キョウチクトウ科

キョウチクトウの毒性は?燃やすとどうなる?

キョウチクトウ




兵庫県明石市の公園によく愛犬を連れて散歩に行くのですが・・・

散歩途中でキョウチクトウにでくわしてしまいました。
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紫陽花 犬

アジサイなんかもそうですが、
キョウチクトウにも毒があります。

しかもキョウチクトウに含まれる毒は
紫陽花に含まれる毒よりも圧倒的に強力です。
場合によっては命を落とすことがあります。

このキョウチクトウの毒は犬や猫だけでなく人間の命だって奪いかねません。
そこでこの記事では

キョウチクトウ(夾竹桃)の

・毒性
・燃やしたら大丈夫?
・土に埋めたり腐葉土にしたら大丈夫?
・キョウチクトウの毒を摂取したらどんな症状が出るの?
・こんな毒を持つ夾竹桃をどうして公園は植えるの?
・キョウチクトウってどうやって処分したらいいの?

などについて解説します。

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キョウチクトウ(夾竹桃)の毒性

キョウチクトウ

キョウチクトウ全体に毒があります。

なので、

毒はキョウチクトウの

・花
・葉っぱ
・果実
・根っこ
・茎

などに存在するということです。

ではキョウチクトウにはどんな毒が含まれているのでしょう?

キョウチクトウ(夾竹桃)には

・オレアンドリン
・ストロファンチン

などの毒が含まれています。

1種類だけではないってことです。

しかもこれらの毒は青酸カリよりも
毒性が強いです。

キョウチクトウの毒による被害状況

青酸カリよりも毒性が強いキョウチクトウの毒ですが、
以下のような事件が実際に起きています。

たとえば2017年香川県で小学生2人がキョウチクトウの葉っぱを4枚前後食べてしまい
救急搬送されたという事件があります。

このときに起きた症状は頭痛や吐き気だったようです。
この事案では小学校の校庭にキョウチクトウが植えられていて
そのキョウチクトウの葉っぱを小学生が食べてしまったようです。

あとで解説しますが
どうしてそんなに毒性の強いキョウチクトウを小学校や公園なんかで
植えているのですかね。

あと1975年フランスでバーベキューをしていた男女11人のうち7人が死亡したという事案があります。
キョウチクトウの枝を串代わりに利用してバーベキューしていたみたいで
この枝に存在したオレアンドリンなどの毒が人間の体内に摂取され中毒症状が出たようですね。

こんな感じで実際にキョウチクトウを口に入れたために
救急搬送されたり命を落としたりするという事例が存在します。
なので絶対にキョウチクトウを口に入れないようにお願いします。

ではキョウチクトウを口に入れるとどんな症状が出ることがあるのでしょう?

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キョウチクトウの毒によってどんな症状がでる?

キョウチクトウ
キョウチクトウの毒によって

・気持ち悪くなって嘔吐してしまう
・頭がくらくらしてめまいしてしまう
・お腹が痛くなる(腹痛)
・下痢してしまう
・体がだるくなる(倦怠感)
・脈が速くなる(頻脈)
・不整脈

などの症状が出ることがあります。

さらに症状が強く出ると心臓が止まってしまい命を落とすこともあります。

キョウチクトウの毒:致死量は?

先ほど解説したようにキョウチクトウの成分『オレアンドリン』は
青酸カリよりも毒性が強いです。

ではキョウチクトウの成分『オレアンドリン』の致死量はどれくらいなのでしょうか?

青酸カリとキョウチクトウのオレアンドリンで比較すると致死量は

・青酸カリの致死量は体重1㎏あたり150〜300mg
・キョウチクトウの成分『オレアンドリン』の致死量は体重1㎏あたり0.30㎎

です。

単純比較したらオレアンドリンの致死量は青酸カリの致死量より1000倍強いってことになりますね。
0.30㎎(キョウチクトウのオレアンドリンの致死量)×1000倍=300㎎(青酸カリの致死量)
ですからね。

それくらい強毒で青酸カリよりも
少量でも命を落とす可能性があるキョウチクトウの毒成分オレアンドリンですが
葉っぱを何枚くらい食べたら命の危険が生じるのでしょうか?

