キョウチクトウ科

トウワタの毒性について獣医師が解説

トウワタ




2022年11月、神戸市の三宮を歩いてたらトウワタの花を発見。
思わずスマホで撮影しました。

こんなきれいな花を咲かせるトウワタですが、
トウワタには毒があります。
たまに犬がトウワタの毒による被害を受けて
当院を来院してくるので、この毒について詳しいです。
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この記事ではトウワタの毒性について解説したいと思います。

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トウワタの毒性

トウワタ

トウワタには強心配糖体の毒が含まれています。

トウワタに含まれる強心配糖体の毒には

・アスクレピアジン
・ビンセトキシン

などが全草に含まれています。

全草というのはトウワタのどの部分にもという意味です。
だからトウワタ全体に毒が存在するということです。

しかもトウワタに含まれるアスクレピアジンを
もし間違って口に入れてしまうと、、、

・吐いてしまう
・ブルブル痙攣する
・不整脈を起こす

などの中毒症状が出ることがあります。

ちなみにアスクレピアジンなどの強心配糖体って薬になったりもします。
たとえば、消炎作用とか止血作用などがあるといわれています。

でも、こういう毒性のあるものは量をほんのちょっとでも間違えると
有益な作用よりも有害な作用の方が出やすいです。
なので、絶対にトウワタを口に入れないようにお願いします。

トウワタ

トウワタの毒は全草に存在しますが、
トウワタの茎や枝を折ると、そこから白い液体が出てきます。
その白い液体に毒が含まれています。

もし皮膚に白い液体がつくと
かぶれることがあります。

白い液体は時間がたつと乾燥して固まります。
そうなると衣服に白い液がつくと
乾燥して気づかないことがあります。

夜になって服を脱いでお風呂に入るときなんかに
乾燥した白い液体があなたの皮膚について
かぶれるなどの被害を受ける可能性が出てきます。
そうならないように十分お気を付けください。

なので、もしトウワタを剪定するとか除去するなどで
茎を折るような機会がある場合には
作業前に必ず手袋をはめるようにお願いします。
あとできればメガネもかけましょう。
目に入るのはかなり危険ですからね。
あと口にも入らないように会話せず黙って作業しましょう。
ご注意ください。

カバマダラ

ちなみにトウワタみたいな毒のある植物を食べる虫が存在します。
カバマダラというチョウです。
カバマダラというチョウはトウワタを食べ自分の体内を毒で満たし
外敵から食べられるのを防いでいるといわれています。
面白い昆虫が存在するものですね。

以上で解説を終わります。

続いて毒を持つ植物はトウワタ以外にもたくさんありますので
解説しました。