「椿の花って縁起が悪いよね」って聞いたことがあると思います。
ときに「縁起が悪い」と
云われるツバキですが、お庭があったら絶対植えると思います🌺
花言葉=【控えめな美】
【慎み深い】全然控えめじゃない美しさがステキ💕 pic.twitter.com/yIUdQowvTz
— 気のつかい方 (@kinotsukaikata) March 30, 2022
でも椿の花は縁起が良いという方もいます。
この記事では椿の花は縁起が悪いのか縁起がよいのか
調べてみました。
椿の花が縁起悪いといわれる理由
江戸時代椿は武士の間で縁起が悪い植物だといわれていました。
花が咲いた後、枯れる前に花ごと落ちる姿が
首が落ちる姿と似ているから縁起が悪いといわれていたようです。
ただそういった話が全国的に広まったのは幕末くらいです。
これから解説しますが歴史はそんなにあるわけではありません。
【春の庭】
庭の花々が咲き始めています
今見頃なのは白い八重椿(玉兎)です江戸時代
花が首から落ちる事から
縁起の悪い花でした
実は
平安時代
吉祥木として貴族の間で
(高貴な花)(聖なる花)
(魔除け)の意味もあるそうです白椿の花言葉
🌺完全なる美しさ
🌼申し分のない魅力
🌸至上の愛らしさ pic.twitter.com/J4XwqPrNtA
— 伊藤誠良 (@itonobuyoshi) March 18, 2023
でも、ある領主は椿の枝を地面に挿して
戦に勝てるように祈ったという伝承もあります。
ツバキの花が縁起が悪いなら
戦に勝つために利用しないですよね。
また熊本では武士が肥後ツバキを作ったという話があります。
今でも肥後椿の模様の入ったマンホールが存在します。
そんなことからも椿の花が縁起が悪いとはいえないのではないでしょうか。
熊本県熊本市。肥後ツバキ。#マンホール pic.twitter.com/XWg810u3bK
— マンホールのおっちゃん (@manmalhole) August 28, 2018
椿の花が縁起が悪いという考え方というのは
江戸時代の武士が椿の花全体が落ちる姿を見て
クビが落ちるのと似ているというところからきているだけです。
ですが、椿でなくてもどんな花でもいつかは散るものです。
たとえばツバキとよく似た山茶花だって
花ごとではありませんが、花びら単位で落ちます。
⇒山茶花を植えると縁起悪いといわれる理由とは?
そういった点からも
椿の花が縁起が悪いとは言えないと思います。
続いて椿の花が縁起が良いという考え方について解説します。
椿の花が縁起よいといわれる理由
椿は縄文時代から存在していたようです。
縄文人も椿を利用していました。
椿は絶滅することなく大昔から存在しているくらい生命力の強い植物だということです。
それだけでも縁起が悪い植物だととはいえないと思います。
また椿は常緑といって冬になっても葉っぱが枯れず緑色のままです。
ずっと元気な植物のように見えますね。
また、早春から花が咲きます。
私たちの祖先は椿のことを強い生命力の強い植物だと感じていたのでしょう。
奉納した国宝 松椿蒔絵手箱は
松竹梅では無く松竹椿長く謎だった椿、
伊豆大島では約1万年前の椿の葉の化石が出土
鳥浜貝塚の漆塗りの櫛も
椿が素材で縄文時代からの利用がわかっています私達の先祖は古代、
常緑で血のように赤い花をつける椿に生命力と霊性を感じた・・・椿は特別に神聖です pic.twitter.com/mlPlMmMDzb
— 美華 (@HFyoDq7PZgaVKv9) January 20, 2022
また
こ
・永遠の美
・厄除け
の意味があるそうです。
🌸春待ちきれない😄
椿の緑着物春感じますね💚
柄調べたら椿が永遠の美と厄除け⚡の意味合いだそう❤️
🌸I can’t wait for spring!
