公園で子供のテニスの練習に付き合ってたら、ケイトウを発見しました。
上記画像がそのときのもので、撮影日は2021年8月22日の日曜日です。
ケイトウはアフリカといった熱帯とか亜熱帯地方が発祥で、
日本だと万葉集の時代辺りには存在していたようです。
万葉集は7~8世紀に作られた
日本では最古の歌集ですからね。
ケイトウの歴史はものすごく長いですね。
また、花といえばシモクレンみたいに花びらがあって
「いかにも花だな」ってものを想像すると思います。
⇒シモクレンの花の特徴を画像付きでわかりやすく解説
他にも
アラゲハンゴンソウなんてちょっと不気味な感じがしますけど、
いかにも花って感じですよね。
⇒アラゲハンゴンソウの花言葉と由来を花の画像付きで解説
⇒アラゲハンゴンソウとオオハンゴンソウの見分け方
でも、ケイトウの花って花っぽくないですよね。
面白い形をしています。
今回の記事ではそんな歴史が古い、花の形が面白いケイトウの育て方の中でも、
寄せ植えにフォーカスして解説したいと思います。
目次
ケイトウの育て方|寄せ植えとは?
今回の記事ではケイトウを寄せ植えする方法について解説しますが、
そもそも『寄せ植え』とは何でしょう?
寄せ植えとは一か所に2つ以上(普通はもっと多い)の植物を植えることを指します。
ただ、一か所に複数の植物を植えればいいってものではありません。
たとえば、2月くらいの花が咲くオオイヌノフグリと8月ころに花が咲くケイトウを
一緒に植えても花の見どころが違うので意味がありません。
⇒オオイヌノフグリの花が咲く季節と花言葉とその由来
また、アケビみたいにケイトウよりも圧倒的に背丈が高くなる植物と
そこまで高くならないケイトウと一緒に植えるのもよくありません。
⇒アケビの花の花言葉と由来
⇒アケビの花|雄花と雌花の違いを画像で解説
背丈が高いアケビによる、日光がケイトウに当たらなくなったら
ケイトウが育ちにくくなるからです。
この辺は光合成の勉強をすれば理解しやすいでしょう。
⇒光合成は光の強さに依存する?
⇒光合成の仕組みを図を使いながらわかりやすく解説!中学高校生物の復習
とにかく寄せ植えとは一か所に複数の植物を植えることをいうので
プランターを利用してもいいですし、庭に花壇を作ってやってもよいです。
どちらも立派な寄せ植えになります。
ただ、ケイトウの成長を邪魔するような植物(背丈が高くなるとか)は
一緒に植えない方がよいでしょう。
他にも土質がケイトウが育つ環境に適しない植物もやめたほうがよいですし、
水やりのタイミングがお互い違う植物も避けた方がよいでしょう。
片方が水をバンバン与えないといけないけど、
もう片方は水はほとんどいらない植物とか。
片方の環境を良くしたらもう片方の環境が悪くなる植物同士の寄せ植えは避けてくださいね。
ケイトウの育て方|水やり
水やりは種をまいた後から根っこがしっかりと張るまでの期間は
乾燥させないことが重要です。
こまめな水やりが大切です。
だいたい苗を植えて2~3週間くらいたって根っこがしっかりと
張ってきたようなら、その後は土の表面が乾いたタイミングで
水やりをしてください。
そのときはたっぷりと水をあたえましょう。
ケイトウの育て方|最適な場所
上記画像は公園の花壇に植えてあったケイトウです。
はっきりいうと、上記画像のような場所が最適な場所です。
どういうことか?というと
・日当たりが良い
・水はけが良い
場所でよく育ちます。
上記画像は2021年8月という真夏の炎天下の中で撮影したものですが
元気に育っていますね。
つまり、ケイトウは暑さにも強いので
あえて日陰を用意する必要もないでしょう。
事実、ケイトウを撮影した場所では日陰になるようなものは
あえて用意されていませんでしたが、枯れることなく元気に育っていましたよ。
ケイトウの育て方|土壌
たいていの植物であれば、赤玉土7に対して腐葉土3の割合で混ぜた土で
よく育ちます。
ケイトウも同じです。
ただ、上記画像を撮影した場所の土は
なんの手入れも施されていませんでした。
なので、そこまで土壌に神経質になる必要はないと思います。
とはいえ、ケイトウを育てるのに失敗している方は
赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜた土を利用すると良いでしょう。
ケイトウの育て方|肥料
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培養土にケイトウを植えている場合、
花が咲いたタイミングで液体肥料を利用しましょう。
頻度は10日に1回くらいです。
上記画像のように培養土を利用していない土壌でケイトウを育てている場合には
