植物にはいろんな性質がありますよね。
例えば植物は動物みたいに動き回れないというのは有名でしょう。
ただどんなことでも原則と例外があります。
例外としてハエトリグサがあります。
自分で動いて虫を捕まえます。
他にも植物は太陽の光で光合成できますが動物にはできません。
だから光の向きに植物は成長するという性質があります。
特に光の向きに成長するという植物の特性などが関係して
庭に植えてはいけない植物があります。
今回解説するユキヤナギも庭に植えてはいけない植物だといわれています。
この記事ではなぜユキヤナギを庭に植えてはいけないのか?
理由を5つご紹介したいと思います。
なぜ植えてはいけないか?理解した上で
それでもユキヤナギを庭で植えてみたいなら
植えたら良いと思います。
目次
ユキヤナギを庭に植えてはいけない5つの理由とは?
ユキヤナギを庭に植えてはいけない理由は5つあります。
これから解説しますが、ざっくりいうと
ユキヤナギの特徴と噂が庭に植えてはいけない理由になっています。
理由(1)どんどん大きく成長して邪魔になる
ユキヤナギは高さ的には150㎝くらいの低木です。。
人間の身長程度の高さまでしか伸びないということです。
そんなに高くなりません。高さ的な問題はないということです。
確かにユキヤナギは縦には伸びない。
でも、上の画像のように横にはどんどん伸びます。
もちろん定期的に剪定すれば横に伸びすぎるのを防止できます。
でも剪定を怠るとどんどん横に伸びるわけです。
しかも放っておくと幹も太くなります。
だから隣の庭先に枝が入り込む可能性があります。
また隣の庭にユキヤナギの花が大量に落ちて近所とトラブルになる可能性もあります。
ユキヤナギが横に伸びすぎて苦労した人が
そのときのつらい体験談を知人に話すこともあるでしょう。
その話を聞いた知人がまた知人に話すかもしれません。
その噂が出回るわけです。
そんな流れでユキヤナギを庭に植えてはいけないという話が出回っている可能性もありますね。
理由(2)初心者だとお金がかかる
ユキヤナギは縦には150㎝くらいしか伸びない
⇒でも、ユキヤナギは横にどんどん伸びる
⇒剪定しないと隣の庭にまでユキヤナギの枝や花が侵入
⇒近隣住民に迷惑をかける
⇒だからユキヤナギを庭に植えてはいけない
ということです。
理由(1)で解説したように
剪定すれば隣近所に迷惑をかけません。
逆に自分で剪定することができない方だと
プロにお願いするしかありません。
・剪定が慣れてない
・そもそも剪定する道具を持ってない
・剪定する時間がない
などが考えられます。
そこでプロにお願いすることになるわけですが・・・
ただプロは無料ではやってくれません。
お金がかかります。
ということでいろんな事情で
横に伸びたユキヤナギの剪定できない場合もあるでしょう。
そんな場合には隣に迷惑をかけないためにもプロにお願いしないといけません。
となったらそれ相応とお金がかかるということです。
だから「ユキヤナギを庭に植えるのをやめよう」
と思う方もいるでしょう。
理由(3)害虫
どんな植物にも害虫がつくことはあります。
もちろんユキヤナギにも害虫がつきます。
ユキヤナギにつく害虫として『ユキヤナギアブラムシ』が有名です。
しかもユキヤナギアブラムシはてんとう虫のエサになります。
だからユキヤナギアブラムシのいるところにてんとう虫がわんさかやってきます。
ユキヤナギアブラムシとてんとう虫などの虫が大嫌いな人にとっては
不気味な光景に見えるでしょう。
他にもユキヤナギにつきやすい害虫にカイガラムシがいます。
ギッシリユキヤナギについたカイガラムシを見たら
昆虫が大丈夫な人でも寒気がするかもしれません。
そういう経験があったり、そういう情報を知っている方にとっては
ユキヤナギを庭に植えたくないという気持ちになるのは当然のことでしょう。
逆に害虫がギッシリついている姿を見ても
寒気がしないなら大丈夫かもしれません。
でも隣の家に迷惑をかけるかもしれませんが・・・。
理由(4)掃除が大変
理由(3)で述べたように
害虫が気持ち悪いというのがありますが、
さらにその害虫が隣の家に落ちて迷惑をかけるかもしれませんね。
また、上記画像のようにユキヤナギは3月頃、
いっぱい花を咲かせます。
その花は次第に落ちます。
庭に植えているのなら掃除が必要になりますね。
もし隣の家の庭に花が落ちたなら
「すみません、落ちた花の掃除をさせてもらっていいですか?」
みたいな交渉が必要になるかもしれません。
またユキヤナギは秋になると葉っぱが紅葉した後
地面に落ちます。
その落ちた葉っぱの掃除も必要になります。
いろんな意味で面倒くさいですよね。
だからユキヤナギを庭に植えたくないという方がいるわけです。
理由(5)縁起が悪いという説
「ユキヤナギは縁起が悪いから庭に植えてはいけない」
という方がいます。
実際、ユキヤナギの花言葉に怖い意味が含まれているんじゃないの?
みたいな話をされる方もいます。
なので当ブログでも記事にしているくらいです。
⇒ユキヤナギの花言葉と由来に怖い意味は含まれている?
でもこれは完全な誤解です。
「誤解って何のこと?」
と思った方もいるでしょう。
どんな誤解かというと
ユキヤナギって漢字で書くと『雪柳』と書きます。
このように書くと『柳』の仲間かな?
って思いませんか?
そして柳って縁起が悪い植物として有名です。
なぜ柳を植えると縁起が悪いのか?
身内に病人が出たり家族の仲が悪くなったりするからだといわれています。
そんなことから柳って縁起が悪い植物だと言われていますが・・・
ただ、柳箸(やなぎばし)ってご存じですか?
結婚式などお祝いの場所で箸が折れたらそれこそ縁起が悪いです。
だからしなやかで折れにくい柳の木でできた箸(柳箸)を
お祝いの場所で使うことがあります。
なので柳は縁起が悪いわけではありません。
逆に縁起が良い植物だということもできます。
しかもユキヤナギはバラ科の植物です。
ヤナギが属するヤナギ科の植物ではありません。
そういった点からも雪柳と柳がついているから縁起が悪いということはできません。
以上がユキヤナギを庭で育ててはいけない5つの理由でした。
参考にしていただけるとうれしいです。
続いてユキヤナギの花言葉について解説します。
⇒ユキヤナギの花言葉と由来に怖い意味は含まれている?