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バラ科

ノイバラの育て方




前回の記事ではノイバラの花の特徴について解説しました。
ノイバラの花の特徴

今回の記事ではノイバラの育て方について解説したいと思います。

上記画像はコンビニの駐車場付近のフェンスに巻き付いているノイバラを撮影したものです。
こんな感じでノイバラは雑草として日当たりのよい場所で元気に育つ植物です。
だから、「ノイバラってどうやって育てたらいいんだろう・・・」
みたいに悩む必要はありません。

ノイバラはバラ科の植物ですが、
他のバラ科の植物よりも雑草魂が強いので、
ちょっと害虫がついただけなら枯れません。

まずノイバラを育てるにあたっての重要ポイントから説明します。

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ノイバラの育て方|重要ポイント

ノイバラ

ノイバラを育てるために重要なのは

・水やり
・剪定

の2つです。

ノイバラは5月ころに花を咲かせますが、
花が散った後、株元(土と接する付近と考えてください)あたりから太い芽が
伸びだしてくるのですが、これをシュートといいます。

シュートは秋から来年春の主な幹や枝になってくれます。

で、花って新しくできたシュートにできます。
だから剪定する場合(無駄な枝などを切ってすっきりさせること)は
シュートを残すように注意してください。

あと、水が切れないように、
地面が乾燥したら水やりをしてください。

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ノイバラの育て方|暑さ寒さ

ノイバラ

ノイバラはバラ科の植物で
きれいな花を咲かせるといってもコンビニ横のフェンスでも生える雑草です。

雑草の定義についてはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
マツバウンランは雑草?薄紫色のきれいな花を咲かせるのに失礼では?

ノイバラはコンビニ横のフェンスでも生えるわけですから
暑さや寒さにも強い植物だといえるでしょう。

暑い時は涼しい場所に移動させるとか
冬になり凍結しだしたら暖かい部屋に移動させるとか
そんなことしなくても元気に育つのがノイバラのよいところです。

でないと、誰も手入れしていない道端などで
元気に育つわけがありませんから。

ただ、暑い時期、西日に当たり続けると
葉っぱが焼けてしまい、枯れてしまう危険性がある
ので
自宅でノイバラを育てている方は暑い時期の西日にだけは気をつけるようにお願いします。

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ノイバラの育て方|土

ノイバラ

ノイバラはそもそも森林で自生しています。
何が言いたいか?というと、
よほどひどい場所(40℃近い気温が続くとかマイナス30℃の気温が基本とか
ひたすら雨が降るとか、一切雨が降らないとか、農薬をまきまくっている場所とか)でなければ
ノイバラは元気に育つってことです。

ただ、

欲をいえば

・水はけがよい
・水持ちがよい
・通気性が良い

土壌の方がよく育ちます。

赤玉土

おすすめの土は赤玉土7に腐葉土が3入った土ですね。

腐葉土

昔は赤玉土と腐葉土をそれぞれ買ってきて
自分で7:3に混ぜて作っていました。

でも、今では赤玉土と腐葉土が7:3になっている土が販売されています。
基本用土(赤玉土:7 腐葉土:3)(厳選5L)〔園芸 用土 土 培養土 腐葉土 花 野菜 赤玉土〕

すごく便利な時代になったものです。

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ノイバラの育て方|日当たり

ノイバラ

基本的に日当たりの悪いジメジメした場所が好きなのはコケ類とかでしょう。
なのでノイバラを育てるなら日当たりの悪いところより日当たりの良い場所の方がよいです。

ただ、先ほども解説しましたように夏といった暑い時期は西日に当たり続けると
葉っぱが焼けてしまいます。

結果、ノイバラが枯れてしまうかもしれません。
なので、夕方、西日に当たり続ける場所だけは避けてください。

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ノイバラの育て方|種まき

ノイバラ

種まきは2~3月くらいに行います。
ノイバラは野生の植物です。

なのでノイバラの種をお店で売っているというケースは少ないでしょう。
自然に生えているノイバラから種を採取するところから始める必要があります。

種を採取してきたら、
まずは水で良く洗ってから日の当たらない場所で乾燥させてください。
というのは、ノイバラの種には発芽を抑制する物質が入っているからです。

採取しただけの種を植えてもノイバラの芽が出てきません。
水洗いと日陰の乾燥を行うことで発芽できる状態になります。

で、水洗いし乾燥させたら植え替える前提で底の浅い箱に土を軽く盛り、そこに種をまきましょう。
芽が出てくるまで土は乾燥させないように気を付けてください。
霧吹きなどを使って土が常に湿気た状態をキープしましょう。

発芽し10㎝くらいの大きさになったら庭か鉢に植え替え・植えつけましょう。

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ノイバラの育て方|植え付け

ノイバラ

ノイバラを植え付ける場合には、
先ほどの土の項目で解説したように赤玉土7に腐葉土3の土を利用してください。
基本用土(赤玉土:7 腐葉土:3)(厳選5L)〔園芸 用土 土 培養土 腐葉土 花 野菜 赤玉土〕

