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光合成

陽生植物と陰生植物の違いをわかりやすく解説

陽生植物 陰生植物




前回の記事では光補償点について解説しました。
光補償点とは?わかりやすく解説

光補償点のグラフはこちらです。

光補償点

今回の記事では陽生植物と陰生植物の違いをわかりやすく解説していきたいので、
上記グラフに対して、さらに以下のように線を付け加えますね。

陽生植物

お忙しい方のために先に結論を挙げておきますね。

陽生植物と陰生植物の違いをまとめると

(定義の違い)
陽生植物と太陽の光がいっぱいないと生きていけない植物のこと。
陰生植物とはそんなに太陽の光がなくても日陰でも生きていける植物のこと。

(グラフで見た時の違い)
・光合成速度・・・陽生植物>陰生植物
・呼吸速度(呼吸量)・・・陽生植物>陰生植物
・光補償点・・・陽生植物>陰生植物
・光飽和点・・・陽生植物>陰生植物

となります。

それでは具体的な解説に入っていきますよ。

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陽生植物と陰生植物の違い

陽生植物

上記グラフでも黄緑色のグラフをご覧ください。
光飽和点が白色の線よりも高い位置にありますね。

「光飽和点って何?」と気になった方はこちらの記事をご覧ください。
光合成は光の強さに依存する?

とにかく黄緑色の線のように光飽和点が大きい植物を陽生植物といいます。
これに対して白色の線のように光飽和点が低い植物を陰生植物といいます。

陽生植物と陰生植物のグラフ

陽生植物とは何か?というと太陽の光がいっぱいないと生きていけない植物のことです。
陰生植物とはそんなに太陽の光がなくても日陰でも生きていける植物のことです。

ノイバラ

たとえばノイバラは日当たりの良い場所でよく育つので陽生植物の具体例となります。
ノイバラの花の特徴

ドクダミ

これに対してドクダミは日陰で良く育つので陰生植物の具体例として挙げることができます。
ドクダミの花のつくりを画像を使って解説

では上記グラフから陽生植物と陰生植物の違いを分析していきましょう。

まず光合成速度が陽生植物の方が陰生植物より大きいですね。
また呼吸速度(呼吸量)も陽生植物の方が陰生植物より大きいです。

光補償点

光補償点も陽生植物の方が陰生植物より右側にきているので大きいですね。
光補償点とは?わかりやすく解説

光飽和点

光飽和点も陽生植物の方が陰生植物より高い位置にきているので大きいですね。
光飽和点についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
光合成は光の強さに依存する?

こんな感じで陽生植物は何でもかんでも大きいです。

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なぜ陽生植物は陰生植物よりなんでも大きくなるの?

ノイバラ

どうして陽生植物はこんなふうに光合成の速度もや呼吸速度も速いのでしょう?
くどくなりますが、陽生植物は太陽の光がいっぱい必要なわけです。

なぜ太陽の光がいっぱい必要なのでしょう?
陽生植物の葉っぱは陰生植物の葉っぱより分厚い(肉厚)です。

葉っぱが肉厚だということは
細胞がいっぱい詰まっているという事です。

細胞がいっぱい詰まっているということは光合成も呼吸もいっぱいするということです。
だから陽生植物は何でもかんでも大きくなってしまうのです。

だから普段お散歩していてきれいなお花を見つけたら
葉っぱを見てやってください。
いろんな葉っぱを見ていくうちに
「あぁ、この葉っぱ他のより厚いな」ってわかってきます。
そしたらこの植物は陽生植物だなってわかるようになりますよ。

陽生植物と陰生植物の違いをまとめると

(定義の違い)
陽生植物と太陽の光がいっぱいないと生きていけない植物のこと。
陰生植物とはそんなに太陽の光がなくても日陰でも生きていける植物のこと。

(グラフで見た時の違い)
・光合成速度・・・陽生植物>陰生植物
・呼吸速度(呼吸量)・・・陽生植物>陰生植物
・光補償点・・・陽生植物>陰生植物
・光飽和点・・・陽生植物>陰生植物

となります。