メドーセージは、シソ科アオギリ属に属するハーブです。
鳥のくちばしのような形をした群青色の花が特徴的で
初夏から秋まで花を楽しむことができます。
伸びた茎の上に紫の花が咲いている姿は美しく
ご家庭でも比較的簡単に育てることができます。
メドーセージは、流通名で
園芸用品店などでは、「サルビア」「ガラニチカ」という
名前で売られています。
今回は、メドーセージの増やし方をご紹介します。
メドーセージの増やし方総論
南米諸国原産のメドーセージは、暑さにも寒さに強いハーブです。
1つの花は、小さですが群生して咲く姿はとても美しく華やかです。
メドーセージは、香りもよく簡単に育てられるので人気のあるハーブです。
しかし、簡単に増えるため
増え過ぎて困ってしまうこともあるようです。
寒さが厳しい冬場は、霜があたらあたらないようにすると
茎は枯れても、春になって暖かくなると新芽が出てきます。
簡単に増えるメドーセージですが、
メドーセージの増やし方を知っておけば、
他の場所に植えたい時などに役立ちます。
メドーセージを増やす方法は、
株分けか、挿し木です。
株分けで増やす時は、
春や秋の植え替えの時期に行うのがおすすめです。
挿し木にする時は、
切った茎を水につけて、発根材を切り口に付けてから土に植え付けます。
今回は、メドーセージの挿木を使った増やし方、
株分けでの増やし方をご紹介します。
株分け|メドーセージの増やし方
メドーセージは、地下茎で増えるので
庭などに地植えをしている場合は、
1〜2年に一度は株分けをして地下茎を株分けします。
株分けは、春か秋の暖かい晴れた日に行います。
冬は植物にとって休眠期なので、根などをいじらずに休ませてあげましょう。
株分けで増やす場合は、4月中頃から5月末までに行うのがおすすめです。
鉢植えの場合は、根詰まりをしやすいので毎年植え替えてください。
メドーセージの株分けは、地下に伸びている地下茎を株分けします。
穴を掘って子株を親株から少しずつ切り離して取り出し、
培養土か赤玉土を入れた鉢に植え替えます。
植え替えたばかりの子株は、
とてもデリケートなので直射日光に当たらない日陰に置き、
根付くまではたっぷりと水をあげてください。
挿し木|メドーセージの増やし方
株分けと同じように挿し木も初夏の5〜6月頃に行います。
剪定した茎を挿し木にして増やします。
挿し木に使うのは、生育旺盛な若い木を選んでください。
挿し木として切る時は、葉の上の位置で枝を切るようにしましょう。
15cmほどの長さに切り、下から8cmまでの葉は、
取っておいてください。
挿し木を水に浸して、充分に水を吸わせます。
充分に水を吸わせた茎を水揚げして
挿し木専用の培養土に挿し木します。
挿し木をしたばかりの植物は、とてもデリケートなので
直射日光をさけて日陰で養生するようにしてください。
今回は、人気のあるハーブのメドーセージの増やし方をご紹介しました。
株分けも挿し木も行った後は、たっぷりと水をあげてください。