できれば用意した土に有機性肥料か化成肥料を混ぜ
1週間ほど置いておいてください。

その方が肥料と土がよくなじみ
ノイバラが育ちやすくなります。

で、植え付けする場合の注意点としては
根っこを傷つけないということにつきるでしょう。
根っこが傷つくと、ノイバラが枯れてしまう原因になりますから。

それからこちらの画像のように、
つるをフェンスなら支柱なりに伸びるような場所に植えつける方が
あとになって、植え替えの必要性が少なくなるでしょう。

ノイバラ

植えつけたら、しっかりと水を与えてください。

あとは植え替えも同様です。
植え替えは鉢から根っこが飛び出してきたら行いましょう。
根っこを傷つけないように、現在の鉢よりも一回り以上大きな鉢に植え替えます。

土は赤玉土7に腐葉土3を混ぜ合わせ、
化成肥料などとなじませておいてください。

植え替えの頻度としては3年に1回とか4年に1回が一般的と言われています。
この辺はあなたが利用している鉢の大きさ次第といったところです。
鉢が大きいほうが植え替えのタイミングは遅くなりますし、
小さい鉢を利用しているならすぐにノイバラが大きくなるため
植え替えのタイミングが早くなります。

植え替えも植えつけもできればノイバラが休眠している12月から2月頃の間に
行う方が根っこを傷つけにくいです。

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ノイバラの育て方|水

ノイバラ

春から秋にかけて土が乾いたらたっぷり水を与えてください。
冬場はノイバラが休眠するため、
そんなに一生懸命水やりをする必要はありません。

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ノイバラの育て方|肥料

ノイバラ

ノイバラの画像を撮影したのは2021年5月上旬です。
つまりノイバラは5月あたりに花を咲かせます。

その後、花は落ちますが実がなります。
花が咲いたり実がなるにはものすごいエネルギーが必要です。

ハナミズキ

たとえばハナミズキの花が去年多く咲くと、
今年咲く花の数が少なくなることが多いです。
ハナミズキの花が少ない原因と対策

それは前年度に花が咲きすぎたため
ハナミズキが栄養不足になり弱っているからです。

何が言いたいかというと、それくらい花を咲かせるのにはエネルギーが必要だということです。
ノイバラも同様で、5月~6月に花が咲くので
それより前の時期に肥料を与えて花が咲くことによるエネルギー不足を防ぐようにしましょう。

で、どんな種類の肥料を与えた方がよいか?というと
有機性肥料か化成肥料がおすすめです。

有機肥料か化成肥料を利用することで
花が咲くなどして弱ったノイバラを癒してあげることができますよ。

できれば鶏糞などの有機肥料は軽く土に混ぜ、
化成肥料はノイバラが生えている周辺にまくようにしましょう。

また、エネルギー不足に陥ると
害虫や真菌などの被害を受けやすくなるため、
そういった意味でも肥料は有効です。

肥料を与える時期は先ほど言ったように花が咲く前、それと後がおすすめです。
具体的には花が咲く前である1月ころと花が咲いた後である6月頃ですね。
あともう1回与えるとしたら10月ころが適しているといえます。

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ノイバラの育て方|病気対策

ノイバラ

ノイバラは『野』茨ということで野草なわけです。
野草が軟弱な植物であるはずがありません。

害虫にも強い植物だということです。
ただ、一応気を付けておいた方がよい害虫もあります。

気を付けておいた方がよい害虫は

・カミキリムシ(枝や幹の中に入って食べる)
・レンジハバチ(葉っぱを食べる)

などの幼虫です。

特にカミキリムシの幼虫や成虫は枝や幹の中をバリバリ食べながら3年前後生活します。
つまり、一度、ノイバラの中に住み始めると3年間程度被害を受け続けることになります。
そうならないためにも、見つけ次第、すぐに駆除するようにしましょう。

カミキリムシの被害を発見するポイントは
オガクズみたいなものを発見することですね。
オガクズがでるということは、カミキリムシの幼虫などが枝を食い散らかしているからこそ
発生するものです。

ですからオガクズを見つけたらカミキリムシなどの害虫を疑いましょう。
駆除の仕方は枝など穴の開いている部分から細い針金などを入れて突き刺すような感じで行います。

レンジハバチ幼虫はノイバラの枝や葉っぱをバリバリ食べてしまいます。
結果、葉っぱがなくなるという被害を受けることもありますからご注意ください。
特に6月から9月の時期にレンジハバチの被害を受けやすいので気をつけましょう。

もしレンジハバチの被害を受けた場合には
幼虫がいる部分の葉っぱを全部取り除いてください。
あとは駆除剤を撒くという手段も有効です。

ノイバラを育ててみたい方はこちら
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続いてお庭でノイバラを育てるなら必須の作業になる誘引について解説します。
ノイバラにする誘引とは?方法とともにわかりやすく解説