ノイバラであれば誘引によってフェンスに絡みついて伸ばすことは可能でしょう。
でもツルニチニチソウは誘引という方法を使っても
フェンスに絡みつかせて伸ばすことはできないでしょう。
でもツルニチニチソウは
つるの節目からどんどん根っこを張りながら
増えていきます。
そんなこともあって個人的には
ノイバラよりもツルニチニチソウの方が
増えすぎて困りやすい植物だと思います。
なぜならツルニチニチソウの場合、
蔓を伸ばしながら根っこを張っていくわけで
そう簡単に除去することはできないでしょう。
しかも根っこから水分や窒素を吸収して窒素同化し
自分の体を作っていくわけです。
⇒窒素同化の仕組みについて化学式や起こる場所などわかりやすく解説
だからノイバラみたいに空中に蔓を伸ばして増える植物より
ツルニチニチソウの方が手堅く確実に増えていくわけです。
そんなこともあってツルニチニチソウはユキヤナギと同様
自宅の庭に植えてはいけない植物として有名です。
ツルニチニチソウは植えてはいけない植物かもしれません。
でも知らぬ間に自宅の庭でツルニチニチソウが勝手に生えてきて
増えすぎて困っている方もいるでしょう。
そこでこの記事ではツルニチニチソウが増えすぎて
困っている方に向けて対処法を解説したいと思います。
目次
ツルニチニチソウが増えすぎた場合に知っておくべきこと
ツルニチニチソウが自滅することを期待しないこと
「ツルニチニチソウが増えすぎて困ったな」
と思ったときに、「放っておいたらいつか自滅して消えていくんじゃないかな」
って思わない方がよいです。
まずツルニチニチソウは多年草でしかも常緑性のある植物です。
どういうことか?というと
多年草というのは1年で枯れないよってことです。
なので1つの株が何年にもわたって存在し続けます。
しかも常緑性があるというのは冬になっても葉っぱが枯れないってことです。
何がいいたいか?というとツルニチニチソウは
冬になっても枯れませんし
来年も同じ株が元気に花を咲かせるってことです。
しかも
・寒さに強い(耐寒性がある)
・日陰でも元気(耐陰性がある)
・寒さに強い(耐寒性がある)
です。
ツルニチニチソウは向かうところ敵なし状態ということです。
なので放っておいて自滅するような弱い植物ではありません。
だからツルニチニチソウが増えすぎて困っているなら
何らかの手段が必要だということになります。
ツルニチニチソウの蔓(ツル)が恐ろしい
ツルニチニチソウの蔓は恐ろしいです。
土の中に存在する根っこから新しい蔓が伸びだすこともあります。
また、ツルニチニチソウを駆除しようと
蔓を切り落としたとしましょう。
落ちた蔓が根付いて新しい株として増えるってケースもあります。
だから挿し木や挿し芽でツルニチニチソウを増やしたい方にとっては
朗報でしょうけど、駆除したい方にとってはつらい話になるでしょうね。
ツルニチニチソウが増えすぎた場合の対処法
剪定
では増えすぎたツルニチニチソウ。
どうすればよいでしょうか?
とりあえず切って短く小さくしていくしかないでしょう。
ツルニチニチソウはつるから根っこが出て増えていきます。
だから切り落とした蔓はゴミ袋に入れるなどして
絶対に地面に落とさないように注意してください。
そして出たゴミはあなたが住んでいる地域の
条例や自治会の方針にしたがって捨てるようにしてください。
もしツルニチニチソウを全滅させたくないようであれば
増えすぎないように切る量をコントロールしましょう。
除草剤
「もうツルニチニチソウなんて見たくもない!」
という方は除草剤を使いましょう。
グリサホート系の除草剤がよいでしょう。
おすすめの除草剤はこちらです。
⇒エイトアップ 500ml
ただ自宅に愛犬を飼っている方の場合、
除草剤を使えないかもしれません。
その場合は土を深く掘って根っこからツルニチニチソウを除去するしかありません。
ツルニチニチソウは蔓を伸ばしながらどんどん根っこを伸ばしていきます。
なので全滅は難しいかもしれません。
でも根気強く続けていけば数年がかりで絶滅も不可能ではありません。
頑張ってください。