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ベンケイソウ科

ニチニチソウの毒性について獣医師がわかりやすく解説

ニチニチソウ




この記事ではニチニチソウの毒性について
薬草、毒草に詳しい獣医師が解説します。
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ニチニチソウの毒性と注意点

ニチニチソウ

ニチニチソウの毒性って
どんなものなのでしょうか?

シュウメイギク

例えばシュウメイギクは皮膚炎の原因になる毒を持っています。
シュウメイギクの毒性ついて獣医師がわかりやすく解説

キョウチクトウ

夾竹桃の毒なんて命の危険をともなう毒を持っています。
夾竹桃の死亡事例について獣医師がわかりやすく解説

ニチニチソウは抗がん剤の原料

ニチニチソウ

ではニチニチソウの毒性は
どんな感じでしょう?

そもそもの話ですが
ニチニチソウは人間や動物の命を救うお薬として
使用されています。

実際、獣医師である私も
犬や猫の治療薬としてニチニチソウの成分を
使用させていただいています。
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どういうことか?
というと、ニチニチソウは抗がん剤の一種、
ビンクリスチン(オンコビンという商品名)の
製造原料になっているのです。

以下wikipediaより引用

毒性

ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」と総称される、
10種以上のアルカロイドが、全草に含まれる。

そのうち、ビンクリスチンとビンブラスチンには、
細胞分裂阻害作用(チューブリン脱重合による)がある。
抵抗剤として用いられるが、
脱毛などの副作用・毒性があるので、
素人の利用は危険。貪食すると、嘔吐や下痢程度では済まない。

症状 – 中枢神経刺激作用、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺、嘔吐。
以上、引用終了

wikipediaによると
ニチニチソウには10種類以上のビンカアルカロイドが含まれているそうです。
その10種類以上あるビンカアルカロイドの中でも
ビンクリスチンとビンブラスチンは実際、
抗がん剤として利用されています。

ビンクリスチンとビンブラスチンは獣医療でも
使われています。

ただ、ビンクリスチンとビンブラスチンは静脈に注射するタイプです。
血管から漏れたら、ただではすまされません。
なので、獣医師の中でも腫瘍専門医が
使用する事が多いですね。

動物は動きますからね。
ちょっとしたミスが大変なことになってしまいます。
とはいえ、ニチニチソウに含まれている成分が
動物や人間の医療に貢献しているのは間違いありません。

ニチニチソウの毒性

ニチニチソウ

抗がん剤にはたいてい、
人間や動物の細胞分裂を邪魔する作用があります。
ニチニチソウに含まれるビンクリスチンやビンブラスチンも
例外ではありません。

つまりニチニチソウに含まれるビンクリスチンやビンブラスチンも
抗がん剤として利用されることがある反面、
毒性がある物質でもあるのです。

もう一度、こちらをご覧ください。

以下wikipediaより引用

毒性

ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」と総称される、
10種以上のアルカロイドが、全草に含まれる。

そのうち、ビンクリスチンとビンブラスチンには、
細胞分裂阻害作用(チューブリン脱重合による)がある。
抵抗剤として用いられるが、
脱毛などの副作用・毒性があるので、
素人の利用は危険。貪食すると、嘔吐や下痢程度では済まない。

症状 – 中枢神経刺激作用、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺、嘔吐。
以上、引用終了

怖いですね。
ニチニチソウを素人が食べると
嘔吐は下痢では済まされないそうです。
それくらいニチニチソウは毒性が強い植物だといえるでしょう。

なので、ニチニチソウの成分を利用する場合は
必ず医師や獣医師の指示に従うようにしてください。
決して一般の方が、素人考えで
ニチニチソウを口にしないようにお願いします。

それくらい毒性が強いです。

そんなニチニチソウですが、
観賞用としては、繁殖力も強くて
勝手に増えてくれるのでいい感じです。
ニチニチソウが勝手に増える原因
ニチニチソウ冬越しの注意点

以上で解説を終わります。