花言葉ってたいてい明るい意味です。
たとえば、アキノノゲシの花言葉の中に『幸せな旅』があります。
明るいですよね。
他にもアキノノゲシには明るい花言葉がありますよ。
こんな感じで明るい花言葉がたくさんあるものの
中には暗い、怖い花言葉を持つ植物もあります。
それが今回解説するキョウチクトウ(夾竹桃)です。
キョウチクトウはキレイな花を咲かせる植物なのに
ものすごく怖い花言葉があるので、もしプレゼントするとしたら
相当気をつけないといけません。
今回の記事ではキョウチクトウの花言葉と由来をご紹介します。
目次
キョウチクトウの色別の花言葉
まずキョウチクトウには色別の花言葉や海外の花言葉が存在します。
日本・・・用心
海外・・・用心する
です。
日本・・・注意
海外・・・注意
です。
日本・・・危険
海外・・・用心
です。
『危険』とか『注意』とか『用心』とか
これらの単語を聞くだけで、不安な気持ちになりませんか?
どんな単語でもそうですが、それぞれパワーを持っています。
たとえば、「あそこに白いゾウがいるよ」って言われたら
あなたは白色のゾウを一瞬でも想像しませんでした?
あるいは「さっき梅干しを口に入れて歯で噛んだら
ヨダレがいっぱいでてきたよ」って文章を読んだら
あなたも口の中が酸っぱくなってよだれが出ませんでしたか?
こんな感じで人間って単語を読んだら
頭の中がその単語の影響を良くも悪くも受けてしまうのです。
「あの人電車にはねられて死んだんだって!」
って聞いたら、ちょっとドキッとしませんか?
こんな感じなのでキョウチクトウの怖い意味の花言葉を見ると
心が暗くなってしまいます。
ではどうしてそれくらい怖い花言葉ができたのでしょう?
あとで詳しく解説しますが、キョウチクトウは青酸カリよりも
強力な毒を持っているからです。
今日は、緑地の草刈でした
夾竹桃(キョウチクトウ)の木が多く
咲き始めていました
強い毒性があることに由来して
油断大敵、危険な愛、用心
という花言葉がつけられています
青酸カリよりも強い
オレアンドリンなどが毒の成分で
体内に入ると心臓発作や下痢
痙攣を引き起します pic.twitter.com/9raFcubIpU
— 花や自然 園芸&趣味 (@m07bzx4607_sone) May 20, 2020
そもそも青酸カリより強力な毒を持っているキョウチクトウを
プレゼントするのも、かなり危険だと思いますし
さらに花言葉も怖いものばかりなです。
ですから、キョウチクトウをプレゼントするとしたら
相当気をつけた方がよいでしょう。
気をつけるというのは、相手に「キョウチクトウは毒を持っているから
素手で茎を折ったりしないでね」とか
「危険とか注意みたいな花言葉だけど、深い意味はないからね」
とかいったことです。
昔叔父から「絶対箸(ハシ)にしてはいけない」と教えられた夾竹桃(キョウチクトウ)。
オレアンドリンの致死量は青酸カリを大きく上回るそうです。
蝶々🦋は花の蜜を吸うことを許されていますが、人には許されません。
見かけたら気をつけましょう。 pic.twitter.com/4gzUn5Fpja— 森啓真 (@MoriDiokun) June 2, 2019
まぁ、そこまで気をつけないといけないような植物を
どうしてもプレゼントしないといけない理由なんてないでしょう。
だから一般的にはキョウチクトウは個人的な観賞用として
楽しむ植物だと思います。
あとちなみに
・たくましい精神
・危険な愛
・油断大敵
・美しき善良
・恵まれた人
・友情
・親友
・親友を大切に
・気をつけて
・心の平和
などがあります。
あと
・フランス語だと『不信感(mefiance)』『永遠の命(vie eternelle)』『喜び(joie)』『気を付けろ!(attention!)』
・英語だと『警戒する(beware)』
があります。
では続いてキョウチクトウの花言葉ができた由来についてみていきましょう。
キョウチクトウ(夾竹桃)の花言葉の由来
先ほども解説したようにキョウチクトウには青酸カリよりも
有害な毒素である『オレアンドリン』が含まれていることから
怖い意味の花言葉が多いです。
以下、詳しく由来について解説していきます。
キョウチクトウの花言葉『危険』『危険な愛』の由来
キョウチクトウの花言葉『危険』『危険な愛』の由来ですが、
キョウチクトウの花って美しいですよね。
そういうと「花なんてどんな花でも美しいでしょう!
