前回の記事ではアネモネの毒について解説しました。
⇒アネモネの花に毒はある?
きれいな花にはトゲがあると言いますが、
アネモネにはトゲではなく毒があります。
毒は花の部分だけでなく葉っぱや茎の部分にもあるので
無理やり花や葉っぱをむしり取ったりしないようにご注意ください。
ではここからが本題です。今回はアネモネの花の特徴について説明します。
アネモネの花の特徴
アネモネは春に咲く花です。
だいたい2月から5月くらいに咲きます。
花って春に咲く花であったり、夏に咲く花が多いですが、
オオイヌノフグリみたいに2月くらいに咲く花もあります。
ちなみにオオイヌノフグリの名前の由来を知ると、
かわいそうな気持ちになるかもしれませんよ。
興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
⇒オオイヌノフグリの花が咲く季節と花言葉とその由来
なので、いつ咲く花なのか?ってのも
花の特徴を語るうえで非常に重要な情報になると勝手に思っています。
それからアネモネの花の大きさ(花径)ですが、
直径でいうと4㎝くらいから10㎝程度です。
当サイトで解説している花でいったら普通から大きめくらいに当てはまるかなと思います。
たとえば、以前解説したタチアオイですが、
タチアオイの花径は8㎝前後です。
⇒タチアオイの花・葉・その他の特徴
それから花の中に花があるといわれるアラゲハンゴンソウの花径は7㎝前後です。
⇒アラゲハンゴンソウとオオハンゴンソウの見分け方
次に小さな花ですが、ネモフィラの花径は2㎝前後しかありません。
⇒ネモフィラの花の大きさは?他の植物と比較してみた
「花径なんて花の特徴になるの?」
と思った方も中に入るでしょう。
たとえば、ケイトウなんて花径の調べようがないでしょう。
⇒ケイトウの育て方(寄せ植えの場合)
こういった花径を調べられない花があるわけです。
しっかりと花の大きさがわかるアネモネは
他の花と区別するために重要な要素になると思います。
それからアネモネにはいろんな品種があります。
・一重
・八重
・矮性種
などいろいろあります。
それからアネモネは花茎の先っぽに花を1つ咲かせるのも特徴ですね。
次に上記画像をご覧ください。
花弁(花びらのこと)みたいに見えるのは萼片(がく片)といいます。
アネモネの場合、花弁(花びら)は退化してしまっています。
それから中心に雌しべがあって、
周りに雄しべがあるというのもアネモネの特徴です。
萼(萼片)についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒萼とは?花弁との違いをわかりやすく解説
雄しべと雌しべの場所など、さらに具体的に知りたい方はこちらの画像をご覧ください。
他にも雄しべの雌しべの違いはこれらの画像を見てください。
こちらはノイバラの雌しべです。
こちらはノイバラの雄しべです。
詳しい解説はこちらをご覧ください。
⇒雄しべの先端部分の名前は?役割は?
他にも
ヒペリカムヒデコートの記事をご覧いただけると雄しべと雌しべの違いが分かると思います。
⇒ヒペリカムヒデコート(ヒドコート)画像(花の特徴も解説)
元の画像を見て、「あぁ、なるほどと思っていただけるとうれしいです」
最後にアネモネは高温に弱いです。
だから春に花が咲くのでしょう。
夏に咲かないということです。
花は昼間に咲きますが夜には閉じるということを数日繰り返し、
最終的に咲きっぱなしになるという特徴もあります。
以上で解説を終わります。