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マメ科

ミモザによる花粉症の症状を獣医師が分かりやすく解説

ミモザ




ドライフラワーで人気のミモザ。

ですが、ミモザが原因で花粉症になってしまい
咳や鼻水などの症状で苦しんでいる人がいるます。

この記事ではミモザによる花粉症の症状について解説します。
また、そもそもミモザで花粉症にかかる人がいるのか?
についても解説します。

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ミモザによる花粉症の症状

ミモザ

私は獣医師として犬猫の花粉症の診断治療をしています。
なので花粉症について詳しいです。
当ブログ管理人のプロフィール

ただ私は獣医師であって医師ではありません。
ミモザが原因で花粉症を患った可能性があるようなら
人間のクリニックを受診するようにお願いします。

それでは本題に入っていきます。
結論として、ミモザが原因の花粉症だから
杉花粉にはない「~という症状があるよ」
みたいな特別なものはありません。

花粉症はアレルギー反応の一種です。

だからスギ花粉の症状と同じような症状が
ミモザによる花粉症の症状でもでます。

なので

ミモザによる花粉症の症状は

・くしゃみ
・鼻水
・目のかゆみ
・喉の痛み
・咳

等が考えられます。

以上の症状があるようなら
必ず花粉症の診察ができる人間のクリニックを受診するようにお願いします。

また、ミモザなどの花粉症は『季節性アレルギー性鼻炎』
といわれたりもします。
季節性ということなので、ミモザの開花時期に
花粉症の症状が出ます。

ミモザの開花時期は3月から4月なので
この時期にくしゃみや鼻水などの症状があるようなら
人間のクリニックを受診するようにお願いします。

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ミモザが原因で花粉症になることってあるの?

ミモザ

記事の冒頭でミモザによる花粉症の症状について解説しました。
なので、ミモザが原因で花粉症になることはあるってことは
分かっていただけたと思います。

自宅に植えたミモザが原因で
隣の家の人が花粉症になってしまい
トラブルになってしまったという事例もあるようです。

ただ、ミモザって虫媒花です。
虫媒花(ちゅうばいか)とは昆虫などの虫が媒介して
受粉が行われる花のことです。

花粉症の原因になる植物って普通は風媒花(ふうばいか)です。
風媒花とは風が媒介して受粉が行われる花の事です。

たとえば杉、ヒノキ、ブタクサといった花粉症の原因で有名な植物は
みんな風媒花です。

まとめると

・虫媒花・・・昆虫などの虫が媒介して受粉が行われる花(ミモザ)
・風媒花・・・風が媒介して受粉が行われる花(スギやヒノキ)

です。

風媒花は風が媒介するわけです。
風のパワーで長距離まで花粉を飛ばすことができます。
だから花粉症の被害が拡大しやすいです。
これに対してミモザなどの虫媒花は虫が運ぶので
花粉が拡散しにくいです。

なんとなくわかっていただけますでしょうか?
風の勢いでパーッと花粉を飛ばすのと
虫にくっついた花粉が拡散するのと
どっちの方が花粉がいろんなところに散り渡るでしょう?
どう考えても風媒花の方ですよね。

だから一般的には花粉症の原因になるのは虫媒花でなく風媒花の方です。

ではどうして虫媒花であるミモザで
花粉症になる人がいるのでしょう?

ミモザ

結論してミモザは虫媒花ではあるものの
花粉が舞いやすいからだといわれています。

上記ミモザの花を見る限り
明らかに花粉が散りやすそうですよね。

たとえばオーストラリアってミモザがたくさん自生しています。
そして人口の4分の1が花粉症で苦しんでいるそうです。

そしてオーストラリアは南半球なので
日本みたいに3月じゃなく、9月から10月が花粉症のピークになるようです。

またオーストラリアではミモザが自生していることもあってか
ミモザが原因で花粉症になる方が多いようです。

ミモザは黄色くてきれいな花を咲かせます。
でもプレゼントするときには注意が必要でしょう。

ミモザ以外の虫媒花で有名な植物として桜があります。
桜で花粉症になる方って聞いたことがないですよね。

なので虫媒花は花粉症になりにくいというのが原則です。
でも花粉症になりやすさは人それぞれです。

虫媒花であっても
花粉症になりやすい方が花粉を少量でも吸ってしまったら
それだけで咳やくしゃみなどの症状が出る可能性があります。

実際、虫媒花であるミモザであっても
アレルギー検査ができるようです。
それくらいミモザによるアレルギーで
苦しんでいる方がいるってことです。

だから花粉症の既往歴がある人は
部屋の中といった狭い空間で
ミモザのリースなどを置くなどの行為も
やめた方がよいかもしれませんね。