ヨメナは、キク科の多年草ですが
道端には、ヨメナに似ている花たちにたくさん出会います。
ヨメナの見分け方については、以前ご紹介していますので、
下記をご覧ください。
ヨメナは、中部地方以西から九州、四国まで広く分布する野菊で、
山野の湿った場所や、道端などでもよく見られます。
高さが0.5~1.2mほどで、地下茎で繁殖し
枝先に青紫色の花が咲きます。
早春の若芽は、食用になるヨメナの葉。
新葉を熱湯で茹でてお浸しにしたり、天ぷらにしても食べられます。
若芽が食用になることから、和名が『嫁菜』になったという説もあります。
牧野植物図鑑には、「この類の中ではもっとも美味しい」と書かれているそうです。
そこで、今回はヨメナの葉についてご紹介します。
ヨメナの葉の特徴について
ヨメナの葉は、互生し長さは8~10cmほど。
「互生」(ごせい)は、植物の葉のつき方の種類の1つです。
樹木の葉のつき方としては
・輪生
・対生
・互生
などがあります。
互生とは、植物の葉が、茎の1つの節に1枚ずつ互い違いにつくことを言います。
身近な植物では、ヒマワリなども互生です。
互生の葉ができる植物にはヤマハギ以外に
・リキュウバイ
・モミジバフウ
・ブラシノキ
・ヤマハギ
などがあります。
⇒リキュウバイの葉の特徴は?
⇒モミジバフウの画像集|カエデとの違いは?
⇒ブラシノキの葉の特徴とは?
茎の下部に付く葉は、卵状長楕円形で葉柄があり、粗い鋸歯があります。
また、茎の上部に付く葉ほど細長くなり、葉柄は短いかなくなり
鋸歯も小さくなります。
葉の縁には微毛があり、
葉の表面はやや光沢があってなめらかで、毛はほとんどありません。
今回は、ヨメナの葉の特徴についてご紹介しました。