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ナデシコ科

セキチクとナデシコ(撫子)の違い

セキチク




2021年12月中旬、息子と犬の散歩をしていたら、
あまり見かけない花を発見。

そのときに撮影した動画がこちらです。

この花はセキチクといいます。
セキチクは平安時代に中国からやってきました。
漢字で書くと『石竹』となります。

ところで、こちらの画像をご覧ください。

撫子(ナデシコ)

こちらは撫子(ナデシコ)の花です。
セキチクとナデシコってすごく似ていませんか?

それもそのはず。
どちらもナデシコ科の植物です。
あまりにも似ているので、セキチクを中国原産の植物なのでカラナデシコ(唐ナデシコ)、
ナデシコを日本産のものという意味で『ヤマトナデシコ』として区別していたようです。

ではセキチクとナデシコをどうやって見分けたらよいのでしょう?
この記事ではセキチクとナデシコの違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。

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セキチクとナデシコの違いとは?

撫子(ナデシコ)

まず上記画像はナデシコです。

ナデシコの特徴は

・花びら(花弁)に深い切れ目が入っている
・花びら(花弁)の切れ目が細かい
・草丈はセキチクより高く40㎝~1m程度
・葉の付き方は対生
・日本産

葉の付き方が対生と書きましたが、
対生というのは茎の同じ位置から両側に向かって葉が出ているもののことです。

ベルガモット 葉っぱベルガモットの葉

たとえば、ベルガモットの葉は対生です。
ベルガモットの葉っぱの特徴と使い方

対生についてはこちらの記事をご覧ください。
互生・対生とは?【葉の付き方分類】

対生だけ見ると理解しにくいと思うので、
葉の付き方が互生の植物の画像もお見せします。
互生とは葉っぱの付き方を示す用語で
茎の節に1枚の葉っぱが互い違いについているものをいいます。

シキミの葉シキミの葉

シキミの葉の付き方は互生です。
シキミの葉の特徴

次にセキチクの特徴を。

セキチク
セキチクの特徴は

・花びら(花弁)の切れ目が浅い
・草丈はナデシコよりも低い(20㎝から40㎝程度)
・中国原産(唐からやってきたから別名、カラナデシコ(唐撫子)

以上から

セキチクとナデシコの違いは

・セキチクは花びらの切れ目が浅いがナデシコは深い
・セキチクの草丈は30㎝程度と低いがナデシコの草丈は70㎝前後と高い
・セキチクは中国原産だが、ナデシコは日本産

というところから、セキチクとナデシコを見分けることができます。

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セキチクと撫子の違いまとめ

最後にまとめますと、セキチクとナデシコ(撫子)の違いは草丈と花びらの切れ目の深さ、原産地にあります。
セキチクは中国原産で、草丈は低く、花びらの切れ目が浅いのが特徴です。
ナデシコは日本原産で、草丈はセキチクより高く、花びらの切れ目が深いのが特徴です。

ただ、セキチクは中国から平安時代にやってきたとはいえ
江戸時代以降、何度も品種改良がおこなわれているため、
かなりナデシコと見た目が近くなっています。

なので、令和現在ではかなりナデシコとセキチクの見分けがつきにくくなっています。
ですが、花びらの切れ目の深さでだいたい判断がつきますので、
少なくとも、花びらに注目して、セキチクかナデシコか見分けるようにしてみましょう。

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