「花を使ってボケてみて!?」
みたいな感じでボケって言葉は
お笑い用語みたいに聞こえるかもしれませんね(笑)。
またボケの花といっても
花言葉や名前の由来が認知症と関係しているわけでもありません。
ボケは実よりもキレイな花が咲くということで
有名なバラ科の植物だと個人的には思っています。
バラ科の植物ですから、キレイな花が咲くイメージを
抱くのは当然のことでしょう。
この記事ではボケの花の育て方、由来、花言葉
花が咲いている写真などを掲載、解説していきたいと思います。
目次
ボケの花の写真
この記事で掲載しているボケの花は黒獅子という品種のもので
通販で購入することもできます。
⇒【ハナヒロバリュー】 クサボケ 黒獅子 (くろじし) 3.5号ポット苗
黒獅子という品種は八重咲きの大輪の花模様が
すごくキレイで見ていて飽きません。
色も赤いバラの花のような美しさを感じます。
ボケの花はバラ科だから当然といえば当然の話ですが。
ボケの花の由来
ボケの花の原産国は中国です。
で、中国ではボケの花を『木瓜』といい
『もっこう』と読みます。
『もっこう』が『もっけ』に
『もっけ』が『もけ』と読み方が変化していき
最後に『ぼけ』と読むようになったと言われています。
じゃそもそもどうして『木瓜』という名前だったのでしょう?
ボケの実が瓜のような見た目をしていたからだそうです。
なので、瓜のような見た目から中国で木瓜(もっこう)と呼ばれ
それがどんどん『もっけ』⇒『もけ』⇒『ぼけ』と
読み方が変化してボケとなったというのが
由来です。
ボケの花の花言葉
ボケの花の花言葉は7つあります。
ボケの花の花言葉は
・先駆者
・指導者
・平凡
・退屈
・熱情
・魅惑的な恋
・妖精の輝き
と7つあります。
上記7つの花言葉をタイプ別に分けると
タイプ1.先駆者と指導者というアグレッシブなイメージの花言葉
タイプ2.平凡と退屈というややネガティブなイメージの花言葉
タイプ3.熱情と魅惑的な恋というポジティブなイメージの花言葉
タイプ4.妖精の輝きという神秘的なイメージの花言葉
という4つのタイプに分けることができます。
こんな感じで4つのタイプにボケの花の花言葉を
分けることができるんですけど、
なぜそんな花言葉になったのか
由来ははっきりとはしていません。
ただ1つ言えるのは先駆者という花言葉だけ
織田信長が家紋としてボケの花を使っていたことために
できたものだと言われています。
別の植物の花言葉はこちらをご覧ください。
⇒チェリーセージの花言葉と由来をわかりやすく解説
⇒ウメモドキの花言葉について由来を含めて解説
⇒ヨメナの花の特徴と花言葉は?(画像・動画つき)
⇒メハジキの花の特徴と花言葉【画像と動画付き】
⇒ヤマハギの花の特徴と花言葉(動画・画像付き)
⇒アガパンサスの花言葉
⇒ネジキの花の特徴と花言葉
⇒レースラベンダーの花言葉とその由来をわかりやすく解説
⇒コナラの花言葉
ボケの花の育て方1.種まきと苗植え
ボケの花を育てるために種まきから開始するか
苗植えから開始するかの2択になるかと思います。
で、種まきから開始すると花が咲くまでに
かなりの時間が必要になります。
なので、苗植えがおすすめではあります。
苗はネット通販で簡単に購入できますよ。
⇒【ハナヒロバリュー】 ボケ 紅雲竜 3.5号ポット苗
ただ、種について簡単に触れておきますね。
ボケの木に実ができて種ができるのは秋ごろです。
種を採取したら水でよく洗って
赤玉土や培養土の入った鉢や庭などにパラパラとまきましょう。
ここで注意してほしいのが乾燥です。
乾燥は避けてください。
春まで軽く水やりして土が乾燥しないように気を付けてください。
そうすれば春ごろに芽が出てきます。
苗植えの方法だと9月から11月の間に
庭か鉢に植えましょう。
赤玉土を5、腐葉土を3、川砂を2の割合で混ぜ合わせた
