前回の記事ではウメモドキの実について解説しました。
⇒ウメモドキの実は食べられる?実がならない原因
前回の記事でもお伝えしましたが、
ウメ『モドキ』とモドキってなってますから、
ウメモドキは梅に似ている植物だとわかりますね。
たとえばカマキリモドキって昆虫がいます。
カマキリモドキは頭から胴体辺りまではカマキリに似ていますが、
胴体から肛門あたりまではスズメバチなどの別の昆虫に似ています。
もちろんカマキリモドキはカマキリではありません。
アミメカゲロウ目の昆虫です。
ちなみにカマキリはカマキリ目なので
やっぱりカマキリモドキとカマキリは違います。
これと同じで梅とウメモドキはまったく違います。
ですので、梅の育て方を知っている方でも
ウメモドキの育て方は参考になると思います。
目次
ウメモドキの育て方|水やり
ウメモドキは以前解説したシロバナサクラタデと違って
水やりはそんなに必要ありません。
⇒シロバナサクラタデの育て方(画像・動画付き)
シロバナサクラタデは湿生植物なので
常に土が湿ってないと枯れます。
でもウメモドキはずっと雨が降らず、地面がカラッカラに干上がっている状況でないなら
たまに降る雨だけで十分です。
なので、地面が干上がっているようなら
ウメモドキであっても水やりをしてくださいね。
流石に土は湿ってないと枯れますから。
もちろん自己責任でお願いしますね。
あと鉢植えだったら、たまに霧拭き程度に水を与えてください。
完全に土が乾燥していると枯れる原因になりますからね。
ウメモドキの育て方|日当たり・環境
ウメモドキはシロバナサクラタデほどの湿気は要りません。
でも、どちらかというと湿気のある場所を好みます。
それからウメモドキは地植えでも鉢植えでもどちらでもOKですし
寒さにも暑さにも強い方なので日本全国どこでも育てることができます。
日光は1日の半分くらいは当たった方が良いでしょう。
それからウメモドキは高さが2mちょっとくらいまで育ちます。
このことを前提に育てる場所は考えてくださいね。
たとえば、鉢植えにした時に
天井の高さは大丈夫か?などです。
ウメモドキの育て方|土壌
ウメモドキは基本的に野山で育っています。
何が言いたいか?というと、強いってことです。
なので、そこまで土のことを心配する必要はありません。
ただ強いていうなら水捌けの良い土がおすすめです。
ウメモドキの育て方|肥料
夏でなく、『冬に』緩効性の化成肥料を利用してください。
なぜなら、春頃になると新芽が出てくるためそれなりの栄養が必要になるからです。
ウメモドキの育て方|植え替え・植えつけ
ウメモドキを植え付ける場合、注意すべきことは
花が咲いている時期は避けるってことです。
花が咲いているのは夏前です。
具体的には5から6月です。
なので5、6月は避けて下さいね。
植え付けでおすすめは3月と冬前である11月頃ですね。
植え付け方としては鉢植えなら、根鉢の2倍くらいの大きさの幅、深さが必要になります。
植え付け時は栄養が欲しいので
完熟の堆肥を土に混ぜたほうが良いでしょう。
水分も最初は十分に与えてください。
ウメモドキの育て方|増やし方
ウメモドキを増やす方法は2つ。
種から増やすか、挿木をして増やすかです。
種から増やすならどうにかして種をゲットしてください。
ウメモドキの実がなっているようなら
熟した実を採取しましょう。
その実を水洗いしつつ
果肉を除去して種だけにしてください。
注意点としては種は乾燥させないでください。
乾燥すると芽が出なくなるからです。
その上で湿った土に蒔くだけです。
問題なければ、春頃には芽が出て来るでしょう。
次に挿し木による増やし方ですが、
おすすめの時期は梅雨ですね。
この頃はちょうど新芽がいい感じでしっかり育っている時期で
挿し木しやすいです。
4cmから5cmくらいに枝先を切って挿し穂にしましょう。
しっかりと水あげしてから赤玉土などにさしてください。
ウメモドキの育て方|手入れ
基本的にここまでの解説通りで大丈夫です。
あまりにも枝が伸びすぎて邪魔なら剪定するくらいの感覚で良いでしょう。
ウメモドキの育て方|注意点
ウメモドキは丈夫な植物です。
そんなに病気の心配はいりません。
あえて心配するならカイガラムシによる被害くらいでしょう。
もしカイガラムシが見つかったら
ブラシなどを使って根こそぎ落としてください。
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