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クスノキ科

クスノキの葉に茶色い斑点が!何の病気?

クスノキ




歩道を歩いていると、
クスノキを見かけることがありますよね。
クスノキの特徴は?

もしクスノキを見かけたら葉っぱを見てください。、
こちらの画像のように茶色い斑点ができていることがあります。

クスノキの葉

クスノキは常緑樹といって、基本的に寒い季節だからといって枯れません。
ちなみに上記画像は2021年2月の真冬に撮影したものです。
だから、寒さで葉っぱが枯れかかっているわけではありません。

この茶色の斑点はクスノキが病気にかかっているからなのでしょうか?
以下、詳しく解説していきたいと思います。

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クスノキの葉に茶色い斑点どんな病気が考えられる?

クスベニヒラタカスミカメによる痕

上記画像のようにクスノキの葉に茶色い斑点ができるのは
たいていクスベニヒラタカスミカメというカメムシの仲間が関係している可能性が高い
です。

つまり害虫による病気ために、
クスノキの葉に茶色い斑点ができているってことです。

で、茶褐色の斑点は
クスベニヒラタカスミカメがクスノキの葉っぱを「チューチュー」吸ったときにできる痕です。

以下、クスベニヒラタカスミカメについて詳しく解説していきたいと思います。

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クスノキの葉の病気クスベニヒラタカスミカメとは?

クスベニヒラタカスミカメによる痕

クスベニヒラタカスミカメはカスミカメムシ科のクスノキに寄生する害虫の一種で
近畿地方でよく見受けられます。
一応学名をあげておきますと、
『Mansoniella cinnamomi』です。

クスベニヒラタカスミカメは1cmもないくらい
すっごく小さなカメムシの仲間で、
2010年ごろだとみられませんでした。

が、2021年現在、近畿地方だと
クスベニヒラタカスミカメは普通に存在し、
クスノキの葉を食い荒らしています。

2021年だと関東でもクスベニヒラタカスミカメによる被害が
発生し始めていると聞きます。

ところでクスベニヒラタカスミカメは幼虫も成虫も
クスノキの葉を口吻という針のようなものを使って「チューチュー」吸って栄養をもらいます。
そして、吸われたクスノキの葉は1日程度で茶褐色に変化します。

クスノキ

ただクスベニヒラタカスミカメは小さいし、
チューチュー吸った結果、茶褐色にクスノキの葉の色が変化するため、
葉っぱが斑点模様になるわけです。

大量にクスベニヒラタカスミカメが寄生すると
葉っぱがどんどん落ちていくこともあります。
そしてクスベニヒラタカスミカメは
葉に卵を産み、繁殖し、どんどん増えていきます。

特にクスベニヒラタカスミカメはクスノキの葉っぱの裏にいることが多いので、
もし茶褐色の斑点が葉っぱにできているようなら
葉をめくって裏返してみてください。
1㎜以下の小さい害虫が見えたら、クスベニヒラタカスミカメの可能性が高いでしょう。

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クスノキの葉の病気クスベニヒラタカスミカメの繁殖

クスベニヒラタカスミカメによる痕

クスベニヒラタカスミカメは先ほども申しましたように
クスノキの葉っぱに産卵します。
産卵時期が4月ならそのままふ化し
すると2週間から3週間程度で成虫になります。

こんなことを10月くらいまでひたすら繰り返すので
爆発的にクスベニヒラタカスミカメが増えていくわけです。
ちなみに冬だとクスベニヒラタカスミカメは仮死状態で越冬することもできるそうです。

ちなみにクスベニヒラタカスミカメは駆除方法が確立されていません。