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ケシ科

ナガミヒナゲシの種子3つの特徴

ナガミヒナゲシの実と種子




ナガミヒナゲシってヤバい植物だとよくいわれます。
ナガミヒナゲシがヤバい3つの理由

そんなナガミヒナゲシがヤバイ要素の1つに
種子があります。

この記事ではナガミヒナゲシの種子の特徴を
3つご紹介させていただきます。

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ナガミヒナゲシの種子の特徴(1)生存期間

ナガミヒナゲシの実と種

ナガミヒナゲシの種子の生存期間はものすごーく長いです。
そう簡単に死滅しません。

以下島根大学より引用
引用元URL:https://www.ipc.shimane-u.ac.jp/food/kobayasi/germinationreportexample1.pdf

イネ科の種子は寿命が外気にさらした種子で3 年とされている。

島根大学が出しているデータより
例えばイネ科植物の種子の寿命は3年です。

クマザサ 葉

イネ科というと当サイトではクマザサについて解説していますが、
こういった植物の種子の寿命は3年程度だってことです。
クマザサの葉の特徴

ナガミヒナゲシ

でもナガミヒナゲシの種子の生存期間は5年だということです。
イネ科植物の種子の生存期間と比べてナガミヒナゲシの方が2年も長いです。
生存期間が長いだけ
子孫を増やす確率は高くなりますよね。
たとえば、土がないとか水分がないなどの悪環境だと
種子は発芽しないでしょう。
そんな期間が4年続いたらイネ科植物だと種子は死滅しているので
その後、水や土があるような良い環境になっても発芽しません。
でも、ナガミヒナゲシなら発芽してまたどんどん
子孫を増やしていくことになります。

そういった意味で種子の生存期間が長いというのは
ナガミヒナゲシの特徴の1つになるわけですね。

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ナガミヒナゲシの種子の特徴(2)1つの実に含まれる種の数と大きさ

ナガミヒナゲシが気持ち悪いと感じる理由という記事でも書きましたが、、、
ナガミヒナゲシが気持ち悪いと感じる理由

ナガミヒナゲシの実と種子

上記画像をご覧ください。
めちゃくちゃ小っちゃい黒い粒々1個ずつが種子です。
黒い粒々、1粒の大きさは0.6×0.6㎜程度の大きさしかありません。
めちゃくちゃ小っちゃいですよね。

黒い粒1つの重さは0.12㎎程度だそうです。

そんなめちゃくちゃ小さい種子が
1つの実の中に1600粒くらい入っているそうです。

さらにすごいのが
1つのナガミヒナゲシは100個の実をつけることもあります。
となると100個の実×1600粒=16万
つまり1つのナガミヒナゲシの株が
16万個もの種子を作るってことですよ。
恐ろしくないですか?

ナガミヒナゲシの実と種子

そして上記画像を撮影したのは2023年5月下旬です。
今年の近畿地方はすでに梅雨に入っています。

何が言いたいか?
ナガミヒナゲシの種子が梅雨の時期に
上記画像のようにはじけてこぼれ出ます。

そして特徴(1)のところでいったように
種の生存期間は5年間くらいあります。

またナガミヒナゲシの種子は25℃以上で発芽しやすくなるといわれています。
6月以降ってどう考えても25℃以上の気温がありますよね。
種ができるちょうどよいタイミングで25℃になってくれるわけです。
だから発芽し、またどんどん増えていきます。

そんな特徴がナガミヒナゲシの種子にはあります。

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ナガミヒナゲシの種子の特徴(3)種子の移動の仕方

ナガミヒナゲシの実と種子

先ほど、ナガミヒナゲシの種子は1つの株から16万個くらいできると解説しました。
そしてナガミヒナゲシっの種って平らではなくて凸凹しています。
平らでツルツルしているより、凸凹している方が
車のタイヤにくっつきやすいです。

ナガミヒナゲシはアスファルトが割れたような悪環境でも
平気で芽を出し花を咲かせます。

だからアスファルト上に種を落とすことだってあります。
すると凸凹したナガミヒナゲシの種子は
車のタイヤにくっつき、車の発進とともに移動します。
そして車が停車した時に
またナガミヒナゲシの種が落ち、
そこでまた芽を出し増えていくわけです。

こんな感じでナガミヒナゲシは車の移動距離分だけ
さらに勢力を拡大していくことができるという特徴があります。

以上がナガミヒナゲシの種子の特徴について解説しました。