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リンドウ科

ベニバナセンブリの特徴を画像付きでわかりやすく解説

ベニバナセンブリ




2021年6月、ホームセンターに剪定ばさみを買いに行った帰りに
ベニバナセンブリの花を発見しました。

撮影場所はホームセンター駐車場付近の空き地です。
こんな感じでベニバナセンブリはすごくきれいな花を咲かせるのですが、
空き地などで普通に見ることができます。

どこにでも見られる植物ほど繁殖力が強く
毎年毎年どんどんどんどん増えて、駆除の対象になることもあります。

たとえばムラサキカタバミとかナガミヒナゲシとかです。

ムラサキカタバミはこちらです。
ムラサキカタバミを駆除する方法3選
ムラサキカタバミ

ナガミヒナゲシはこちらです。
ナガミヒナゲシはなぜ駆除しないといけないの?
ナガミヒナゲシ

でも、ベニバナセンブリは二年草です。
二年草は種をまいても1年以内に
花が咲いて実ができることはありません。

1年以上たってから花が咲いて実ができ、
しかも2年以内に枯れてしまう植物が二年草です。

何が言いたいか?というと、毎年種ができ、
1年以内に花が咲いて種ができないから
ベニバナセンブリはスピーディーに増えていかないということです。

ただそれでもどこの空き地でも6月ころなら
ベニバナセンブリを見ることができるので
やはり繁殖力や生命力は他の植物と比べて強い方だと思います。

ミチバタナデシコ 画像

ちなみにどこの空き地でも見られる二年草はベニバナセンブリ以外に
ミチバタナデシコがあります。
ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】

今回の記事ではベニバナセンブリの特徴を画像を使いながら説明していきます。

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ベニバナセンブリの分布状況

ベニバナセンブリ
ベニバナセンブリは

・ヨーロッパ
・中央アジア

に分布しています。

その後、日本にやってきました。

ヨーロッパ生まれの植物は他にニワギキョウなどがありますね。
ニワギキョウの特徴を画像を使ってわかりやすく解説

ニワギキョウ

ニワギキョウ、見た目がちょっと不気味な雰囲気を醸し出していますね。

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ベニバナセンブリの葉の特徴

ベニバナセンブリ

ベニバナセンブリは高さが60㎝くらいになります。
で、葉っぱに毛が生えていません、無毛です。

「葉に毛が生えている植物ってあるの?」と思った方もいるかもしれません。

葉に毛が生えている植物はありますよ。たとえば、ウメモドキの葉には毛が生えています。
ウメモドキの葉の特徴

クロガネモチの葉クロガネモチの葉(全縁)

逆にクロガネモチの葉は無毛でツルツルです。
クロガネモチの木の画像
クロガネモチで葉が落ちる3つの原因

ベニバナセンブリ

おそらくベニバナセンブリの葉っぱの特徴でもかなり細かい特徴になるのですが、
ベニバナセンブリに葉柄がありません。

「葉柄ってなんですか?」と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
葉柄とはどの部分なのか?画像を使ってわかりやすく解説

画像で示しておきますと、葉柄はこちらの部分です。

葉柄

それからベニバナセンブリの葉のつき方は対生です。

ベニバナセンブリ

逆に葉っぱの端っこ(周囲)にギザギザ(鋸歯といいます)がある植物を見た方が
いかにベニバナセンブリの葉の周囲がツルツル(ギザギザがない)かわかるでしょう。

モモイロヒルザキツキミソウ

モモイロヒルザキツキミソウの葉っぱをご覧ください。
鋸歯(葉っぱの端っこ)がギザギザですね。
モモイロヒルザキツキミソウの特徴

これとベニバナセンブリの葉の端にギザギザがないのを見比べてみてください。

ベニバナセンブリ

ギザギザがないですよね。
これを全縁といいますので、覚えておきましょう。
植物の名前を見極める一つの決め手になりますから。

キンシバイ

葉が全縁の植物は他にもキンシバイなどがあります。
キンシバイの葉の特徴とビヨウヤナギの葉の違いを画像付きで解説

ベニバナセンブリ

それからベニバナセンブリの葉のつき方は対生です。

葉のつき方を区別する用語には

・輪生
・対生
・互生

などがあります。

対生とは茎の同じ位置から両側に向かって葉が出ているタイプのことです。

別の言い方をしたら対生というのは茎を中心にしてみたら
葉っぱが左右に向かい合って生えているものをいいます。

対生の葉ができる植物にはベルガモットがあります。

ベルガモット 葉っぱベルガモットの葉

ベルガモットの葉っぱの特徴と使い方

葉のつき方が対生とか互生とかわからないという方は
こちらの記事をご覧ください。
互生とは?【葉の付き方分類】

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ベニバナセンブリの花の特徴

ベニバナセンブリ

ベニバナセンブリはピンク色の花が咲きます。
花が咲く時期は6月から8月の間です。
上記画像は2021年6月に撮影したものです。

それから花の大きさ(花径)は1cmから1.3cm程度です。
小さいですね。

ミチバタナデシコ
花の大きさが1cmというとミチバタナデシコが該当しますね。
ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】

サフランモドキ

例えば、サフランモドキの花径は約7cmです。
サフランモドキの花の特徴(画像付き)

それからベニバナセンブリの雄しべの先っぽの葯は黄色です。

ドクダミ

雄しべや雌しべの場所や違いを理解しやすくするために
ドクダミの雄しべ、雌しべの画像をお見せします。
ドクダミの花のつくりを画像を使って解説

葯と花糸

雄しべの先っぽが葯なのですが、
理解しやすくするためにノイバラの画像を挙げておきます。
ノイバラの花の特徴

ベニバナセンブリ

それからベニバナセンブリの場合、雌しべは1つです。
雄しべの先端部分の名前は?役割は?

アケビの花
ちなみにアケビの場合は雄しべ雌しべというより雄花雌花と表現します。
アケビの花|雄花と雌花の違いを画像で解説

以上、ベニバナセンブリの特徴についての解説を終わります。