オシロイバナってショッキングピンクって言えるほど
すごく目立つピンク色をしていますね。
そんなオシロイバナも種になると
普通に黒色になります。
ところでオシロイバナって7月くらいに外を歩いていたら
普通に見かける花なのですが、毒があるため、注意が必要です。
この記事ではオシロイバナにはどんな毒があるのか?
そして毒がある場所はどこなのか?などについて解説していきたいと思います。
オシロイバナに含まれる毒
オシロイバナの種を割ると、
胚乳というものが出てきます。
そして、胚乳を崩すと、白い粉になります。
この白い粉を使って昔の女の子たちは化粧遊びをしていたんだそうです。
化粧=おしろいの粉=オシロイバナという感じで
オシロイバナという名前ができたルーツです。
でも、この白い粉も含めてオシロイバナには毒があるのです。
オシロイバナの草全体、実や根っこの部分にはトリゴネリンという毒の成分が含まれています。
以下続・楽しい植物観察入門(大日本図書)より引用
引用元URL:http://www.dainippon-tosho.co.jp/newsletter/files/p_observation2.pdf
トリゴネリンが嘔吐や下痢などの中毒症状の直接の原因になっているか明らかになっていませんが,果実
や根の誤食には注意が必要です。
以上引用終了
上記引用先はネット上に公開されているのでぜひ
全文をご覧になっていただきたいのですが、
トリゴネリンが中毒の直接的な原因になっているかは不明とのことです。
でも、根っこや果実(白い粉も含めて)の誤食に注意を呼び掛けていますね。
なので、オシロイバナの白い粉で化粧遊びをするのは危険と言わざるを得ませんね。
オシロイバナをもし間違って口に入れてしまうと
トリゴネリン(の可能性)によりお腹が痛くなったり、
ゲーゲー吐いたり、水みたいな下痢をしてしまう可能性があります。
オシロイバナのどの部分にもトリゴネリンという毒成分が
含まれているようですが、葉っぱや茎の部分より
根っこや種の部分に多く含まれているといわれています。
なので、オシロイバナの種を割って、
白い粉を取り出して化粧遊びをするのはおすすめできません。
⇒オシロイバナの種の中はどうなってる?画像を使って説明
私は獣医師として日々ペットの診察をしていますが、
オシロイバナの毒は人間だけでなくペットにも有害だといわれています。
なので、ペットのお散歩中にオシロイバナの花を見つけても
距離を取るようにした方が無難かもしれません。
他にもお散歩中に見つける花で有害なものがあるので、
こちらの記事も参考にしていただけると幸いです。
⇒アネモネの花に毒はある?
オシロイバナの胚乳(白い粉)に毒はあるの?
オシロイバナの種の中には胚乳という白い粉が含まれています。
⇒オシロイバナに潜む危険性をわかりやすく解説
先にも書いたように、粉は胚乳です。
昔の女の子はオシロイバナの白い粉を使って化粧遊びをしていたそうです。
でも、オシロイバナの種の部分(白い粉を含む)にはトリゴネリンという毒が含まれています。
特に化粧遊びは白い粉を顔に塗るわけですから口に入る危険性があります。
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できれば、オシロイバナの白い粉で化粧遊びはせず、
おもちゃ屋さんなどで販売されている安全な商品で遊んだほうがよいでしょう。
続いてオシロイバナの花言葉について解説します。
⇒オシロイバナの花言葉と由来