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クワ科

イヌビワの実の特徴は?画像と動画あり




イヌビワってビワとあるけど、
ビワとは関係ありません。

イチジクの仲間なんですね。
イヌビワはクワ科イヌビワ属に属する植物です。

ただ、ビワってつくくらいですから、
イヌビワの実もおいしく食べれそうな気がしますね。

この記事ではイヌビワの実って食べれるのか?とか
いつ熟すのか?などについて画像や動画をお見せしながら
解説していきたいと思います。

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イヌビワの実はいつ熟す?

イヌビワが実をつける時期は、10~12月です。
実の色は、10月ごろは緑色で徐々に赤色、そして熟してくると濃い紫色、黒色に変化していきます。

つまり、緑色や赤い時期はまだ実が熟していないんですね。

イヌビワの実には、小さなタネがたくさん入っています。
実の大きさは、植えられている場所によっても異なりますが
日当たりがよいなどの良い条件がそろっているところでは2㎝を超えるものもあります。

イヌビワの実

イヌビワの実の色は、緑から赤へと変わり熟すと黒くなります。

イヌビワの実の形状は、イチジクやビワに似ています。
実の大きさは、ビワやイチジクよりも小さく直径2㎝ほどです。

味は、ビワよりイチジクに近く、コイチジクという別名もあります。
中国からイチジクが入ってくるまでは、イヌビワをイチジクと呼んでいたという説もあります。

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イヌビワの実は食べれる?

イヌビワの実

イヌビワの実は、熟して黒くなったものは食べられます。
熟していない緑や赤い実は、食べられませんので気を付けてください。

熟したイヌビワの実は、少し甘みがありイチジクに近い味と食感です。
ただし、タネがたくさんあるのでそのまま食べるよりも
ジャムにすることが多いそうです。

イヌビワの実は、人間だけでなく狸などの野生動物の食糧にもなっています。

イヌビワは雌雄異株です。
雌株の木にできる実は、食べられます。
一方、雄株の木にできる実は、イヌビワと共生するイヌビワコバチの巣になっているので
食べられません。

イヌビワの実

イヌビワは、イヌビワコバチと共生関係にあるちょっと面白い植物です。
つまり、イヌビワはイヌビワコバチがいないと受粉ができないため実をつけることはできないのです。

イヌビワは、雄株と雌株がある雌雄異株です。

雌株は、秋になると実が黒く熟し食べることもできます。
しかし、雄株は7月ごろから赤紫色に熟してきますが
食べることはできません。

雄株の実の先端には、イヌビワコバチが入れるこらいの小さな穴が開いています。
イヌビワコバチのメスは、その穴から実の中に潜り込み、産卵します。

1つの実の中に何匹ものメスが入って産卵し、
イヌビワコバチのメスはそのまま死んでしまいます。

つまり、雄株になっている実の中にはイヌビワコバチの死骸が入っているということになりますね。

産卵した卵は、実の中で幼虫に孵ります。
そのまま成虫になりオスは、メスより少し早く小房から出て
メスのいる子房に穴を開けて交尾します。

交尾を終えたメスは、実の中から外に出ていきます。
この時、実についている花粉をメスがつけて飛んでいくのです。

メスは、外の世界に飛んでいきますが、
オスはそのまま、実の中から出ることなく死んでしまいます。

実の中から出たイヌビワコバチのメスは、
再び雄株の実の中に入って産卵します。

このように、イヌビワは寄生蜂のイヌビワコバチがいないと
花粉を運ぶことが出来ずに種子を作ることが出来ないのです。

また、イヌビワの雄株の実の中に産卵するイヌビワコバチにとっても、
イヌビワがなければ子孫を残すことが出来ません。

つまり、イヌビワとイヌビワコバチは共生しているということですね。

雄と雌の株の見分け方は、
真冬になっても実がついているのは雄株、実がついていないのが雌株です。

また、熟した実の色が黒ければ雌株、赤紫色なら雄株です。

冬の前に付く実は雄株がコバチの冬越し用につくる実の可能性があります。

実が熟したときに赤紫色なら残念ながら雄株で食用にはなりません。