春になり暖かくなるころに見かけるしだれるように咲く小さな白い花。
この花の名前は、ユキヤナギ。
真っ白な小さな花がまるで雪が積もっているように見えることから
この名前がつけられました。
垂れた枝に小さな白い花がたくさん咲いてるユキヤナギは、
風に揺られる姿がとても素敵です。
今回は、ユキヤナギの花言葉についてご紹介します。
ユキヤナギには、怖い花言葉があるといううわさもありますが
ユキヤナギの花言葉には、
「気まま」
「愛嬌」
「静かな思い」などがあります。
この花言葉からは怖いイメージはありませんが
ではこの噂はどこからきているのか
不思議ですね。
ユキヤナギの花言葉は?
ユキヤナギの花言葉は、
愛情・愛嬌・愛らしさ・懸命・静かな思い・気ままなどがあります。
花言葉には、ポジティブなイメージのもとと
ネガティブなイメージのものが両方存在する花が多くあります。
例えば、初夏に咲くクレマチスの花言葉は
「精神の美」ですが、
「縛り付ける」という怖い意味も持っています。
では、ユキヤナギの花言葉で
ネガティブなイメージがあるものは「気まま」でしょうか?
ユキヤナギの花言葉の由来
ユキヤナギの花言葉で、
「愛情、愛嬌、愛らしさ、懸命」はポジティブなイメージですよね。
雪が積もって枝が垂れているように見えるユキヤナギ。
雪が積もっているように見えるのは、
1㎝ほどの小さな白い花。
その白い小さな白い花がたくさん集まって咲いています。
1つ1つはとっても小さな花ですが
それぞれが力いっぱい花を咲かせる姿は、
とても愛らしく、健気に見えます。
そんなユキヤナギの花の咲く姿から
「愛情」
「愛嬌」
「愛らしさ」
「懸命」
という花言葉が付いたと言われています。
では、ユキヤナギの花言葉の
「静かな思い」
「気まま」はどのようについたのでしょうか?
ユキヤナギは、柳のように細く伸びた枝に
沢山の小さな白い花を咲かせ、
風が吹くとゆらゆらと、しなやかに揺れます。
そのしなやかに揺れる様子から
「気まま」という花言葉になったとう説があります。
花の重さでしなった枝が
風にゆらゆらと揺れる姿がとても美しいユキヤナギを
見てると心が少し和らいだ気分になりますよね。
「静かな思い」という花言葉は、
そんな状況からつけられたのかもしれませんね。
ユキヤナギの花言葉に怖い意味がある?
ユキヤナギに、
怖い花言葉が存在するという噂もあるようですが、
今回ご紹介した花言葉には怖いイメージのものは存在しません。
しかし、ユキヤナギの花言葉の1つである
「気まま」はネガティブなイメージに受け取る方もいるかもしれません。
そのため、ユキヤナギを贈るときには少し気を付けてくださいね。
どうしてユキヤナギという名前になった?
ユキヤナギの学名は、Spiraea thunbergiiです。
Spiraea は、ギリシャ語で螺旋を意味します。
ユキヤナギの枝は、しなりやすく簡単に花冠が作れることからこの学名がついたとされています。
また、thunbergiiはスウェーデンの植物学者カール・ツンベルグの名前からつけられたと言われています。
和名のユキヤナギ(雪柳)は、
柳のように枝垂れる枝を持ち、白い小さな多数の花が
まるで雪が積もったように見えることからこの名前が付けられました。
また、ユキヤナギは
岩場でも咲くことから別名イワナヤギとも言われています。
その他には、
白い小さな花を米粒に見立てて
コゴメバナ(小米花)とも言われています。
庭先や公園でもよく見かけるユキヤナギ。
花言葉を知ると、一生懸命咲く小さな花がよりかわいく見えるかもしれませんね。