アゲラタムは花壇に植えられることもある、
観賞用の植物です。
花の形を見ると花弁(花びら)の形がはっきりしていないし
花っぽさがないような感じがします。
⇒アゲラタムの花の特徴を画像付きでわかりやすく解説
でも、公園の花壇などでよくアゲラタムの花が咲いているのを見かけるので
人気のある植物であることは間違いありません。
実際、上記画像は公園の花壇に植えられていたものです。
それくらい人気のあるアゲラタムですが、
もし育てているのであれば
「アゲラタムは冬越しができるのかな?」と気になるところでしょう。
そこで今回の記事ではアゲラタムを冬越しさせる時の注意点について
解説してみたいと思います。
アゲラタムを冬越しさせるポイント
まずいきなり重要ポイントから。
アゲラタムは暑さに強いですが、寒さには弱いです。
アゲラタムは非耐寒性(寒さに弱い)なのです。
アゲラタムは6月頃から花を咲かせるのですが、
日差しのきつい時期に強いので、公園の花壇なんかに植えられることが多いのでしょうね。
でも、花が咲いていない冬にはめっぽう弱いです。
そんなこともあってアゲラタムは日本では一年草扱いになっています。
一年草とはタネをまき、芽が出て花が咲き、タネができ、枯れるというサイクルを
1年以内に終わらせる植物のことです。
逆に、日本みたいに寒い冬が来ない国だと
多年草に分類されます。
「じゃ、日本だとアゲラタムを冬越しさせるのは無理なんじゃないの?」
と思った方もいるでしょう。
確かにアゲラタムは寒さに弱い植物です。
だから、花壇にアゲラタムを植えっぱなしで
なんの対策もしないということなら、冬越しは難しいでしょう。
でも、鉢植えして冬になったら
暖かい場所に移動できる対策をしているなら
冬越しは十分に可能な植物だといえます。
ここでは冬越し対策のため『鉢植え』にするというのがポイントです。
花壇だと寒い時期にアゲラタムを移動することができません。
そうなると寒さでアゲラタムが枯れてしまう可能性があります。
「寒いとダメだと言っているけど具体的に何℃以下になったら枯れるの?」
と気になった方もいると思います。
アゲラタムは10℃以下に気温になると成長が止まり枯れるといわれています。
逆に気温が10℃以上だと成長します。
・花壇でなく鉢植えにする(移動しやすくするため)
・10℃以下の環境に置かない
ということです。
もし気温が10℃以下の場所にアゲラタムを置いているようなら
すぐに日当たりがよくて、10℃以上の場所に移動しましょう。
また、冬は霜にあたるとアゲラタムは枯れますので、屋外より屋内の方が適切です。
となると屋内の窓際が適切な場所になるはずです。
これがアゲラタムの冬越し対策です。
「いや、うちは鉢植えはやらない、どうしても花壇で育てたい」
という方もいるかもしれませんね。
そんな場合にはマルチングをすることで冬越しができる可能性があります。
マルチングとはアゲラタムの株元(根っこから茎が出ているあたり、土と接しているあたり)を
ビニールやワラなどで覆うことで、寒さを耐えしのぐ方法の1つです。
またマルチングをすることで
雑草が生えにくくなりますし、水が蒸発するのを防ぐこともできます。
アゲラタムを冬越しさせるなら・・・
・鉢植えにできるなら10℃以上の部屋(窓際)に置く
・外でしか育てられないなら、マルチングをして寒さをしのぐ
でした。
とにかくアゲラタムは10℃以下の環境では枯れてしまう可能性があるので
温度管理に気を付けてください。
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