この記事では互生とは何か?
画像を使いながらわかりやすく解説していきます。
もちろん、実際に互生の植物の画像もお見せしていきます。
互生とは?
互生とは葉っぱの付き方を示す用語で
茎の節に1枚の葉っぱが互い違いについているものをいいます。
ちなみに節というのは茎から葉っぱが生えている部分をいいます。
節と節の間は節間といいます。
節はたいていちょっとだけ膨らんでいます。
なので、節と節間で比べたら、節の方がちょっと膨らんでいる分だけ太いです。
ちょっと応用ですけど、
植物の解説で3節みたいな文字を見たことがあるかもしれません。
その場合、一番最初の本葉を1節目として考えます。
ここは共通認識です。
ですから、この1節目から数えて3つ目の節が3節となります。
先ほど互生とは葉っぱの付き方を表す用語といいました。
・輪生
・対生
・互生
などがあります。
動物でもそうですけど、植物だって
進化の過程で寒さや暑さ、危険生物などから身を守ることができたものだけが
令和3年現在存在しているわけです。
互生、輪生、対生だってそうです。
植物も葉の付き方を工夫して生き残ってきたわけですね。
互生のメリットとは?
ではどうして互生として生き残る植物があったのでしょうか?
メリットがあるからですね。
互生のメリットはなんでしょう?
簡単にいうと、互い違いに葉っぱがつくことで
隣の葉の陰になりにくいわけです。
植物というのは光合成をしながら成長しているわけです。
動物だったら水を飲んだり食べたりして成長するわけですが、
植物は太陽の光を浴びて光合成をしないと成長できません。
ですから互生という葉の付き方でちょっとでも他の葉っぱと
被らないようにして、太陽の光をもらうことで
光合成して枯れないようにしているわけです。
互生の植物一覧
・ヤマハギ
・ヤマブキ
・リキュウバイ
・シキミ
・モミジバフウ
・ブラシノキ
・ヤマハギ
・シロバナサクラタデ
・ヤマグワ
・ウメモドキ
・ヨメナ
などがあります。
互生と対生の違い
よく「対生と互生って何が違うの?」
と疑問に感じている人をみかけます。
対生というのは茎の同じ位置から両側に向かって葉が出ているものをいいます。
別の言い方をしたら対生というのは茎を中心にしてみたら
葉っぱが左右に向かい合って生えているものをいいます。
互生は茎から互い違いなので、茎の両側で見ると同じ位置から葉は生えていません。
ここが対生と互生の最大の違いです。
・ベルガモット
・トチノキ
・キンシバイ
・アサノハカエデ
などがあります。
⇒キンシバイの葉の特徴とビヨウヤナギの葉の違いを画像付きで解説
以上で互生についての解説を終わります。