見た目がちょっと不気味なムラサキゴテンですが、
ちょっとした毒性を持っています。
⇒ムラサキゴテンの毒性について英語文献を翻訳しながらわかりやすく解説
でも、花言葉は意外とポジティブです。
⇒ムラサキゴテンの花言葉と由来
こんな感じのムラサキゴテンですが、
今回の記事ではムラサキゴテンの花の特徴について解説します。
ムラサキゴテンは見た目からして
どう考えても日本原産の植物ではないわけですが、
実際、メキシコ東部の沿岸地域が原産地です。
それからムラサキゴテンは常緑性です。
常緑性を理解するために、反対の言葉を知っておきましょう。
常緑性の反対は落葉性です。
落葉性というのは1年以内に葉っぱが枯れてしまうものをいいます。
簡単にいうと冬になったら(寒くなったら)葉っぱの色が茶色く枯れるものを落葉性といいます。
逆に常緑性は1年以上葉っぱが茶色く枯れないものをいいます。
ムラサキゴテンは常緑性なので、冬になっても葉っぱが枯れません。
もちろん花は後で解説しますが、1年中咲いてませんよ。
メキシコ原産のムラサキゴテンですが、日本には1955年にやってきたそうです。
あと、ムラサキゴテンは漢字で書くと紫御殿と日本語表記です。
メキシコ原産なので、別名もあります。
・パープルハート
・セトクレアセア
です。
ちなみにムラサキと名前のつく植物には
ムラサキカタバミ、ムラサキツメクサなどありますが、
ムラサキゴテンほど葉っぱの色が紫色をしている植物は他にないかもしれません。
上記画像がムラサキカタバミです。
⇒ムラサキカタバミを駆除する方法3選
上記画像はムラサキツメクサです。
⇒ムラサキツメクサの花言葉と由来
⇒ムラサキツメクサ(アカツメクサ)に似てる花は?
では本題に入っていきましょう。
ムラサキゴテンの花の特徴
上記画像は2021年8月下旬に撮影したものですが、
ムラサキゴテンの花が咲く時期(花期)は6月頃から11月くらいまでです。
紫色の茎や葉っぱの先にムラサキゴテンの花が咲きます。
しかもムラサキゴテンという名前なのに花の色はピンクです。
見た目の奇妙さという意味でムラサキゴテンとにてる花は
シロタエギクかなと個人的には感じています。
⇒シロタエギクの花言葉と由来
⇒シロタエギクが伸びすぎたらどうしたらいい?
それからムラサキゴテンの花びら(花弁)の数は3枚です。
花弁が3枚というのは珍しいと個人的には感じています。
例えば、カタバミの花弁は5枚です。
⇒黄色いカタバミの花の特徴(画像付き)
ネモフィラの花弁数も5枚です。
⇒ネモフィラの花の大きさは?他の植物と比較してみた
ちなみにそもそも花弁(花びら)が退化して、
一見、花びらに見えるけど実は萼という植物もあります。
アネモネです。
⇒萼とは?花弁との違いをわかりやすく解説
⇒アネモネの花の特徴(画像付きで解説)
話を元に戻します。
ムラサキゴテンの花は朝開いて夕方にしぼみます。
それからムラサキゴテンの花径(花の大きさ)は約2㎝です。
ネモフィラの花径も約2㎝でムラサキゴテンと同じくらいの大きさです。
⇒ネモフィラの花の大きさは?他の植物と比較してみた
それからムラサキゴテンの花の色はピンク色ですが、
他にピンク色の花として百日草がありますが、まったく見た目が違いますね。
⇒百日草『花の中に花』とはどういうこと?
⇒百日草の花言葉に怖い意味が入っている?
他にも花梨の花もピンク色ですが、
まったく見た目が違います。
⇒花梨の花の色と花の特徴を画像付きで解説
⇒花梨(カリン)の花の花言葉は?
それから上記ムラサキゴテンの花をご覧ください。
花の中心には黄色い葯が6つあって
花糸には細かい毛が生えていますね。
「雄しべや葯ってどこにあるの?」
という方は上記画像と以下の記事をご覧ください。
⇒雄しべの先端部分の名前は?役割は?
それから花糸は上記画像をご確認ください。
また花糸、雄しべについて詳しくはこちらをご覧ください。
⇒雄しべの先端部分の名前は?役割は?
最後にムラサキゴテンの花は昼ころには萎んでしまうため
一日花に分類されますが、紫色の葉っぱや茎の存在感はすごいですね。
ムラサキゴテンを育ててみたい方はこちら
⇒ムラサキゴテン 10.5cmポット 1本【1年間枯れ保証】【下草】