メハジキは、シソ科メハジキ属の植物で
漢字では「目弾き」と書きます。
メハジキ(目弾き)の名前の由来は、
茎に弾力があるため、昔は子供たちが短く切った茎の切れ端を
瞼の間に挟みメハジキを飛ばして遊んだという説と、
瞼につっかえ棒としてはめ、目を大きく開かせて遊んだという
説から来ているそうです。
名前の由来になった遊びは、
目を傷つける危険があるので、絶対にやめてくださいね。
日本では、北海道から沖縄まで分布しており、
山や野原、道端なのでよく見かける山野草として
よく知られています。
メハジキは、別名「益母草(ヤウモソウ)」と呼ばれ
古くから中国で漢方の婦人薬として利用されてきました。
益母草は、メハジキの初夏の花の時期に、地上に出ている部分を刈り取り、乾燥させて
長さ2cmほどに刻んで貯蔵して作られています。
メハジキの花の特徴は?
花期は、7月~10月です。
花は、紅紫色の小型の唇形です。
花は、茎の上部の葉腋に数個づつかたまって、輪散花序になってつきます。
花冠は、長さが10~13mmの2唇形で
外側には白い毛が密生しています。
花序の下には、刺針状の短い小苞があります。
萼は筒状で長さが6~7mmで等しく5裂し、
裂片の先は刺状に鋭くとがっています。
果実は長さ2~2.3mmになる分果で4個あり
形は、広いくさび形です。
メハジキの花言葉
メハジキの花言葉は、
『よき願い』
『心は優しい』
『現実逃避』
『憎悪』 です。
花言葉の『心は優しい』は、
荒れ地などでも咲く野草でありながら、漢方薬にもなるということから
付いたとも言われています。
花言葉でポジティブな意味とネガティブな意味を両方持つ植物は
沢山ありますが、
メハジキの花言葉は、ネガティブな花言葉の方が
かなりインパクトが強いので花言葉を使うときは気を付けてください。