この記事を書いているのは2022年の11月1日です。
この時期、ブタクサによる花粉症に苦しんでいる方がたくさんいます。
ブタクサって厄介な植物ですよね。
めっちゃ花粉症
季節的にブタクサか?— たくれ (@hettakureTRPG) October 27, 2022
ところでブタクサって名前面白いですよね。
ブタクサは漢字でないので豚の草なのか、
なんなのか?名前の由来や意味がよくわかりません。
後で解説しますが、花粉症の原因になるという厄介さなどが
ブタクサの名前の由来と関係していたりします。
ブタクサてw
アレクサみたいな花粉有るんスねw
名前面白いけどぽっちゃり男子の俺は
なんか親近感🤣最近鼻水とくしゃみが止まらんくて
花粉症の症状に似てるけど
こんな時期になるわけないしって
思ってたんですが…
もしかしてブタクサ?😂— アンテマスク (@antaeus_mask) October 22, 2022
私は獣医師として日々ペットの診察をしているのですが
犬や猫もブタクサの花粉症にかかることから
普段からブタクサには興味がありました。
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そこで今回の記事ではブタクサの名前の由来について調べてみました。
もしブタクサの花言葉について知りたい方はこちらで解説しているのでご覧ください。
⇒ブタクサの花言葉と由来
ブタクサの名前の由来
ブタクサは外来種です。
具体的には北アメリカ原産の帰化植物です。
もしブタクサという名前に見下したような意味合いがあるなら
北アメリカにケンカを売っているような感じになるかもしれません。
そう考えたら国際問題にまで発展しそうな勢いです。
ちょっと大げさかもしれませんが。
逆に英名そのものに軽蔑したような意味合いがあるのなら
ブタクサという日本名は仕方がないということになりますね。
ブタクサ(キク科ブタクサ属)
花粉症の原因の1つです。オオブタクサとは別な種類で、葉っぱがギザギザしてます。北アメリカ原産で、アジア・ヨーロッパ・南アメリカ・オーストラリアに分布します。この植物の花粉症から逃げることはできなさそうです#花.122 #花写真 #写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/wppJLH9skV— Flower_Photo (@FlowerPhoto2) October 5, 2022
ではブタクサという名前の由来はいったい何なのでしょう?
まずブタクサは
漢字で書くと『豚草』になります。
眠いのに葵ちゃんが重いのと煩いのと生理痛で腰と腹が痛くて寝れないから、漢字を調べていました。
ヨモギは蓬、ブタクサは豚草、ヒノキは桧、檜と書くらしいですね。因みに母がブタクサ、ヒノキ、スギ、次弟がスギのアレルギーなんだそうです。— 岬由依(外泊中) (@MisakiYui_1115) October 31, 2018
先ほども書きましたが、ブタクサは北アメリカ原産です。
アメリカなら英語でしょう。
これに対してブタクサは漢字で『豚草』と書きます。
思いっきり日本語じゃないですか?
たとえば、上記花はランタナという植えてはいけない植物として有名で外来種です。
思いっきり漢字にはできない洋風な名前ですよね。
ではどうして北アメリカ原産のブタクサ(豚草)は思いっきり日本語の名前になったのでしょう?
そもそもブタクサが日本にやってきたのは明治初期だそうです。
【ブタクサ】
明治初期に渡来した帰化植物今頃になるとこいつに悩まされるんだよなぁ 現場の周りにたくさん生えてて鼻水は出るわ夕方くらいになると頭痛が…(;ω;) pic.twitter.com/nBudVWt6TF
— コイチ (@kanzas68k) October 21, 2022
そしてブタクサの英名は『hogweed』です。
hogweedの『hog』は豚、『weed』は雑草の意味です。
・hogは豚
・weedは雑草
これを日本語に直訳したらhogweedは豚の雑草となって
雑草をは草(くさ)なわけなので
hogweedはブタクサと呼ばれるようになったそうです。
「そのままじゃん!」
って言われそうですね。
本当、その通りです。
もうちょっと真剣に名前を決めて欲しくないですか?
ただ、英名がhogweedだからといって
日本名が「ホグウィード」だと
読み方だけでいったらちょっとカッコ良すぎやしませんか?
そういった意味ではhogweedをブタクサという名前にしたのは
仕方のないことなのかもしれませんね。
Music.♪. 「ブタクサは大繁茂してアレルギーを引き起こす」キク科。風媒花で、夏から秋にかけての花粉症の主因。明治初期に北米から日本に渡来。日本で最初に花粉症が報告された名誉ある歴史あり。ブタクサはhog(豚)、weed(草)の和訳だが、命名者の感情が込められているとの意見も。#花 #植物 #病気 pic.twitter.com/EbH6B3KhfY
— 栗田昌裕 (@kurita88) October 18, 2022
ではそもそもどうしてアメリカではhogweedと名付けられたのでしょうか?
・家畜の豚が喜んで食べる草だから
・豚が暮らしている場所に良く生えている草だから
という説が有力なようです。
ただあくまで説なので、
実際にhogweedという名前がどういう経緯でつけられたのか?
はっきりとはわかっていないみたいです。
他にもブタクサは花粉症の原因植物なのは事実なので
「この野郎!」くらいの怒りや軽蔑の意味も込めて
豚(ブタ)という名前がついたという説もあります。
実際、英名ではブタクサはhogweed以外にもragweedという呼び名もあるようです。
ragweedとは『ぼろ草』のことです。
明らかに嫌われてますね(苦笑)。
鼻水がずっと出るから、いま何が飛んでるのかhttps://t.co/Kid7b1BFAJみたらragweedって出て来たけど、ブタクサなんだーアレルギーあったわ
— Horohoro (@Horohoroseijin) October 22, 2022
また日本でもブタクサは花粉症の原因でもあることから
喘息草(ぜんそくそう)という別名もあります。
ブタクサ花粉は気管支に入りやすいので、喘息になりやすいという特徴があり、ブタクサは喘息草とも呼ばれています。
アナフィラキシーショックなどを起こし、重篤化する事もあるので要注意です!
毎年秋頃に体調を崩す方は一度『ブタクサ花粉症』を疑ってみてもいいかも知れませんね*— CoCo美漢方 田中 友也です。 (@mococo321) September 10, 2016
それくらい嫌われ軽蔑されている植物だからブタクサ(豚草)と名付けられたのでは?
という説もあります。
ブタクサの名前の由来まとめ
この記事ではブタクサの名前の由来について解説しました。
ブタクサは北アメリカ原産の植物です。
で、英名がhogweedで直訳するとhogが豚でweedが雑草だからブタクサと名付けられたという説があります。
そもそもブタクサはアメリカでは豚が喜んで食べるし
豚がいるところに良く生えていたからhogweedって名付けられたんじゃないか?
といわれています。
あと英名には別名としてragweed『ぼろ草』と呼ばれていたりします。
また日本でも喘息草という別名があります。
ブタクサは花粉症の原因で多くの人が苦しんでいます。
そんなことから嫌われ軽蔑されているということから
軽蔑の意味を込めてブタクサと名付けられたのではないか?
という説もありました。
以上でブタクサの名前の由来についての解説を終わります。
続いてブタクサに関する記事を書いたのでぜひご覧下さい。