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ツツジ科

ドウダンツツジが枯れる5つの原因

ドウダンツツジ




この記事ではドウダンツツジが枯れる原因を5つご紹介します。

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ドウダンツツジが枯れる原因5つとは?

ドウダンツツジ

ドウダンツツジが枯れる原因は5つあるので
以下詳しく解説していきます。

枯れる原因(1)根が浅い(浅根性)

ドウダンツツジ

ドウダンツツジはツツジ科の植物です。
ツツジ科の植物は基本的に浅根性(せんこんせい)です。

なので『ツツジ科だから浅根性』みたいな言い方をすることがあります。

浅根性とは地表近く(地中から浅い場所)に根っこを伸ばす性質のことです。
根っこの張りが浅いってことです。

根っこはもちろん地中の水分を吸いますよね。
もし根っこが深く張っていたら浅い場所から深い場所まで
いろんなところから水分を吸収できます。

でも浅根性だと浅い場所『だけ』からしか水分を吸収できません。
ということは乾燥している場所だと
当然地中から浅い部分だって乾燥していますから
株全体が枯れる可能性が高くなります

また、土壌の深い部分に水があっても上の部分しか水がないケースもあるでしょう。
その場合、根が浅いドウダンツツジにとっては水や栄養分が存在しないのと同じです。
となったら枯れるでしょう。
こんな感じで根張りが深い植物よりも根張りの浅いドウダンツツジは
乾燥や栄養不足になりやすく枯れやすいのです。

ドウダンツツジはツツジ科の植物であり浅根性。
なので乾燥している場所だと枯れる可能性が高くなります

だから土が乾燥しているようなら水やりは必須になります。

ツルニチニチソウ

ドウダンツツジはツルニチニチソウみたいに水がないような劣悪な環境でも
どんどん増えて「植えなきゃよかった」みたいなことにはなりません。
ツルニチニチソウを植えてはいけない理由

他にも浅根性だと根っこがドウダンツツジの体を支えにくいでしょう。
土台がしっかりしていませんからね。
建築だって基礎工事が大事だっていうじゃないですか。
土の中深くまで杭を埋め込んで基礎工事をするはずです。
これと同じで根っこも深い方が地上で生えている植物だって安定するわけです。

でもドウダンツツジはくどいようですが、根が浅いです。
だから建築工事でいうところの杭が浅い位置までしか埋まっていません。
だからちょっとしたことで株全体を支えられなくなります。
弱い風でも倒れてしまうことがあります。
倒れたら枯れるでしょう。

また、根っこが浅いので、他の植物の根っこよりも
狭い範囲でしか水分などの栄養分の争奪戦で勝負できません。

深いところまで根っこを張れる植物に負けてしまうってことです。
結果、ドウダンツツジは枯れてしまうことがあるわけですね。

また根っこが浅いってことは夏場、
直射日光を浴びたときに
もろに暑さの影響を根っこは受けるでしょう。
深い位置に根っこがあった方が
直射日光の影響はうけにくいはずです。

冬だって霜がおりたとき
浅い位置に根っこがあった方が
霜が根っこに当たる可能性は高まりますよね。

こんな感じで根っこが浅いってことは
温度変化の影響を受けやすいってことです。

そういった点からもドウダンツツジは枯れやすいといえるでしょう。

ドウダンツツジの根張りをよくするには?

ドウダンツツジ
ではどうすれば根張りをよくすることができるのでしょう?
逆説的かもしれませんが植え付け時に浅植えにすることです。

ドウダンツツジには地表近くに細い根を広く張る性質があります。
だから深植えすると根が伸びにくくなるといわれています。
なので浅植えにしましょう。
浅植えにすることで根っこが外気に触れて
暑さや寒さ、乾燥や湿気の差を感じることができます。
そしてドウダンツツジの根っこがより水分を吸収しやすく
枯れにくい場所に伸びようとしてくれるのです。
その結果、根張りがよくなります。