逆に美しくない花なんてあるの?」
って思った方もいるかもしれません。
ですが、たとえば彼岸花の花って美しいとは個人的には思いません。
他にもシロタエギクって葉っぱが白いし
全体的に見て美しい植物だとは個人的に思えません。
とにかくこんな感じでどんな花でも美しいわけではありません。
で、美しい花を咲かせるキョウチクトウですが
青酸カリよりも毒性が強い毒を持っています。
フランスではキョウチクトウの毒で亡くなっている方もいます。
#公園の毒 キョウチクトウ。
花、葉、枝、根、果実すべての部分と、周辺の土壌にも毒性がある。生木を燃した煙も毒。腐葉土にしても1年間は毒性が残る。フランスではキョウチクトウの枝を串焼きの串にして中毒死した事故がある。千葉では牛1頭あたり、乾燥キョウチクトウの葉約0.5gで牛の死亡例あり。 pic.twitter.com/Abd829l9SQ— ボルゾイ🏝マックスくん (@goodboy_max) June 4, 2019
それくらい危険な毒をキョウチクトウを持っていることから
『危険』や『危険な愛』という花言葉ができたのではないかといわれています。
キョウチクトウの花言葉『用心』『注意する』の由来
繰り返しになりますが、キョウチクトウには青酸カリよりも毒性の強い毒があります。
しかもキョウチクトウの花にも葉っぱにも根っこにも
周辺の土にも毒があります。
土の中に存在するキョウチクトウの毒は約1年間は消えないそうです。
またキョウチクトウを燃やしても、煙にも毒が含まれています。
煙を吸っても命に関わります。
この夾竹桃(キョウチクトウ)という木、普通に道とか公園に生えてるけど、葉っぱから枝、花や根、生えてる土の性質を毒化してさらに燃やしても煙に毒、花瓶に切った木を入れても入れた水が毒化するという末恐ろしい植物です。
お子様がいる家庭に注意喚起🌍綺麗だけど危険なのでお気を付け下さい🌍 pic.twitter.com/afOKYV9kbz— スナック変な人ママ【スペ-ス限定架空のお店】 (@hennahitoHedgey) November 30, 2021
こんな感じでキョウチクトウには十分『注意』しないといけません。
十分『用心』しないといけません。
そんなことからキョウチクトウの花言葉に『用心』『注意する』が
できたといわれています。
キョウチクトウの花言葉『たくましい精神』の由来
本当、くどくて申し訳ないのですが
キョウチクトウには毒があります。
人間の命を奪うほどの毒です。
しかも燃やしても煙に毒が含まれるし
周辺の土のも毒が存在します。
そんなキョウチクトウですが、
自分を守る能力も高いです。
どういうことか?というとキョウチクトウは大気汚染みたいな公害による被害から
自分の身を守る能力が高いのです。
つまり公害の被害を受けても枯れにくいってことです。
8月12日の誕生花 キョウチクトウ (夾竹桃)花言葉「油断大敵」「危険な愛」「用心」キョウチクトウは公害に強いと言う性質があり、千葉市 尼崎市 広島市 鹿児島市などの市町村の花に指定されています。原爆が落ちた後広島で最初に花を咲かせたのがキョウチクトウでしので復興のシンボルとされる pic.twitter.com/PJySrm2xt5
— とっこさん (@98t_nt) August 12, 2022
攻撃力(毒)も高いのに防御力も高いのです。
つまりキョウチクトウは生命力が高く『たくましい』植物だと言えます。
そんなところからキョウチクトウの花言葉に『たくましい精神』が
できたのではないか?といわれています。
キョウチクトウの花言葉『恵まれた人』の由来
上記画像をご覧ください。
キョウチクトウは1つの株に対して複数の花を咲かせます。
たとえばサフランモドキは1つの株に対して1つの花しか咲かせません。
何がいいたいか?というと
1つの株に複数の花を咲かせるキョウチクトウは恵まれていますよね。
そんなところからキョウチクトウの花言葉に『恵まれた人』ができたのではないか?
といわれています。
キョウチクトウの花言葉と由来まとめ
以上、今回の記事ではキョウチクトウの花言葉について解説してきました。
キョウチクトウは強力な毒があったり公害に強かったり
1つの株からいっぱい花を咲かせたりという特徴から
花言葉ができているということでした。
キョウチクトウの花言葉は怖い意味の花言葉もありますが
「恵まれた人」などポジティブな花言葉も存在します。
もしキョウチクトウを育ててみたい方はこちらをご覧ください。
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