前回の記事ではナガミヒナゲシをどうして駆除しないといけないのか?
解説しました。
⇒ナガミヒナゲシはなぜ駆除しないといけないの?
ナガミヒナゲシってオレンジ色のきれいな花を咲かせるのに
駆除の対象になるって不思議な話ですね。
また、ナガミヒナゲシは有毒植物だという話があります。
ちなみにナガミヒナゲシが駆除の対象になるのは有毒植物だからではありませんよ。
別の理由があります。
⇒ナガミヒナゲシはなぜ駆除しないといけないの?
ではここからが本題です。
ナガミヒナゲシは本当に有毒植物なのでしょうか?
以下、説明します。
ナガミヒナゲシに毒はある?
ナガミヒナゲシはケシ科の植物です。
「ケシ科!?もしかして怪しい植物なんじゃないの?」
と思った方もいるかもしれません。
でも、あなたが日本に住んでいるなら
4月に道端を歩いていたら、上記画像のようなナガミヒナゲシの花を
たくさん見かけるのではないでしょうか?
もし「そうかな?」と思っても
この記事を読んだ後で、しかも4月なら
ナガミヒナゲシの花を見かけると思いますよ。
ただ、都会で植物が存在する場所を普段歩かないなら
ナガミヒナゲシを見かけることもないでしょうけど。
話をもとに戻します。
とにかくナガミヒナゲシはそこら中に存在する植物です。
もし違法な植物なら
そこら中に存在するわけがありませんよね。
ナガミヒナゲシは違法な植物ではありませんから安心してください。
ただ違法な植物ではなくても毒があるかもしれません。
実際、ナガミヒナゲシに毒が含まれています。
ではどんな毒が含まれているのでしょう?
結論として、ナガミヒナゲシにはアルカロイド性の有毒物質が含まれています。
植物に存在する毒の多くはアルカロイドです。
ではナガミヒナゲシのどこにアルカロイドが含まれているのでしょう?
ナガミヒナゲシの茎の部分を傷つけてみると、白い乳液が流れて気います。
その乳液にアルカロイドが含まれています。
では白い乳液上のアルカロイドを触ると
私たちにどんな有害なことが起こるのでしょう?
多くは手がかぶれるなどの悪影響です。
どうして人間の手がかぶれるような白い乳液(アルカロイド)が含まれているのでしょう?
動物などがナガミヒナゲシを食べようとしたときに
手がかぶれるほどの毒があれば、その動物は食べるのをあきらめますよね。
こうやってナガミヒナゲシは勢力を拡大していき
そこら中に存在する植物になったんですね。
最後にまとめますと、ナガミヒナゲシに存在する毒はアルカロイドです。
茎などを傷つけた時に出てくる白い乳液がアルカロイドです。
もし人間が素手で白い乳液を触ると手がかぶれるなどの被害が出ることがあるので
間違ってもナガミヒナゲシの茎を折るなどの行為はしないように十分気をつけてください。
続いてナガミヒナゲシの花言葉について解説します。
⇒ナガミヒナゲシの花言葉と由来