また浅植えにすることで下層から伸びる丈夫な根っこが優先的に育つようです。
丈夫な根っこが育つということはより栄養や水分を多く吸収できるようになります。
結果、地上部のドウダンツツジが上部に育つことにつながります。

以上のことからも植え付け時には浅植えにしておいた方がよいでしょう。

あと適切な量の水やりも根張りをよくするには重要です。
『適切な量』ってところが重要です。

水やりをまったくやらないと水不足になります。
土が乾燥しますから。
そうなるとドウダンツツジの根が水分を吸収することができません。
ドウダンツツジに限った話ではありませんが
根っこから水分や栄養分を吸収して植物は成長します。
だから水不足の状態で根っこが健康的に成長するわけがありません。

また、水不足の状態だとなんとかして根っこは
水分を吸収しようと頑張ります。
具体的には土壌の真相に根っこを伸ばそうとします。
ですが、そもそも水分不足の状態です。
根っこが成長できません。

根っこが成長できないから
広範囲にわたって水分を吸収するということがさらにできない状態になるわけですね。

逆に水やりのしすぎもダメです。
ドウダンツツジは湿った土壌がで成長する植物ですが
水をやりやぎると
後で解説しますが根腐れをしてドウダンツツジが枯れる原因になります。
水やりは多すぎても少なすぎてもダメってことです。

だから根の成長を促すために適切な量の水やりが重要なのです。

水やりの適切な量は

・気温
・湿度
・土壌の状態や酒類
・鉢植えなら鉢の大きさ

などによって違ってきます。

なので一般論でいわせていただきますが
土の表面が乾いているときが水やりのタイミングになります。

水やりの回数や量は季節とか天気によっても違いますが
土の表面が乾いてきたら地植えの場合、数リットル程度の水を与えましょう。
くどいようですが過剰な水やりはドウダンツツジの根腐れや病気の原因になります。
だから必要以上の水を与えないようにお気を付けください。

それから鉢植えの場合は
鉢の大きさに合わせて、根っこに十分に水が行き渡るように水やりをしましょう。
鉢底から流れ出てくるまで与えれば根っこ全体に水が行き渡ります。

それから水温は冷たすぎはNGです。
なぜなら水が冷たすぎるとドウダンツツジの根っこが傷ついてしまい
株全体が枯れる可能性があるからです。

枯れる原因(2)根腐れ

ドウダンツツジ
根腐れとはこれから解説する原因などによって
根っこの組織が死滅してしまい根っこの機能が失われる現象のことです。
ドウダンツツジも根腐れを起こすことがあります。
もし根腐れを起こすと根っこから水分や栄養素を吸収できなくなります。
そうなったらドウダンツツジは枯れてしまうわけです。

以下、ドウダンツツジが根腐れを起こす原因を2つ挙げてみたいと思います。

(A)水分過剰による酸素不足

ドウダンツツジ

ドウダンツツジに対して水やりをしすぎると
土壌中の水分量が過剰になります。
土の中が水だらけになるってことです。
そうなったらそこに酸素はありません。
土の中にはドウダンツツジの根っこがあるわけですから
根っこは酸素不足状態になります。

根っこが酸素を十分に吸収できないと根っこは成長できず
どんどん弱くなります。
そして後で解説しますが、病原体にも感染し根っこが腐ってきます。
結果、枯れます。

(B)病原体

意外かもしれませんが、
根腐れは土壌中のばい菌が原因で発生します。

食べ物っていつかは腐りますが、
乾燥しているものよりも、湿気たものの方がより早く腐りますよね。
私が大学時代、実習で目の当たりにしましたので間違いありません。
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これと同様に、土壌中の水分量が多いと
ばい菌が繁殖しやすくなります。

