シラカシにどんぐりができるのに何年かかるのでしょうか?
その前にまずどんぐりとは何か?知っていますか?
どんぐりとはブナ科のコナラに属する木にできる果実のことです。
上記画像でいうと、赤い円の中に入っているのが
シラカシにできたどんぐりです。
シラカシはコナラ属です。
だからシラカシに『どんぐり』はできます。
他にもコナラもどんぐりができます。
⇒コナラの木の特徴は?樹皮の特徴についても解説
それから『どんぐり』という単語は子供でも知っていますが
専門的には『どんぐり』のことを『堅果』と言います。
『堅果』は『けんか』と読みます。
『けんか』といっても『ケンカ』ではありません(苦笑)。
それから『どんぐり』を包んでいるお椀状のものを
『殻斗』といいます。
殻斗は『かくと』と読み、
『ぼうし』とか『はかま』という別名もあります。
ちなみにこれが栗ならイガイガの部分が『殻斗』に
当てはまります。
シラカシのどんぐりを発芽させる方法
シラカシにどんぐりができるまでに何年かかるか?
理解するために、どんぐりをどうやって発芽させるか?
知っておきましょう。
どんぐりが発芽しないと木になりません。
木にならないとどんぐりができませんからね。
まずシラカシにできたどんぐりを集めましょう。
で、どんぐりは乾燥がダメです。
乾かないように霧吹きなどで湿らせた砂とどんぐりを混ぜて
置いておきましょう。
そして春になったら、湿っているどんぐりを植えてください。
とにかくどんぐりは乾いていると、
発芽しにくいのでご注意くださいね。
どんぐりが発芽してシラカシが成長しさらにどんぐりができるのに何年かかる?
シラカシからどんぐりをゲットした。
そして春になり、どんぐりを植えた。
そして発芽した。
どれくらいで木になりどんぐりができると思います?
これは載っている本によって様々ですね。
ある本は20年くらいかかってどんぐりができるって書いてますし
ある本によると5年程度でどんぐりができるって言ってます。
結局のところ、シラカシのどんぐりを植えて
発芽し、再度どんぐりができるまで何年かかるか?は
どんな環境に存在するか?にかかっているんだと思います。
すごく乾燥している環境は
シラカシにとって苦痛なので
発育が遅れますから、どんぐりができるまで
20年くらいかかってもおかしくないのではないでしょうか。
逆に適度な湿気がある環境なら
もっと早くシラカシのどんぐりができるんだと思います。
シラカシの花がどんぐりになるまで何年かかる?
【花から実になるまで】
ではシラカシの花が咲いてから
どんぐりができるのに何年かかるのでしょうか?
コナラ属の木はたいてい春に花が咲きます。
で、コナラ属でも花が咲いてからどんぐりができるのに
かかる年数はそれぞれ違うんです。
花が咲いた年の秋にどんぐりができるものを1年成といい
花が咲いた翌年の秋にどんぐりができるものを2年成といいます。
1年成には
・コナラ
・ブナ
・シラカシ
・クリ
などがあります。
2年成には
・クヌギ
・マテバシイ
・アカガシ
・スダジイ
つまり、シラカシは花が咲いた年の秋ごろにどんぐりを
実らせます。
だいたい10月くらいにどんぐりができますよ。
ちなみに上記の画像は明石海峡公園にできていたどんぐりで
2019年9月29日(日)に撮影したものです。