5㎜ほどの小さな鈴のような形の花をつけるシャシャンボ。
名前もかなりインパクトがありますよね。
では、シャシャンボとはどんな樹木なのでしょか?
シャシャンボの名前は、
小さな実がたわわに実る様子を小さな坊やに例えて
「小小ん坊」と呼ばれていて
それが由来となったようです。
小さな坊やがいっぱいいる様子からシャシャンボ
面白いネーミングですね。
シャシャンボの花の特徴(画像付き)
シャシャンボの花の特徴は、
白色または赤みを帯びていて
総状花序に下向きに多数小さな花をつける。
花冠は5~7㎝の長さで筒状の壺のようなかたちをしている。
花冠の先が5裂し、少し反り返っている。
中心の花柱が、花冠より少し突き出て切る。
花冠の表面には白色の微毛が生えている。
シャシャンボの花の開花時期は、
5月下旬~7月です。
関東南部より西に分布する常緑樹で
神社やお寺、公園などでよく見かけることが出来るシャシャンボです。
常緑樹のため1年を通して緑の葉が茂っているので
地域によっては生垣などにも使われています。
また、シャシャンボは植えれば蔵が建つといわれる縁起の良い木とされています。
シャシャンボの花と実は、ブルーベリーによく似ています。
ブルーベリーは、春に花が咲いて夏に実をつけます。
しかし、シャシャンボは、夏に花が咲いて秋に実をつけるのです。
シャシャンボの花言葉である「悲しみの涙」は
下向きに咲く花の様子が涙に見える様子からつけられたと言われています。
シャシャンボの特徴
シャシャンボは、ツツジ科の常緑小高木で
2~3mのものが多いが、まれに10mになるものもあります。
成長すると古い樹皮がはがれ、あかみがかった樹肌がむき出しになります。
ブルーベリーの仲間で日本のブルーベリーとも呼ばれています。
秋になると直径5~6㎜の黒紫色の実をつけます。
この実は甘酸っぱく、たくさん採ってジャムにする方もいるようです。
続いてシャシャンボの葉の特徴について
解説します。
⇒ シャシャンボの葉の特徴は?