ちなみにこの記事では細菌には、植物の成長にとって有益な菌と
植物の成長にとって有害なばい菌がいるという前提で解説しています。

なので土壌中の水分量が多いと
有益な菌だって増えると思います。
ですが同時にばい菌だって増えるわけです。

結果、ドウダンツツジの根っこを傷つけます。
そして根っこが傷つくと水分とか栄養素を吸収できなくなります。
そして株全体が栄養不足になり
ドウダンツツジが枯れてしまうことがあるのです。
これも根腐れが原因でドウダンツツジが枯れる一つの具体例になります。

ドウダンツツジが根腐れしないようにするためにできること

ドウダンツツジが根腐れしないようにするためには
根っこ周辺を適切に管理することが大切です。
適切に管理するために水やりのやりすぎはNGです。
またそもそもドウダンツツジを植える場所もよく考えてください。

ドウダンツツジを植えない方が良い場所としては

・湿気が多い場所
・排水が悪い土壌

になります。

逆に湿気が多くぬかるんでいるような場所であったり
排水が悪い土壌にドウダンツツジを植えると
それだけで根腐れを起こして枯れるリスクがグーンと高まってしまうでしょう。

なので

ドウダンツツジを育てるなら

・排水の良い土壌に植えて
・乾燥した場合にだけ水やりをする

ようにしましょう。

これだけでも根腐れを起こすリスクはかなり下がってくると思います。

枯れる原因(3)剪定のやりすぎ

ドウダンツツジ

ドウダンツツジの剪定しすぎは注意です。
枯れることがあります。

何故ならドウダンツツジが新しい芽を出すためには
古い葉っぱの存在が必要だからです。

どうして新しい芽を出すためには古い葉が必要なのでしょう?
植物は太陽の光を葉っぱで受けて光合成します。
光合成によりできたエネルギーを利用して
新しい芽を出すために必要な栄養素を作ります。

ということから
ドウダンツツジが新しい芽を作るためには葉っぱの存在がマストだってことです。
そして古い葉っぱには今まで蓄えてきた栄養素が存在します。
以上のことから必要以上に葉っぱを切りすぎると新しい芽を出すためのエネルギーが失われてしまいます。
ドウダンツツジが成長できないどころか枯れる原因になってしまいます。

またドウダンツツジを剪定しすぎると
切り口(傷口)から病原菌や害虫が入り込みやすくなります。
結果枯れる可能性が高くなります。

なので、ドウダンツツジを剪定するにしても
必要最低限にとどめましょう。
芽や葉っぱをある程度残すことが重要です。
剪定しまくって葉っぱ0の丸坊主状態は避けましょう。

枯れる原因(4)土壌がアルカリ性になっている

ドウダンツツジ

ドウダンツツジは酸性の土壌で良く育ちます。
逆にアルカリ性の土壌にはめっぽう弱いです。

たとえばあなたがドウダンツツジを植えている付近にコンクリートブロックとか
採石が混ざった土など存在しませんか?
雨によりコンクリートからアルカリ性の物質が出てきます。
結果、ドウダンツツジが弱り枯れることがあります。

もし土壌がアルカリ性ということなら腐葉土やピートモスなどを混ぜて
酸性の土壌に改良しましょう。
ピートモス約15L

枯れる原因(5)害虫

ドウダンツツジ

テッポウムシというカミキリムシの幼虫によって
ドウダンツツジが枯れることがあります。

なぜテッポウムシによってドウダンツツジが枯れるのでしょう?
テッポウムシは木の内部に侵入して木の中身を食べて破壊していくのです。
その結果、ドウダンツツジ全体が弱っていき、次第に枯れていきます。

上の画像を見ると穴があいていますね。
この穴はテッポウムシに食べられた痕跡です。

テッポウムシにやられているかどうかは
木の根元を見ましょう。
木くずがいっぱい落ちているようならテッポウムシの可能性が高いです。

テッポウムシの被害を受けているようなら
テッポウムシ駆除用の保護フィルムが販売されているので
利用しましょう。
テッポウムシ予防樹脂フィルム250ml はけ付き 鉄砲虫・カミキリムシの予防・対策

以上で解説を終わります。