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学術

森林の階層構造についてわかりやすく解説

森林 階層構造




自然って最適な状態になるように進んでいくことが多いです。
例えば、砂漠に住んでいる生物。

砂漠に住むミーアキャット

上記画像は砂漠に住むミーアキャットです。

ちなみに私は獣医師なので一応砂漠の動物についても詳しいです。

獣医師免許証

砂漠だって、草原と同様、他の動物に襲われることがあります。
そんなこともあって砂漠に住む動物は砂の色と同じ色になることで
他の動物に襲われにくくなります。
おそらくそうやって進化してきたのでしょう。

他にも、砂漠において昼間に動き回るのは暑さや水分不足の観点からも危険です。
だから砂漠の動物は夜行性になることで、令和現在でも絶滅することなく生きています。

こういった最適化というのは今回の生地テーマである森林の階層構造でも適合します。

森林の階層構造とはどういう意味なのか説明しますね。
森林の植物というのは10メートルクラスの高さの木もあれば、
高さ数㎝の雑草も生えていたりしますよね。

そんな10メートルクラスの木も数㎝の草もお互い
助け合うことで、生きているのです。
どちらの植物も無駄でなく、お互い必要な存在になっています。

そんなことを前提に森林の中身を見ていくと
高さ10メートルの木があって、高さ5メートルの木があって、高さ1メートルの草があって
高さ5㎝草があってみたいに、背の高さにフォーカスすると、
背の高い植物から低い植物と階段状に分類することができます。

これを森林の階層構造(階段状になっているから)といいます。

森林の階層構造
もっというと、森林を上からみたら背の高い木や背の低い木で葉っぱや枝が重なり合って
地層みたいに層構造をしているわけです。

地層

森林に存在する植物の姿が階段状であり、
地層状みたいに見えることから『森林の階層構造』と呼ばれています

森林の階層構造というのも、自分たち森林が絶滅しないように
最適化してきているわけですね。

森林の階層構造をとることで
より無駄な場所を減らすことができるというメリットがあります。
背丈の違う植物が混ざり合うことで
自分たちが生き残るのに必要な場所(面積)をより効率化することができるのです。

たとえば、より少ない光でも水でも
植物同士が無駄なく近づくことで絶えることなく森林を発展させることができます。

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植物の階層構造

植物の階層構造
森林というのは高さが違う

・高木層(こうぼくそう)(その森林で一番高い樹木)
・亜高木層(その森林で真ん中くらいの高さの樹木)
・低木層(亜高木層よりも低い樹木)

などにより階層構造を作ってます。

対称となる森林によってどれが高木層になるか、低木層になるか違います。
相対的なものです。
たとえば日本なら高さが5メートルの木で高木層になることもありますが、
ボルネオだったら高さが5メートルの木は低木層になるかもしれません。

ちなみに高木層と低木層の間って『中木草』といいたいところですが、違います。
高木層と低木層の間は『亜高木層(あこうぼくそう)』です。

森林は日本にもありますが、アフリカにもあります。
森林で一番有名なのはアマゾンだと思いますが、他にもボルネオも有名です。
あとアフリカにも森林があります。

たとえばアフリカの中央部だと戦争していたり
部族間の争いがあったりして、森林を守るのは大変です。

何が言いたかったか?というと日本の森林とアフリカやアマゾンなどの森林との決定的な違いは階層構造です。
日本にも原生林とか神社の森とかあります。
ただ、向こうがしっかりと見えます。

ですが、ボルネオやアフリカの森林は木自体が高いです。
たとえば80メートル超える高木層なんて普通にあります。
その下に30メートルから50メートルくらいの亜高木層があって
その下に低木層があったりします。
さらにつる植物が生えていたりします。

他にもスリランカの熱帯多雨林なんて緑の壁みたいに見えます。
向こうが見えないからです。
日本の森林は明らかに向こうが見えますし、光も入ってきますよね。
海外の森林は道があるかどうかもわからないくらいです。
それくらい海外の森林というのは階層構造が密ということです。

以上で森林の階層構造についての解説を終わります。