水はけのよい土を苗を植えるようにしてください。
置く場所は日当たりがよくて風通しの良い場所がおすすめです。
家の中なら窓際がおすすめです。
ボケの花の育て方2.土と肥料
ボケの花は
・水はけがよい
・保水性がある
土でよく育ちます。
なので、ボケの花を育てるにあたって
水はけがよくて保水性がある土づくりを
意識することがすごく重要なことです。
おすすめは
・地植えなら川砂や腐葉土を混ぜる
・鉢植えなら中粒の赤玉土に川砂や腐葉土を混ぜる
です。
⇒【田宮園芸】川砂(2L)/1個 【M】
⇒大宮GS 特選 赤玉土 中粒 16L
⇒腐葉土 20L
あと、鉢植の場合には鉢底に軽石を敷くことで
さらに水はけのよい環境を作ることができますよ。
次に肥料ですが。
地植えであっても鉢植えであっても
元肥として緩効性の化成肥料を土に混ぜましょう。
元肥とはボケの花の苗を植え付ける前に
与えておく肥料のことをいいます。
つまり、ボケの花を植える前に土に混ぜておく肥料のことを
元肥といいます。
それから
肥料の効くスピードで
・緩効性
・速効性
・遅効性
と分けます。
それから
肥料の素材により
・有機肥料(油かすとか魚粉、鶏糞などの有機物由来の肥料のこと)
・化学肥料(鉱物などの無機物を原料とした肥料のこと)
に分けます。
さらにさらに
化学肥料は
・単肥(無機養分一つのみでできた肥料)
・複合肥料(窒素、リン酸、カリウムのうち二つ以上の成分が入った肥料)
に分かれます。
で、複合肥料の中でも肥料原料を化学的操作を利用して
作られた肥料を化成肥料といっているんです。
ボケの花の場合には元肥として緩効性の化成肥料を使うという
意味がわかっていただけたでしょうか。
さらっと一文で書きましたが
植物を育てるのって奥が深いんですね。
その後、
1~2月といった真冬の庭に肥料をまくばあいには
寒肥として骨粉入りの固形油粕などを加えるようにしましょう。
おすすめはこちらです。
⇒発酵固形油かす 花ごころ 中粒 500g
それから花が咲いた後、お礼肥を加えましょう。
お礼肥(おれいごえ)とは花が咲いた後であったり、果実を収穫した後に
体力を回復させるために与える肥料のことです。
人間で言ったら出産後や授乳後に失われた栄養分を
補給するために栄養のあるものを食べるようなイメージです。
お礼肥で使う肥料としては
素早く効果を発揮するような化成肥料や液体肥料がおすすめです。
ボケの花の育て方3.育てる場所
ボケの花は
・日当たりがよい
・あまり乾燥していない
場所でよく育ちます。
なので、雨がまったく降らないような場所であったり
太陽の光が一日中当たらないような場所で
ボケの花を育てるのは難しいでしょう。
ボケの花の育て方4.水やり
庭など外にボケの花を植える場合、
根付いてしまえば水やりをあえてやる必要はありません。
ですが、真夏で雨がまったく降らないときや
冬で乾燥している場合には水やりをしましょう。
それから鉢植えの場合、
土の表面が乾いているなら
水やりをするようにお願いします。
ボケの花の育て方5.植え付けと植え替え
植え付け
ボケを植え付けは秋が適しています。
根っこについた土をバシャバシャして落とさないように
注意して植え付けるようにしましょう。
植え替え
植え替えはボケの花の場所を移動させたい場合に
行います。
時期は秋(9~11月)が適しています。
鉢から株を取り出して根をほぐし
3分の1くらい切り詰めて新しい土に植え替えましょう。
移し替える鉢の大きさは株よりも
一回り大きいものにしましょう。
そうすれば今後、ボケの花が成長しても大丈夫です。
あと注意点としては鉢植えを開始して2~3年ほどで
根が鉢の中でいっぱいになり根詰まりを起こすことがあります。
なので、鉢植えの方は2~3年に1回は
植え替えをするようにしましょう。
とにかく植え替えるときの鉢は
