犬と散歩していたら、セキチクの花を発見。
セキチクって石竹と書くのですが、
あまり聞きなれない名前かもしれませんね。
セキチクはナデシコという花と同じナデシコ科の花です。
セキチクとナデシコはかなり見た目が似ています。
だから見分けるのが難しいです。
⇒セキチクとナデシコ(撫子)の違い
今回の記事ではセキチクの花の特徴を
わかりやすく解説していきたいと思います。
セキチクの花の由来は?
セキチクは漢字で書くと『石竹』と書きます。
どうしてこんな名前になったのでしょう?
上記動画をご覧ください。
石垣(石だらけの場所)で竹の葉っぱみたいな葉をつけてセキチクの花が咲いていますね。
セキチクの葉っぱはこんな感じで竹の葉っぱみたいです。
『石』だらけの場所で『竹』の葉っぱみたいなのところから
セキチク(石竹)という名前になったといわれています。
セキチクらしさとでもいうのでしょうか。
竹の葉っぱみたいな葉の形はセキチクの特徴の1つですね。
実際問題、なかなかこんな石だらけのところで
すくすくと育って花を咲かせる植物ってあまりありませんからね。
だから名前の由来になってもおかしなことではありません。
たとえばケイトウ。
おもしろい形の花を咲かせますし、真夏の炎天下に花を咲かせます。
真夏になると民家の入り口付近でケイトウをよくみかけます。
でも、ケイトウの花が石垣みたいな石だらけの場所で咲いている姿を見かけたことがありません。
⇒ケイトウの種類一覧(画像付き)
普通、土だらけの場所の上で植物は育つものですからね。
ちなみにセキチクは中国が原産地であることから
別名『唐撫子(カラナデシコ)』です。
セキチクの開花時期はいつ?
上記画像は2021年12月中旬に撮影したセキチクの花です。
つまり、セキチクの開花時期は12月も含みます。
いろんな情報を見ていると、セキチクの開花時期は
4月から8月ころというのを見かけますが、
ストリートで経験的に記事を書いている私からすると
それはちょっと違うかなと感じます。
私は獣医師として日々ペットの診察をしていますが、
やはりネットの情報とリアルな診療とは治療方法がまったく違うことが多いのと同じかなと感じますね。
たとえば、犬でもかゆみがあったらアレルギーを疑いなさいみたいな記事をみかけますが、
実際は、そんなにアレルギーが多いわけではありません。
これは実際に犬の診察をしているからわかることです。
これとセキチクの開花時期の情報と同じかなと感じますね。
上記画像は2021年12月なのは間違いないので、
セキチクの開花時期は1月すぎるような真冬でもないなら、
4月あたりから12月あたりまで花が咲いていると思いますし
花が咲く可能性があると思います。
セキチクの花の特徴は?
・白
・赤
・桃
・濃桃
・赤紫
など、派手な色が多いですね。
それからセキチクの花の特徴としてリング状の班があるため、
1つの花に2色の色を見ることができるというのがあります。
あと、花の大きさ(花径)は約4㎝と
当ブログでご紹介している花の中では中程度の大きさですね。
たとえばミチバタナデシコだと花径は約1㎝とかなり小さいです。
⇒ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】
皇帝ダリアの花径は10㎝から20㎝とかなり大きいです。
⇒皇帝ダリアとダリア3つ違いをわかりやすく解説
それからセキチクの花弁数(花びらの数)は5枚です。
これを5弁花といいます。
セキチクだと花びらの数が5枚あることが分かりにくいと思うので、
同じ5弁花のノイバラの画像を見て確かめてみてください。
花びらの数を数えたら5枚ありますよね。
⇒ノイバラの花の特徴
よーく数えたらセキチクの花びらも5枚あります。
あと、セキチクの花の特徴として花の切れ込みがあります。
花の外側がギザギザになってますね。
この切れ込みはセキチクの特徴です。
これに対して同じナデシコ科のナデシコはもっと花の切れ込みが大きいのが特徴です。
つまり、セキチクの花の切れ込みは浅く、
ナデシコの花の切れ込みは深いので見分けがつきます。
それからセキチクの花の付き方は集散花序(しゅうさんかじょ)です。
集散花序とは簡単にいうと、花をつける枝(花軸といいます)の先端に花がつくのですが、
上の方でなく下の方に向かって花が咲いていくタイプのことです。
集散花序の花は他にコキンレイカがあります。
コキンレイカの詳細情報はこちらで解説しています。
⇒オミナエシに似た花一覧
セキチクの花の販売価格は?
セキチクの花は苗では売ってないことが多いですね。
たいてい種から育てることになります。
販売価格はお店によりかなりばらつきがあります。
こちらのお店の値段が一番安かったのでご紹介します。
⇒日光種苗 西洋石竹(セキチク) 0.5mL【1088】【春・秋】 【郵送対応】