植物中心に体細胞分裂の解説をしました。
⇒植物細胞における体細胞分裂を図を使ってわかりやすく解説
体細胞分裂は何回も何回も分裂しますが、
絶対に細胞の中の設計図(遺伝情報)は減らないし、増えもしません。
それが体細胞分裂でしたね。
前回は植物の体細胞分裂について解説しましたが
動物の体細胞分裂と何が違うのでしょうか?
今回の記事では違いを2つご紹介したいと思います。
体細胞分裂植物と動物違い(1)
まず以下の図をご覧ください。
この図は前回解説した体細胞分裂の過程の中期のものです。
⇒植物細胞における体細胞分裂を図を使ってわかりやすく解説
まず、動物細胞と植物細胞では紡錘糸の出どころ(起点)が違います。
紡錘糸の起点が動物の場合は中心体、あるいは星状体です。
でも、植物の場合、紡錘糸の起点は中心体や星状体ではありません。
ここが植物と動物では違います。
体細胞分裂植物と動物違い(2)
細胞が2つに分かれるとき、植物の場合は細胞版という板ができて2つに分かれます。
でも、動物細胞の場合はくびれて2つにわかれます。
ここが違います。
最後にまとめますと
体細胞分裂における動物細胞と植物細胞の違いは
・紡錘糸の出どころ
⇒動物細胞は星状体や中心体だけど、植物細胞は違う
・細胞が2つに分かれる時
⇒動物細胞はくびれるけど、植物細胞は細胞板ができる
ということでした。