株の大きさよりも一回り大きなものを使ってくださいね。
ボケの花の育て方6.剪定
ボケの木が成長してくるにつれて
枝もどんどん増えてきます。
増えた枝が原因で
どんどん日当たりが悪くなったり
風通しが悪くなったりします。
そうなると
木が枯れたり、成長が悪くなったりする
可能性が高くなります。
そこで剪定をすることになります。
剪定はボケの花が咲き終わった後が
最適な時期となります。
だいたいボケの花が咲き終わるのは5月ころですから、
5月ころに剪定をするとよいでしょう。
剪定の方法としては
花がらを摘み取り、
花芽を2から3芽くらい残しましょう。
そして伸びていると感じる枝があれば2から3㎝くらいの長さまで
切り詰めてください。
もちろん見た目も意識して枝を切ってくださいね。
剪定をすることで
新しい芽が出やすくなりますよ。
あと1年のうち、もう1回剪定するなら
11から12月あたりにしましょう。
落葉した後くらいの時期となります。
ここで注意してほしいのは
花芽がついている枝の剪定です。
花芽がついている場合には
花芽から約10㎝くらい離して剪定するようにしましょう。
花芽がついてないものは
ついていないものは、
葉芽を数個残して剪定してください。
空気の通りが悪そうとか日当たりが悪そうなくらい
込み込みしている枝を剪定するのがポイントです。
ボケの花の育て方7.増やし方
ボケの花は
・挿し木
・根ふせ
・種まき
で増やすことができます。
挿し木
ボケを増やすなら挿し木がおすすめです。
ほかの植物よりも簡単に増やすことができるからです。
もし挿し木でボケの花を増やすなら
おすすめの時期は9~10月となります。
挿し木の方法としては
その年に伸びた枝の中で良さそうな枝を
まず選んでください。
次に10㎝くらいによく切れるナイフを使って
斜めに切りましょう。
それからきれいな水をコップに入れましょう。
そしてナイフで切った枝の地面に挿すほうを
つけておいてください。
そして水を吸わせます。
だいたい2~3時間水を吸わせれば大丈夫ですよ。
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そのあと、小粒の赤玉土に先ほど準備したボケの木を挿します。
あとは、風の当たらない日陰で、
管理しましょう。
挿し木に根が出てくるまで、水やりは続けてください。
乾燥しないように気を付けましょう。
根が出てくるのにだいたい数か月はかかりますよ。
とりあえず根が出たら挿し木苗としては完成です。
あとは好きな場所に移動させましょう。
移動させる時期はだいたい春になるかと思います。
根ふせ
まず根っこを見てください。
その中で太めの根っこを見つけましょう。
太めの根っこを5~10㎝くらいの長さで切り取ってください。
そして赤玉土の上に横に寝かせましょう。
それから根が隠れるくらいに
薄めに土をかけて
水をたっぷり与えてください。
そして日陰で管理します。
種まき
秋にボケの実を採取し水洗いし、種を取り出してください。
だいたい50個くらいとれると思います。
とれた種を袋につめ
発芽しないように冷蔵庫で保存しましょう。
2月になったら2㎝間隔で種をまいてください。
ボケの花の育て方8・育て方のポイント
ボケの花は夏の猛暑や極寒の冬にも強い植物です。
日本の気候に合っている植物だってことです。
また、乾燥してない土壌で日当たりがよくて
風通しのよい場所であれば、
比較的に簡単に育ってくれます。
ただボケの花はバラ科の植物です。
きれいな花にはトゲがあるのバラ科です。
ボケの花にもトゲがあります。
なので、人通りの多い場所にボケの花を植えるのは避けたほうが無難でしょう。
思わぬトラブルの原因になるかもしれないからです。
あと水切れで枯れる可能性があるため、
特に鉢植えの場合には
土が乾燥していないか、
定期的にチェックしましょう。