なぜこういうことを考えるのか?
というと、オレアンドリンの致死量が体重1㎏あたり0.30㎎だからといって
キョウチクトウの葉っぱを体重1㎏の人が0.30㎎分食べたからといって
死ぬことは普通はないからです。

だってキョウチクトウの葉っぱが100%
オレアンドリンでできているわけがありませんから。

ではキョウチクトウの葉っぱを何枚くらい食べたら
命の危険が出るのでしょうか?

大人でキョウチクトウの葉っぱを5枚から15枚くらい食べると
命の危険が生じるようです

キョウチクトウの葉っぱを大人が5枚から15枚食べたら命を落とす危険があるということですが
ただ、そんなに単純な話でもありません。

どういうことか?といいますと、
先ほど『大人が』キョウチクトウの葉っぱを
5枚から15枚食べたらということで
体重の話は一切登場していませんよね。

大人だって身長が140㎝で体重が30㎏の人もいますし
身長が2mで体重が100㎏の人だっています。

そういったことを含めて大人がキョウチクトウの葉っぱを
5枚から15枚食べたら危険だって言っているわけです。
もう少し詳しく解説させていただきますと
体重とキョウチクトウの葉っぱの枚数は比例しないということです。

たとえば体重5㎏あたりキョウチクトウの葉っぱ1枚が致死量で
体重が20㎏ならキョウチクトウの葉が4枚(5㎏×4=20㎏)が
致死量みたいな話ではないということです。

つまり体重100㎏の大人Aさんはキョウチクトウの
葉っぱ5枚で命を落とすこともあれば
逆に体重が30㎏の大人Bさんはキョウチクトウの
葉っぱ15枚で命を落とすこともあるってことです。

しかもキョウチクトウの中に含まれるオレアンドリンの量というのは
キョウチクトウが成長するにつれて変化するといわれています。
増えたり減ったりするってことです。

ちなみに一番毒の量が多い時期はキョウチクトウの花が咲く5月あたりだといわれています。
「あ、キレイな花が咲いている」
と人をおびき寄せといて、
そんな時期こそ一番毒の量が多いという。
なんか恐ろしいというか嫌な植物だなって思ってしまいました。

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キョウチクトウ(夾竹桃)を燃やすと有毒ガスが発生して危険!

キョウチクトウ

ここまで解説してきたようにキョウチクトウのどの部分にも
青酸カリよりも強力な毒が存在します。

もしそんな恐ろしいキョウチクトウが
自宅の庭などで見つかったら
どうにかして処分したいという気持ちになるのは当然のことだと思います。

そこでキョウチクトウを燃やして
処分しようと考える方がいるかもしれません。

キョウチクトウの木を薪に利用

あるいはバーベキューとか薪ストーブにキョウチクトウの木を
利用して処分を検討している方がいるかもしれません。

でもキョウチクトウを燃やして処分するのはやめた方がよいです。

なぜならキョウチクトウを燃やして発生する煙に
毒の成分が含まれているからです。
つまりキョウチクトウを燃やして発生する煙は有毒ガスだってことです。
もしキョウチクトウを燃やして発生した煙を吸い込むと
キョウチクトウを口にしたときに生じる症状と同じような症状が出るといわれています。

つまり、

キョウチクトウを燃やして発生した有毒ガスによって

・気持ち悪くなって嘔吐してしまう
・頭がくらくらしてめまいしてしまう
・お腹が痛くなる(腹痛)
・下痢してしまう
・体がだるくなる(倦怠感)
・脈が速くなる(頻脈)
・不整脈

などの症状が出ることがあるということです。

もちろん最悪命を落とす危険性もあります。
なので絶対にキョウチクトウを燃やすのはやめましょう。

ちなみになぜキョウチクトウを燃やしても
毒が分解されないのでしょう?
逆に考えましょう。
キョウチクトウに含まれる毒『オレアンドリン』は
熱でそう簡単に分解されないということです。

なので、もしキョウチクトウを燃やしてしまい
煙を吸ってしまったのなら、できるだけ早く医者の診察を受けるようにしましょう。

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キョウチクトウを腐葉土にしたら毒は問題ない?

