クロガネモチは一年を通して葉を保つ常緑樹です。
しかし、様々な原因で葉が落ちてしまうことがあります。
今回は、その原因や対策についてご紹介します。
クロガネモチの葉が落ちる原因1:病気
クロガネモチの葉が落ちる原因の1つに
斑点病や黒紋病にかかっていることがあります。
斑点病とは、葉に褐色の小さな斑点ができる病気です。
斑点病が広がると、成育不良になったり落葉してしまいます。
この斑点病はほとんどの植物に被害が見られる病気です。
黒紋病とは、葉に黄色の小さな斑点ができ
それが次第に拡大していきます。
病斑は円形で、表面の光沢のある黒い隆起物を生じる。
黒紋病にかかった病斑の周囲は秋になっても紅葉しない。
斑点病や黒紋病は、
どの樹木にも起こる病気なので
もちろんクロガネモチもこの病気にかかることがあります。
斑点病や黒紋病が原因で
葉が落ちてしまうことがあるのです。
斑点病や黒紋病の原因はカビや細菌です。
、
カビや細菌は、雨や風によって飛散しやすいので
梅雨の時期や秋雨の時期に発病が多くなります。
定期的に殺菌消毒をしていればそれほど葉が落ちることはありません。
春から秋までカビや細菌は生存するので5月、7月、9月の年に3回ほど殺菌消毒をしてください。
また、発病した葉を放置すると二次感染につながり被害が拡大することがあるので
発病した葉や落ち葉などはこまめに取り除いてください。
クロガネモチの葉が落ちる原因2:寒さ
クロガネモチは寒さに少し弱い樹木です。
そのため、冬季の強い風や厳しい冷え込みによって葉が落ちてしまうことがあります。
この場合は、春になれば新しい葉をつけてくれます。
冬季は、肥料を少し与え、萌芽が始まったら肥料を少し追加してください。
寒さに弱いクロガネモチなので冬季の剪定は控えてください。
冬季に剪定しても枯れることはないとおもいますが、
剪定のにおすすめの時期は、6月と9月ごろです。
クロガネモチの葉が落ちる原因3:春の落葉
紅葉といえば秋のイメージですよね。
紅葉するのは、秋に一斉に葉を落とす落葉樹です。
イチョウなどが有名です。
しかし、クロガネモチなどの常緑樹は秋に一斉に落葉することなく、
春に落葉して新しい葉と入れ替わります。
そのため、春に葉が落ちると
枯れてしまったと感じる方もいるかもしれません。
春、常緑樹の落ち葉が積もることを
「春の落葉」とも言われます。
クロガネモチの葉が落ちる原因まとめ
クロガネモチの葉が落ちる3つの原因は
・斑点病や黒紋病などの病気
・冬の寒さ
・春の落葉
です。
続いてクロガネモチの木の特徴などについて説明します。
⇒クロガネモチの木の特徴は?