緩効性化成肥料を与えましょう。
ここで注意点があります。
窒素が多い肥料の与えすぎはケイトウの花が咲かない原因になります。
もし花が咲かないとかいうことがある場合には
窒素が多い肥料を使ってないか?確認してみてください。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
⇒花が咲かない原因
ちなみに窒素が多い肥料だと花が咲きにくいものの
茎や葉っぱはよく育ちます。
ケイトウの育て方|植え方
・種まきによる方法
・植えつける方法
・植え替える方法
とあります。
まず種まきから説明しますね。
ケイトウの場合、種をまいて発芽する気温は25℃くらいです。
25℃ということは種まきの時期は4月の中旬頃から6月ころの間ということになります。
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発育の障害にならないためにも
種同士が重ならないように植えてください。
また、土は草花用の培養土がおすすめです。
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タネを撒いたら上のような草花用の培養土を軽くかぶせてください。
そして優しく水やりをしましょう。
ザーっと激しく水やりをすると種が流れてしまいます。
種同士が重なったりすると、お互いが発育の邪魔をする可能性が出てきます。
ご注意ください。
うまくいけば約10日程度でケイトウの芽が出てきます。
そして2~3枚程度葉っぱが出てきたあたりから、
土の表面が乾くタイミングで水やりするようにしましょう。
さらにどんどんケイトウが育ってきて
ケイトウ同士が密集しているようなら、
適度に間引きしましょう。
次に苗を植えつける方法について説明します。
まずこちらのようなケイトウの苗を買うところから始めましょう。
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ポットに入っている苗の根っこがしっかりしているようなら
花壇や庭などに植えつけましょう。
注意点としては根っこが切れるとケイトウが枯れてしまうことがあるので
根っこを傷つけないように慎重に取り扱ってください。
そういった意味では土の中の根をほぐさないようにし
ポットから取り出したら、そのままの状態で植え付けるようにしましょう。
次に植え替えについて。
寄せ植えの場合には植え替えはほぼ必要ないかと思いますが、
ケイトウ同士が近すぎて栄養を摂り合う場合には、
根っこを傷つけない程度に、別の位置に植え替えましょう。
根っこに傷つけないようにして別の場所に植えるだけです。
ケイトウの育て方|増やし方
ケイトウは一年草です。
簡単にいうと、種を植えて育てても1年で枯れてしまう植物だということです。
こういった植物は他にアゲラタムなどがあります。
⇒アゲラタム冬越しの注意点をわかりやすく解説
⇒アゲラタムの花の特徴を画像付きでわかりやすく解説
逆に何年も育つ花もあってそういうのを多年草といいます。
ガザニアは多年草です。
⇒ガザニアは多年草?他の花と比較しながらわかりやすく解説
話をもとに戻します。
ケイトウは一年草ですから、1年で枯れてしまうわけですね。
また、ケイトウは種からでも簡単に増えます。
育てるのがそんなに難しい植物ではないということです。
さらに、花が咲いた後にできた種からも
簡単に増えます。
なので、種を取って増やすのがよいでしょう。
種を植える時期は先ほど解説した通り4月中旬あたりからです。
ケイトウの育て方|その他の注意点
ケイトウを育てる際の注意点としては
ケイトウ同士が密な状態だったら間引きするということです。
根っこが絡んだりしますし、栄養の取り合いにもなりますし、
風通しが悪くなりますから、枯れたり花が咲かない原因になります。
なので、ケイトウ同士が近い場合には間引きしましょう。
あとケイトウの花を絶対に咲かせたいということなら、
摘心(ちゃくしん)を考えましょう。
摘心とは先端の芽を摘み取ることです。
植物の一般的な原則として、先端の芽に栄養が言ってしまうという性質があります。
なので、先端に芽があるとそっちに栄養が行ってしまいます。
すると、花を咲かせるのに栄養がいかなくなり
花が咲かなくなったりするうことがあります。
先端の芽を摘み取ると、脇から芽が増え
その後、花が咲きやすくなりますよ。
それから花が咲き終わったら
花がらを放置せず摘み取りましょう。
でないと、花がらに無駄な栄養が行ってしまい、
花つきが悪くなってしまいます。
なので、花が咲き終わったら花がらを摘み取ってください。
以上、寄せ植えに限定したケイトウの育て方についての解説を終わります。