この記事ではマツバウンランを駆除する方法について解説します。
なぜマツバウンランを駆除する必要があるの?
マツバウンランの繁殖力(増えるスピード)は
恐ろしいほどすごいです。
『恐ろしいほどの繁殖力の強さ=マツバウンランの最大の特徴』と言われているほどです。
見た目はきれいな花なのですが、
爆発的な繁殖力があるため、
マツバウンランは雑草扱いされることが多いです。
⇒マツバウンランは雑草?薄紫色のきれいな花を咲かせるのに失礼では?
感覚としてはツルニチニチソウと似ていますね。
ツルニチニチソウも爆発的な繁殖力があるので
雑草扱いしている人が多いですし、
どうやって駆除しようか悩んでいる人も多いですから。
⇒ツルニチニチソウを植えてはいけない理由
ツルニチニチソウと同様、
マツバウンランもどうやって駆除しようかと
悩んでいる方は多いですね。
マツバウンランが駐車場で咲き乱れているので育て方と駆除方法を調べてみた。
『特に用土に気を付ける必要はありません』
『肥料も特に必要ありません』
『水やりも特に必要ありません』
『一度繁殖を始めたマツバウンランは大繁殖したり、根絶するのが難しいので雑草と呼んでもいいかもしれませんね』— 愛楽亭むぅ太朗 (@muxutarou) April 2, 2021
ではどうしてマツバウンランは爆発的に増えて行くのでしょう?
マツバウンランが爆発的に増えるのは花が咲いてから実ができるまでの期間が異常に短いからです。
具体的には花が咲いてから数週間で
タネができます。
できた種が落ちて、そこでまた芽ができどんどんマツバウンランが増えていくわけです。
なので花が咲いているのを楽しんでいる暇なんてありません。
「きれいな花だな」って花に見とれている間に
どんどんどんどんマツバウンランが増えていくわけですからね。
そして知らぬ間に駐車場や庭がマツバウンランだらけになって
邪魔な存在になってしまうのです。
あちこちにマツバウンランの若葉が出てきた🌱
あまりにも出て来るので、夫には邪魔者扱いされて、相当引っこ抜かれる運命😢
でも、負けないで、かなり咲く😆 pic.twitter.com/XKohOm7G9x— 美の記憶 (@flolamoon9) March 9, 2023
そんなこともあってマツバウンランは京都府では
「種子ができる前に抜き取る防除対策が必要な被害危惧種Aa」に指定されているそうです。
マツバウンラン
> 京都府では「種子ができる前に抜き取る防除対策が必要な被害危惧種Aa」に指定しています…被害危惧種なんてものがあるのか。オオキンケイギクのような感じかな。
— K318Ci (@K318Ci) May 10, 2017
それくらいマツバウンランは花が咲き
すぐに種ができ圧倒いう間に増えていってしまう植物だということ。
だからこそマツバウンランが増えすぎたら
どうやって駆除するか?考えていかないということです。
次にどうやってマツバウンランを駆除したらよいか?
解説します。
マツバウンランを駆除する方法(1)引っこ抜く
先ほど解説したようにマツバウンランは花が咲き始めて
わずか数週間で実ができます。
だから「キレイな花だな」って鑑賞している暇なんてありません。
鑑賞している間に種が地面に落ちてしまう可能性があります。
ではどうすればいいか?
マツバウンランの花が咲く前がベストですが
きづいたら根っこごと引っこ抜きましょう。
マツバウンランの根っこってかなり短いです。
だから簡単に引っこ抜くことができます。
駐車場から救出作戦(許可有)🌱#マツバウンラン こんな長いのに根っこ短い!
このちっちゃい葉っぱが松葉っぽいってことか…後ろの #ゼニアオイ の根はすごい長くて引っこ抜くのがたいへんだった。
すぐにしおれてしまったけど、霧吹いてビニールかぶせたら復活した。元気に育っておくれ〜☺️ pic.twitter.com/hGQPaNDZS2
— のあ虫 (@noa64_upao) April 19, 2023
マツバウンランはヒョロヒョロした茎に短くてヒョロヒョロの根っこでできています。
だから非力な女性であっても
簡単に引っこ抜いて駆除することができるのです。
なので体力が続く限り
ひたすら根っこごと引っこ抜くことで
マツバウンランを駆除することは十分可能です。
マツバウンランの花期は4月から5月です。
花が咲き始める4月より前(3月とか)に
根っこごと引っこ抜いて駆除しましょう。
マツバウンランは上記画像のように細長くてヒョロヒョロしています。
だから花が咲いていなくても、
「あ、これがマツバウンランだな」ってわかるはずです。
ヒョロヒョロで細長く茎が伸びるので
ひたすら根っこを引っこ抜くにしても
しゃがんで作業する必要がありません。
だから腰を痛める心配もほとんどないと思います。
あと一つ注意点があります。
マツバウンランは簡単に根っこごと引っこ抜くことが可能です。
ただ、引っこ抜いたマツバウンランはすぐにゴミ袋に入れて
あなたがお住まいの地域のルールにしたがって
適切に捨ててください。
引っこ抜いてそのままにしておくと
そこからまたマツバウンランが生えてくるからです。
それくらいしぶとい植物なのでご注意ください。
マツバウンランの駆除は簡単そうで難しい。
そんな印象です。
マツバウンランを駆除する方法(2)除草剤
「持病のヘルニアがあるから、いくら簡単にマツバウンランを引っこ抜けるとしても
できません。医者から止められています」
って人もいるでしょう。
その場合には除草剤を使ってマツバウンランを駆除しましょう。
マツバウンラン除草におすすめの薬剤は、シバニードグリーンです。
⇒住友化学園芸 シバニードグリーン粒剤 700g
ガーデンセンター幸手店
【埼玉】本日の雑草対策説明会おわりました!!次は23日(土)の11:00からですよ。
今回は芝生用除草剤でおすすめのシバニードグリーンをご紹介します。実はこれ肥料も入っているので一石二鳥な商品なんです♫ pic.twitter.com/aRvUMewbad
— ジョイフル本田 ガーデンセンター (@gc_joyfulhonda) January 11, 2016
シバニードグリーンはマツバウンランを除草しながらも
芝生は成長できるようにできているという優れた除草剤です。
まさに一石二鳥な除草剤ですのでぜひ試してみてください。
⇒住友化学園芸 シバニードグリーン粒剤 700g
最後にマツバウンランは可愛い花を鑑賞してから
駆除しようなんて思っていると
あっという間に増えてしまいます。
そうなる前に根っこごと引っこ抜くか
除草剤を使うかして駆除しましょう。
次の記事ではマツバウンランと同じ4月頃に咲く花で
ものすごい繁殖力を持つツルニチニチソウについて解説します。
⇒ツルニチニチソウが増えすぎて困った場合の対処法