前回の記事では皇帝ダリアの開花時期と注意点について解説しました。
⇒皇帝ダリアには開花時期が関係する注意点がある!
皇帝ダリアって5メートルくらいの高さになるくらい
でっかい植物です。
ところで皇帝ダリアの『皇帝』の文字を取り除いた『ダリア』と
皇帝ダリアには違いが大きく見て3つあります。
今回の記事では皇帝ダリアとダリアの違いを3つご紹介したいと思います。
皇帝ダリアとダリアの違い(1)開花時期
前回の記事でも解説しましたが皇帝ダリアの開花時期は11月から12月にかけてです。
ちなみに上記画像は11月上旬に撮影したものです。
皇帝ダリアに対してダリアの開花時期は5月から8月あたりです。
つまり、皇帝ダリアは短日植物といって日が短くなって咲く花なのに対して
ダリアは日が長い時期に咲く長日植物だってことですね。
これってものすごい違いになります。
⇒長日植物・短日植物の覚え方
⇒限界暗期とは?わかりやすく解説
こんな感じで皇帝ダリアは11月から12月という寒い時期に
しかも約2か月間だけ花が咲いていますが、
ダリアは5月から8月という暖かい時期にしかみ4か月間という長い期間花が咲いているという違いがあります。
皇帝ダリアとダリアの違い(2)草丈
上記画像をご覧ください。
画像を見ただけで、皇帝ダリアって背丈(草丈)が高いと感じますよね。
実際、皇帝ダリアは5mくらいの高さにまで成長します。
近くに電線があったら、その電線に皇帝ダリアが当たってしまいそおうな勢いです。
これに対してダリアの草丈は50㎝前後です。
つまり皇帝ダリアが5m(500㎝)でダリアが50㎝ですから、
ダリアの10倍の高さに皇帝ダリアは成長します。
ということは、ダリアなら団地やマンションといったベランダで
軽い気持ちで育てることができますが
皇帝ダリアは、庭付き一戸建てで高さを気にする必要がないところでないと
育てることは困難だといえるでしょう。
皇帝ダリアとダリアの違い(3)暑さ寒さ
先ほどもいいましたように皇帝ダリアは11月から12月に花を咲かせ、
ダリアは5月から8月に花を咲かせます。
ということはどう考えても皇帝ダリアの方がダリアよりも寒さには強いといえるでしょう。
つまり耐寒性は皇帝ダリアの方がダリアより強いです。
逆にダリアは暑い時期に花を咲かせるわけですから
暑さはダリアの方が皇帝ダリアよりも強いといえるでしょう。
つまり、耐暑性はダリアの方が皇帝ダリアよりも強いです。
・耐寒性は皇帝ダリアの方が強い
・耐暑性はダリアの方が強い
という違いがあります。
皇帝ダリアとダリアの違い(おまけ)
よく知られている皇帝ダリアの花の色はピンク色が一般的です。
まりに白色の皇帝ダリアを見かけますが、それ以外の色の皇帝ダリアを見たことはありません。
つまり、皇帝ダリアの花の色は白色とピンク色の2種類と考えて問題ありません。
これに対してダリアの花の色はいろいろあります。
品種もいろいろあります。
なので、いろんな花の色を楽しみたい方は皇帝ダリアでなくダリアを育てた方がよいでしょう。
でも、皇帝ダリアの方がダリアよりも好きだという方はこちらから
購入することができます。
⇒【ダリア属】皇帝ダリア一重咲き 6号ポット