雌雄同株というのは1本の木において雌の花と雄の花が両方とも存在するものをいいます。
つまり雌雄同株というのは両性花でなく(両性花だったら同じ株に雄しべと雌しべがあるのは当たり前)
単性花のタイプなのに1つの木に雄花も雌花もどちらも存在しているものをいいます。
雌雄同株の代表例がシラカシです。

またシラカシの花は4~5月に咲きます。
シラカシの花の特徴は小さいし
明らかな花の形をしていないので花が咲いても見落としやすいという特徴があります。

ランタナ

たとえばランタナだったら一瞬で「これが花だ」てわかるじゃないですか。

でも上記画像はシラカシの雄花ですけど、
「どれが花何だろう?」って思いませんか?
こんな感じでシラカシは雌雄同株の単性花という特徴があるものの
花の形が花っぽくないので見落とされやすいです。

ちなみに

シラカシの花が咲く場所は同じ株であっても

・雄花は枝の下側、葉っぱの下から垂れ下がるようにして咲く
・雌花は枝先に垂れ下がらずに咲く

という違いがあります。

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シラカシの特徴(3)生育場所

シラカシ

シラカシは日当たりのよい場所で育ちます。
ちょっとの日陰だったら大丈夫かもしれませんが
できるだけ日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。

とはいえ耐寒性はカシ類の中でも強いほうなので
日本だったら福島県よりも西側で自生しています。
具体的には福島県から西である関東や関西、四国、九州などで自生しています。

金木犀

ここは以前解説した金木犀と似ている気がします。
金木犀のあの独特の香りって北海道では嗅げないそうです。

彼岸花 言い伝え

シラカシは金木犀みたいに強い匂いがないし
彼岸花みたいに姿かたちが目立たないため
「シラカシって北海道では見かけないのかな?」
みたいな話にはならないと思います。
存在感が薄いというとトゲがある言い方になってしまいますが・・・。

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シラカシの特徴(4)病気や寒さ

シラカシ

結論から。
シラカシは病気や寒さに強いといわれています。
寒さについては先ほど解説しましたね。

先ほど解説したようにシラカシは福島県より西で自生しているわけですが
耐寒性の強さから福島県よりもっと東にある岩手県でも見ることができます。

またシラカシは病害虫の被害も受けにくいといわれています。
だから病害虫によってシラカシの葉っぱが全滅するという
確率は低いでしょう。

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シラカシの特徴(5)どんぐり

シラカシ

シラカシはドングリができる木です。
ドングリは専門用語で『堅果』といわれます。

ドングリはいつか地面に落ちます。
落ちたドングリは発芽して子孫が増えるのですが、
面白いことにネズミなどの動物は食糧確保目的なのか
地面に埋めて貯蔵するという性質があるようです。

その結果、地面に埋まったドングリは時間とともに発芽し子孫が増えていくという
面白い特徴があります。

また、ネズミたちは地面に落ちたドングリは近くの地面に埋めるだけでなく
別の場所に運んでくれることで
別の場所でシラカシが増えていくこともあります。

そんなこともあって
人間が意図的に植えてないのに
勝手に生えているシラカシを森林などで見かけることもあります。

先ほど解説したようにシラカシは雌雄同株で単性花です。
ドングリは雌花からできます。
大きさは直径で2㎝前後です。
夏の終わりからドングリはでき始めます。

それからシラカシのどんぐりは
殻斗という帽子みたいなところに横向きの縞模様が7本前後できるのが特徴です。

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シラカシの特徴(6)子供も楽しめる

シラカシ

シラカシはカブトムシがよく樹液を吸っているクヌギとかコナラと
かなり性質が似ている樹木です。
なので、シラカシの樹液もカブトムシやクワガタが吸ってくれます。

そんなことから夏の早朝、
シラカシの樹液に集まったカブトムシやクワガタを
捕まえる子供もいたりします。

あとは先ほど解説したようにシラカシの葉っぱって硬くて光沢があるので
シラカシの葉っぱを使ってカブトムシを作ったりして遊んだりもできます。

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シラカシの特徴(7)植栽用途

シラカシは

・緑化目的
・生垣(家の中が見られないようにもできる)
・庭の見た目をよくするため
・防風、防火、防塵

などの目的で植えられたりします。

またシラカシは20mくらいの大きさにまで育ちますし
葉っぱも一年中生えていますから
家の中や庭に直射日光が当たりにくくなります。
結果、家の中や庭の感想を防ぎ防火目的になり家を守るという役割を
シラカシは果たしていたりします。
また、シラカシは樹木であり葉っぱも一年中生えていることから
風が家の中に入ってくるのも防ぎます(防風)。

当然、風を防げれば防塵にもなりますよね。

以上、今回の記事ではシラカシの特徴について解説しました。

続いてシラカシにドングリができるまでどれくらいかかるのか?
記事にしてみました。