ヨメナは、あぜ道や野原などに咲く野菊です。
中部地方以西の本州、四国、九州に分布しています。
野菊は、秋の地を可憐に彩ってくれます。
しかし、野菊はたくさんの種類があるので
見分けがつきにくいことがあります。
ヨメナとノコンギクは、よく似た花が咲きます。
ヨメナに似た花ノコンギクとの違い
ヨメナの特徴について
キク科ヨメナ属の多年草。
本州から九州の山野や道端に生えていて、高さは60~120㎝ほどになる。
葉は、披針形で粗い鋸歯があり、表面はやや光沢があります。
花期は、7~10月で枝の先に紫色の舌状花と、
黄色の筒状花からなる3㎝ほどの花が咲きます。
痩果には、約3㎜の短い冠毛があります。
学名は、Kalimeris yomena
ノコンギクの特徴について
キク科シオン属の多年草。
日本各地の山野に生えていています。
地下茎は、横に這い、よく発達し繁殖します。
葉は互生し、4~10㎝の披針形で縁に粗い鋸歯があり
表面はザラザラしています。
花期は、8~11月で茎の上部が分かれ
ゆるい散房花序をつけます。
淡青紫色の舌状花と黄色の筒状花からなる花が咲きます。
痩果には4~6㎜の冠毛があります。
学名は、Aster ageratoides var. ovatusです。
ヨメナとノコンギクの特徴についてご紹介しました。
分かりやすい違いは、
ノコンギクの葉はザラザラで、ヨメナの葉はツルツルして光沢があります。
他には、ノコンギクの舌状花と筒状花には、ふさふさの毛がついていますが、
ヨメナの舌状花と筒状花の冠毛は、ノコンギクに比べて短いです。
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一見、とてもよく似ているヨメナとノコンギクを見分けるには、
葉を触ったり、花をよく観察する必要がありそうですね。