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ツツジ科

アセビの実の特徴|画像や動画解説付き




ツツジ科に属するアセビは、葉や茎、実などに有毒成分を含んでいます。

アセビの名前の由来も、有毒の実を表す「悪し実」から転訛したとも言われています。

また、馬がアセビを食べると
酔ったようにふらふらと酩酊状態になる様子から
漢字で「馬酔木」「馬酔草」と書かれるようになりました。

家畜や野生動物は、有毒植物のアセビを避けることから
別名、ウマクワズ、シカクワズ、ウシクワズとも言われています。

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アセビの実の特徴は?

アセビは、花が咲き終わると直径が5㎜ほどの実をつけます。
花は下に垂れ下がって咲くアセビですが、
実はぶら下がっているように見えて熟すと上向きに開きます。
イメージは、くす玉が逆に開く感じです。

実は、扁球形をしたさく果です。

実が熟す時期になると、来春に咲く蕾が出来てきます。
実と蕾は形がよく似ているため見分けるのが難しいこともあります。

<蒴果とは>

アセビの実はさく果です。
漢字では蒴果と書きます。

さく果とは、乾燥して種子を覆う果皮が裂けて種子を放出する烈開果の
うちの1つの形式です。

果実が乾燥して、基部から上に向かって裂けるさく果には、
アセビのほかにも朝顔やホウセンカなどがあります。

アセビ 実

アセビの実は、9月~10月に褐色に熟します。

熟すと上向きになり5裂する。

実の大きさは、直径5㎜程で
熟すと上向きに果皮が開き中の種がこぼれ落ちます。

アセビ 実

花冠は筒状に下向きに咲いて
実は上向きに開くアセビは、少しおもしろい植物ですね。

庭園や公園にも多く植えられているアセビ。

万葉集の和歌にも詠まれているアセビは、昔から人々の生活に身近な植物です。
庭園や公園にも多く植えられているので、
散歩などに出かけた際には花や果実を探してみるのもいいですね。

ただし、実や葉などに有毒成分が含まれているので
ワンちゃんなどが口に入れてしまわないように気を付けてください。