The other day I wore a kimono with a wonderful Camellia/Tsubaki motif🌼symbolising beauty and protection⚡❤#弓道 #着物 #着物女子 #Japan #kimono #kyudo #春 pic.twitter.com/vNVHi3xD01— ジェシカ Jessica Gerrity (@jessintokyo) February 11, 2022
他にも椿が縁起が良いという理由が続きます。
110歳の長寿を祝う言葉に『椿寿(ちんじゅ)』があります。
椿という言葉が入っていますね。
冬のバラといわれる高貴な椿!椿はサザンカとよく似ていますが散りぎわが異なります。サザンカは一枚一枚花弁が散りますが椿は花ごとポロリと落ちます。その姿は首が落ちる打ち首を連想させ武士に嫌われました。逆に伝統的な慶事の花とされ椿寿として110歳や120歳といった長寿のお祝いを指すのも椿です pic.twitter.com/i6pzFMyfi9
— 依莉珠 (@evigyu1) February 23, 2023
それから椿の油は昔から美髪にはかかせないものでした。
今でも椿の油は販売されています。
⇒長崎産 椿油(900ml)ビン【冨永製油】
なので、椿の花が縁起が悪いなんて私はまったく思いません。
他にも正倉院は椿杖があります。
宮中で正月はじめの卯の日に行われる卯杖 (うづえ)卯槌(うづち)の儀式において
邪気祓いの為に椿杖を地面を突きます。
これだって椿が縁起の良い植物だといえる証拠になり得るでしょう。
銘:椿餅
正倉院御物「椿杖」は邪気祓いの為に地面を突く卯杖で椿は代表的存在です。その葉はツバ(照葉の意)キの語源ともされる陽木の葉で神聖で清浄な意味合いが強くこもります。
丹羽大納言の粒餡をその渋で染めた近江羽二重で包み特別な杜で賜る照葉をかぶせて椿餅といたしました。発送可能です. pic.twitter.com/xYIjBCCwQw
— 樫舎 (@kasiya_jp) February 6, 2021
空海が携えていた錫杖も椿でした。
縁起の悪いものをわざわざ持ち歩きませんよね。
2023.2.8. 水曜日.赤口
最高気温±0℃☁️予報
お天気は下り坂の本日
は #椿の日 ⋆⸜🌺 デス︎💕︎︎
✤つ(2️⃣)ば(8️⃣)き✤🎀llll
(*˘︶˘*)全国を巡った
空海はツバキで作った
錫杖を携えてたらしい
ょ❤️ #sapporo pic.twitter.com/82YIrSUPRt— ❀ちこちゃん❀chiko❀ (@chikochikopeko) February 7, 2023
観音寺よりJR徳島線を渡り徒歩45分程、四国八十八カ所第17番札所・井戸寺へ。水の汚濁に苦しむ地元をあわれんだ弘法大師空海が、錫杖でひと突きすると井戸が湧いたと言う伝承があり、寺名もそれに由来。今も面影の井戸があって、そこからの霊水を頂いて五カ所参りを締め、徳島線鮎喰駅への帰路に着く。 pic.twitter.com/tiyWFqWF0A
— 世相記 (@sesouki3073) May 6, 2022
豊臣秀吉だって椿をプレゼントしたことがああります。
椿が縁起の悪い植物だとどう考えても思えませんね。
京都 地蔵院(椿寺)
726年聖武天皇の勅願を受けて大阪に建立
平安時代に京都へ移転
その後、豊臣秀吉により今の地へ現在は知恩院の末寺です
豊臣秀吉が寄進した椿が植えられており、今のものは2世とのことです🌺
観音様の彼岸御開帳日に拝観しました😌 pic.twitter.com/3nO8cl1Vnr
— ひでひろ(Hidehiro) (@hidehiro12345) March 23, 2023
それから松竹梅という言葉がありますが、
梅が中国から日本にやってくる前は『松竹椿』だったようです。
それくらい椿は縁起のいい花だということです。
#見て見て小物力丸
やっと再販です。
常緑樹の椿は生命の源として中国から梅が入って来る以前は松竹椿と言われた吉祥木。
卒業祝いのお食事なんかにつけても可愛らしいかも^_^
娘(23)にも可愛いと褒めて貰ったお気に入りデザインです❤️紅椿の帯留ピアスセット #minne https://t.co/Q259pqdtbp pic.twitter.com/3dBWmc7Q1V
— 小物力丸💐平安楽市4/7(金)-8(土)10時〜16時 京都平安神宮前岡崎公園にて (@ar0792) February 23, 2022
まとめますと、江戸時代の下級武士からしてみると
椿は花ごと落ちる様子が首が落ちるように見えたから縁起の悪い植物だったようです。
でも貴族や茶人などの偉い立場の人からしてみたら
椿は縁起のよい花だったようです。
私もツバキは縁起のいい花だと思っています。