小中学校の理科の問題で「雄しべの先端部分の名前は何ですか?」
みたいな問題が出題されますよね。
なので今回の記事では
そういった問題に答えてみたいと思います。
そもそも雄しべとは?
被子植物の花において雄しべというのは雌しべの外側に存在します。
別の言い方をすると、花の真ん中に雌しべがあってその周辺に雄しべがあるというイメージです。
そもそも雄しべとは花の一部です。
雄しべには
・葯(やく)
・花糸
からできています。
葯(やく)は花粉の粒を作り、花糸は葯(やく)を支えています。
花糸を例えるなら、縁の下の力持ち的な存在です。
花糸が力持ちの人で、支えられている人です。
葯とは?
ここで「雄しべの先端部分の名前は何ですか?」の解答を。
解答は『葯(やく)』です。
葯(やく)とは雄しべの先端にある花粉が入っている袋のことです。
なので葯=花粉入り袋
という覚え方をするとよいでしょう。
花糸とは?
花糸は先ほど言ったように
縁の下の力持ち的存在です。
花糸は花粉をためている葯を下から支えているんです。
植物の種類によって形や色は違いますが、
花糸は葯を支える役割があるため、たいてい糸状で細長いです。
葯や花糸、雄しべ、雌しべ、雌花、雄花みたいな
用語の意味をもっと深く知りたい方はこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
⇒ノイバラの花の特徴