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ヒガンバナ科

ハナニラは雑草扱いで大丈夫?

ハナニラ




ハナニラの花って白色が基調で薄い青色がきれいな花を咲かせます。
しかも形も星型をしていて、すごくきれいです。

そんなハナニラですが、
3月ころになると自然公園などの公園のいたるところで咲いていたりします。

いたるところで咲いているからか、
ハナニラ=雑草みたいなイメージを持っている人が多いようで
実際に、検索ワードでも「ハナニラ」と検索したら
「ハナニラ 雑草」みたいな関連ワードが登場したりします。

本当にこんなきれいな花を咲かせるハナニラを雑草扱いしてもよいのでしょうか?

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ハナニラは雑草の仲間?

ハナニラ

ハナニラが雑草の仲間かどうか考える前提として、
まず雑草の定義を確認しておきましょう。

wikipediaによると

雑草(ざっそう)とは、人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物のことである。

転じて、重視されないがたくましい存在、悪く言えばしぶとい存在として、比喩に用いられる。
引用元:wikipedia

となっています。

つまり、雑草とは私たち人間が増やそうと肥料を与えたりとか
水やりとか、他の植物を減らしたりとか、土壌を改良とか
あえて頑張らなくても、自然に勝手に増えていく植物のこと
ですね。

ですので、その植物が薬草であり、
すごく私たちの健康に有益であっても
すごくきれいな花を咲かせたとしても
その植物が人間が手を加えなくても勝手にどんどん増えるのであれば
それは立派な雑草といえます。

ではハナニラは雑草の定義にあてはまるのでしょうか?

アルゼンチンアルゼンチン

ハナニラは明治時代にアルゼンチンから観賞目的で
輸入されたのだそうです。
そりゃそうですよね。
ハナニラってきれいな花を咲かせますから。

観賞目的であえてアルゼンチンから輸入するだけの価値のある植物だといえるでしょう。
ただ、ハナニラは繁殖力が強い植物でもあります。

ハナニラ

しかもハナニラは日本の風土にあっていたようです。
ハナニラのもともとの繁殖力もあって、
どんどんどんどん自然に増えていったんです。

最初は鉢にハナニラを植えたりとか、
公園にハナニラを植えたのでしょう。
でも、ハナニラは繁殖力が強いので、
周囲にどんどん増えていくわけです。

ハナニラ

つまり、人間があえて酸性の土壌にしようとか、
腐葉土を加えようとか、害虫を駆除しようとかしなくても
ハナニラは自然に勝手に増えて、
いまや、道を歩いていても3月ころであればハナニラのきれいな花が見えるため
雑草の定義にあてはまるといえます。

よってハナニラは雑草扱いでOKでしょう。

ここからは余談ですが、
ハナニラはハナ『ニラ』とニラの文字がついています。
ハナニラに鼻を近づけてみると、『ニラ』のような匂いがします。
また、ハナニラの葉の部分をみたら
ニラそっくりです。

そんなこともあって
ハナニラの花が咲いていない時期(花が咲く3~4月を過ぎた時期)だと
葉っぱだけになるので、ニラと間違えて食べないように注意してください。

逆に夏になるとニラの方が花を咲かせるので
これまたやはりハナニラとニラを見間違えて
ハナニラを誤食してしまう危険性もあります。

なぜならハナニラは見た目にはきれいな花を咲かせる有益な植物ですが
食べるのは有害な植物だから
です。

ハナニラを食べると腹痛と下痢を起こすこともあるといわれています。

最後にハナニラは雑草の定義に当てはまるので立派な雑草です。
きれいな花を咲かせるかどうかと雑草かどうかは関係ありません。

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