ヤマグワはクワ科の植物です。
山に生えるからヤマグワと名付けられたそうです。
ではクワの由来は?と気になる方もいるかもしれませんね。
クワの由来は蚕が食う葉のようです。
ヤマグワは雌雄異株の落葉樹です。
落葉樹なので一年中葉っぱが生い茂っているわけではありません。
時期が来たら病気じゃなくても落葉します。
それからヤマグワは日本中大抵どこでも見られますが
ただヤマグワですから観れるのは山になります。
この記事ではヤマグワの特徴について解説したいと思います。
⇒ヤマグワ 0.3m10.5cmポット 1本【1年間枯れ保証】【山林苗木】
ヤマグワの葉・花・実などの特徴
ヤマグワの葉っぱは卵のような形をしているのが特徴です。
また、深い切れ込みが4箇所程度入っている場合もあります。
それから葉っぱのつき方は互生です。
樹木の葉のつき方としては
・輪生
・対生
・互生
などがあります。
互い違いには葉が枝についていることを互生といいます。
互生の葉ができる植物にはヤマグワ以外に
・ヤマブキ
・リキュウバイ
・モミジバフウ
・ブラシノキ
・ヤマハギ
・シロバナサクラタデ
などがあります。
⇒リキュウバイの葉の特徴は?
⇒モミジバフウの画像集|カエデとの違いは?
⇒ブラシノキの葉の特徴とは?
⇒ヤマブキの葉っぱの特徴(画像・動画付き)
それからヤマグワの葉っぱの大きさは10cm前後のものが多いですが
大小様々で、先っぽは尖っているのが特徴になります。
次にヤマグワの花の特徴ですが、
私が撮影した時には花がなかったのでお見せできませんが、
色は黄緑色です。
次に樹皮ですが、色は褐色に近い灰色で
薄いので剥がれやすいという特徴があります。
それからヤマグワの実ですが
地域によりドドメということもあるそうです。
これはドドメ色が語源なのではないか?という説もあるようです。
ちなみにヤマグワは雌雄異株なので雌株だけ実がなります。
時期は夏頃で、甘いので食べることもできます。
ヤマグワの冬芽の特徴
冬芽というのは落ちた枝についている芽のことです。
時期は秋頃です。
冬芽は次の春に育つであろう葉っぱなどが入っています。
ヤマグワ特徴|成長スピード
成長スピードが早いのが山桑の特徴です。
1年で3m以上伸びることもあります。
ですから、天井の心配がある方は
剪定して長さを調節した方が良いでしょう。
ヤマグワ特徴|樹液の色
樹液の色は特徴的だと思います。
なぜならヤマグワの樹液の色は白いからです。
この白い樹液には害虫から実を守るための物質が入っています。
ただ、例外があって、蚕はこの樹液問題ありません。
解雇無効(蚕無効)みたいな感じですね。
蚕さんからしたら、
ヤマグワの葉っぱを他の虫から奪われる心配がないので
安心して生活することができますね。
ヤマグワその他の特徴
ヤマグワは蚕の餌になるという特徴や果実は食べることができるという特徴もあります。
お酒の原料として利用されることもあります。
他にも漢方で利用されたり、マルベリーリーフというハーブとして利用されることもあります。
⇒マルベリーリーフ(桑の葉)エキス 500mg 60粒 植物性エキス
それから樹皮は和紙の原料に使われることもあります。
木は家具に利用されることもあります。