前回の記事ではヤエヤマブキの花の特徴について解説しました。
ついでにヤエヤマブキに種ができない理由についても解説していますので
興味のある方はぜひご覧ください。
⇒ヤエヤマブキの花の特徴
ちなみにヤエヤマブキの葉っぱは互生です。
葉のつき方には
・互生
・輪生
・対生
とあって、ヤエヤマブキは互生です。
互生について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
⇒互生とは?【葉の付き方分類】
ちなみにヤエヤマブキと同じ互生の植物としてシキミがあります。
⇒シキミの葉の特徴
それではここからが本題です。
ヤエヤマブキの育て方について解説します。
目次
ヤエヤマブキの育て方|水
上記画像はスーパー付近に雑草みたいに生えていたヤエヤマブキです。
こんな感じで雑草みたいに生えているようなヤエヤマブキなら
根付いている場合には水やりは不要でしょう。
でも、自宅で鉢植えしている場合、
土の表面が乾燥しているならたっぷりと水やりしてください。
たっぷりとは鉢の底から水があふれてくるくらいの量です。
ヤエヤマブキの育て方|植え替え・植え付け
植え替えや植え付けの時期は花が咲いていない時期がおすすめです。
上記画像は4月下旬のものです。
つまりヤエヤマブキは4月~5月ころ花が咲きます。
ですから植え替えや植え付けの時期は11月から3月ころが適しています。
そして植える場合には、そこに存在する土と腐葉土を混ぜると育ちやすいです。
ヤエヤマブキの育て方|増やし方
ヤエヤマブキを増やす方法は
・挿し木
・株分け
の2つあります。
挿し木
挿し木をするなら花が咲き終わる6月~7月ころがおすすめです。
枝先5㎝くらいを切り
挿し木は6月上旬~7月上旬が適期。
長さ5㎝程で枝先を切って、水揚げをします。
水揚げとは水を吸い上げやすいようにすることです。
そのあと、土に挿して完了です。
株分け
株分けとは大きく成長した株を2つ以上に分ける行為のことです。
2つに株分けしたら1つのヤエヤマブキが2つになりますし、
3つに株分けしたら1つのヤエヤマブキが3つになるわけです。
前回の記事でも解説しましたが
ある理由により、ヤエヤマブキに種ができないため
種をまいて増やすことができません。
⇒ヤエヤマブキの花の特徴
そういった意味で、株分けで増やす方法は
ヤエヤマブキを増やす方法としてかなり有力な手段だと思います。
ヤエヤマブキの育て方|土
ヤエヤマブキは栄養に富んでいて水はけのよい土で良く育ちます。
おすすめは赤玉土:腐葉土=7:3に混ぜた土です。
ただ、赤玉土を買って、腐葉土を買って、
量をしっかり計測して混ぜるなんて作業は面倒くさいと思います。
今では最初から赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜた土が販売されています。
⇒基本用土(赤玉土:7 腐葉土:3)18L [硬質赤玉土 培養土 腐葉土]
ヤエヤマブキの育て方|肥料
ヤエヤマブキは4月ころに花を咲かせますから
その前にしっかりと栄養を与えておきましょう。
具体的には2月に緩効性肥料を利用しましょう。
⇒マイガーデン粒状肥料 600g入 緩効性肥料 元肥 追肥
あとは花が咲いた後も、
緩効性化成肥料を利用しましょう。
花が咲くというのは植物にとってはものすごくエネルギーを消費することなのです。
ですから、花が咲いた後も肥料を置くことで
失われたエネルギーが補われ、来年、また花が咲きやすくなります。
ヤエヤマブキの育て方|剪定
ヤエヤマブキには古い枝もあれば
最近できた新しい枝もあります。
古い枝は生えているところから剪定するとよいでしょう。
無駄なエネルギーを消費させなくできるからです。
で、剪定する時期はヤエヤマブキの花が咲く4月より手前です。
具体的には11月から3月ころになります。
とにかく無駄にエネルギーをヤエヤマブキに使わせると
いざ花が咲く時期になっても枯れたり、花が咲かなかったりする可能性があるため、
それまでにしっかりとエネルギーを高めておきたいものです。
そのための剪定であったり肥料であったりするわけです。
ヤエヤマブキの育て方|害虫
特にヤエヤマブキを苦しめるのような害虫は
報告されていません。
ヤエヤマブキを育ててみたい方はこちら
⇒(山野草)盆栽 ヤエヤマブキ(八重山吹) 3号(1ポット)