漢字だと『桃色昼咲月見草』と書くモモイロヒルザキツキミソウですが、
その名の通り、桃色のきれいな花を咲かせます。
「こんなきれいな花が咲くのなら育ててみたい」
という方もいるでしょう。
モモイロヒルザキツキミソウの種が販売されているので
ぜひ育ててみてください。
⇒日光種苗 桃色昼咲月見草 10ml【春・秋】 【郵送対応】
ただ、モモイロヒルザキツキミソウは繁殖力が強いため、
5月ころになるとこんな感じで道端で咲いていますよ。
モモイロヒルザキツキミソウは北アメリカ生まれのの多年草で、
明治時代に入る前に観賞用として日本に入ってきたそうです。
でも、繁殖力が強いため、野生化してしまい
5月頃であれば道端で普通にみかける植物となっています。
しかもこちらの画像のようにコンクリートの割れ目からでも
モモイロヒルザキツキミソウは何の問題もなく育つくらいの強靭な生命力を持っています。
その生命力、繁殖力たるやムラサキカタバミくらいなのかもしれません。
だからムラサキカタバミは駆除の対象にもなっています。
⇒ムラサキカタバミを駆除する方法3選
あるいはちょっと不気味な風貌をしているナガミヒナゲシとか。
⇒ナガミヒナゲシはなぜ駆除しないといけないの?
ツルニチニチソウにいたってはモモイロヒルザキツキミソウと同様、
コンクリートの隙間から育つ点で同レベルの繁殖力かなと感じます。
⇒ツルニチニチソウを植えてはいけない理由
それくらいモモイロヒルザキツキミソウは自宅の庭に植えてもよいですが、
今度は増えすぎに注意したほうがよい植物でもあります。
ちなみにモモイロヒルザキツキミソウは昼に咲くツキミソウに似ていることから
名づけられました。
花全体がピンクっぽいところと、
花の中央部分が黄色いところとか、モモイロヒルザキツキミソウとヒルザキツキミソウ似てますね。
モモイロヒルザキツキミソウの葉の特徴
モモイロヒルザキツキミソウの葉の大きさは約6㎝で葉の縁には鋸歯があります。
鋸歯というのは要するに葉っぱがギザギザしているという意味です。
モモイロヒルザキツキミソウの葉っぱをよく見てください。
ギザギザしていますね。
他と比べたらわかりやすいと思うので
例を挙げますね。
たとえばウメモドキの葉っぱも鋸歯です。
⇒ウメモドキの葉の特徴
逆に葉っぱの端っこ(縁)がツルツルなものを全縁といいますが、
キンシバイの葉っぱは全縁です。
⇒キンシバイの葉の特徴とビヨウヤナギの葉の違いを画像付きで解説
それからモモイロヒルザキツキミソウの葉は互生です。
互生(ごせい)とは葉っぱの付き方を示す用語です。
茎の節に1枚の葉っぱが互い違いについているものを互生といいます。
互生についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒互生とは?【葉の付き方分類】互生とは?【葉の付き方分類】
葉のつき方が互生の植物はモモイロヒルザキツキミソウ以外にもシキミがあります。
⇒シキミの葉の特徴
⇒庭木:シキビ(シキミ)*仏花としてお馴染み!
他にもヤマグワの葉も互生です。
⇒ヤマグワの特徴(画像・動画付き)
⇒山桑 5寸鉢植え クワの苗木 ヤマグワ
モモイロヒルザキツキミソウの花の特徴
上記モモイロヒルザキツキミソウの画像は5月中旬に撮影したものです。
つまり、モモイロヒルザキツキミソウは5月頃から淡紅色の花を咲かせます。
具体的にモモイロヒルザキツキミソウの花が咲く時期は5月から8月の間です。
モモイロヒルザキツキミソウは昼間でもしぼむことなく上を向いて咲いています。
花の大きさは約5㎝です。
ちなみに当ブログで紹介している花の中でも5㎝というのは大きめですが、
もっと大きな花にヒペリカムヒデコートがあります。
⇒ヒペリカムヒデコート(ヒドコート)画像(花の特徴も解説)
逆にかなり小さい花だとミチバタナデシコがあり、
花の大きさは約1㎝です。
⇒ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】
それからモモイロヒルザキツキミソウの花弁(花びら)は4枚(4弁)です。
花弁の意味について知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒花冠と花弁の違いについて画像を使ってわかりやすく解説
ちなみに花弁っぽく見えるけど、実は総苞(そうほう)が4つある植物として
ドクダミがあります。
ややこしい話ですが、上記画像で花弁っぽく見える部分は
実は花びらではなく総苞といいます。
⇒ドクダミの花のつくりを画像を使って解説
同様にヤマボウシも総苞が4つあります。
⇒ヤマボウシの花の色を動画と画像を使って解説
モモイロヒルザキツキミソウは上を向いて咲くのですが、
開花とともに上記画像のように下を向くような感じになります。
以上でモモイロヒルザキツキミソウの特徴についての記事を終わります。
モモイロヒルザキツキミソウを育ててみたい方はこちら
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