キョウチクトウ

ここまでの解説でキョウチクトウ自体を口に含んでもダメだし
燃やして発生した煙を吸ってもダメだと分かっていただけたと思います。

「じゃ、キョウチクトウを埋めて腐葉土にしてしまえばいいんじゃないの?」
って思った方もいるかもしれませんね。
でも、キョウチクトウを土にしても毒の成分は残ります

少なくともキョウチクトウを腐葉土にしたとしても
1年間は毒が残存するといわれています

またキョウチクトウを土にしようと頑張らなくても
普通に植わっているキョウチクトウ周辺の土にも毒が存在します。
やはり土に存在する毒は1年間は消えないといわれています。

恐ろしい話です。

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なぜ毒性の強いキョウチクトウを公園などは植えるの?

キョウチクトウ

ここまで解説してきたように
キョウチクトウ自体を口に含んでもダメ、
燃やした後に発生する煙を吸っても危険、
周辺の土にも毒が存在していて危険、
どうやっても危険です。

また広島市ではキョウチクトウを市の花として指定しているくらいです。
有害性の方が強いなら広島市だって市の花にはしないでしょう。

ではどうしてそんな危険なキョウチクトウを公園とか小学校の校庭に
植えているのでしょう?

ランタナ

たとえば、ランタナにも毒があります。
ただランタナの毒はキョウチクトウほど強くはありません。
でも、ランタナを公園や小学校の校庭で見かけません。

どうして強烈な毒を持っていて、しかも燃やしても土に埋めても毒が残るキョウチクトウを
公園や小学校の校庭に植えたりするのでしょう?

先ほども解説したように
実際に小学校の校庭に植えられているキョウチクトウの葉っぱを
小学生が口に含んでしまい、救急搬送されたという事案だって存在します。

キョウチクトウを公園や小学校の校庭に植える理由は
まずそもそも枯れにくいし花が美しいからだそうです。

大気汚染とか害虫の被害を受けにくいから枯れにくいのです。

もし枯れやすいなら、
落ち葉などの掃除が大変になりますよね。
公園とか小学校だと落ち葉の掃除を用務員のおじさんがしないといけません。
余計な手間が発生してしまいます。

でも枯れにくい植物なら
落ち葉の掃除などの手間が発生しません。
またキレイな花を見ると癒されますからね。

あとキョウチクトウみたいな毒を持つ植物を植えておくと
虫が寄り付かないそうです。

虫が大量に発生するのも子供が怪我したりする原因になりますからね。
たとえばチャドクガには毒針があって
触ると全身に痛みや痒みの症状が出るという被害が出ることもあります。
でも、キョウチクトウみたいな毒を持つ植物には
そういった害虫が寄り付きにくいというメリットもあるわけですね。

シキミの実と葉

ちなみにシキミも毒があるのに
公園などで良く植えられているのですが、
それはキョウチクトウが植えられているのと同じ理由からだそうです。

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毒を持つ夾竹桃(キョウチクトウ)の処理方法

キョウチクトウ

くどいようですがキョウチクトウは燃やしても埋めても毒が残るという恐ろしい植物です。
しかも毒性は青酸カリ以上です。

この記事を読んで「キョウチクトウは怖いから処分したい」
と思った方もいるかもしれません。
でも、キョウチクトウを燃やして処分できないし
埋めて土にしたとしても1年くらいは毒が土の中に残ります。

じゃ、どうしたらよいのでしょう?
結論としてはあなたが住んでいる場所を管轄する自治体に問い合わせてください。
自治体によって処分方法が違うからです。

単純にゴミ袋に入れて捨てて良い自治体もあれば
業者に依頼して回収してもらわないといけない自治体もあります。

ちにかく強烈な毒を持つキョウチクトウの処分になりますから
他の人に迷惑をかけないためにも
各自治体の指示に従うようにお願いします。

ランタナ

続いてキョウチクトウみたいにキレイな花を咲かせるけど毒を持つランタナについて解説します。